トルクレンチ・クロスレンチの違いが知りたいんだけど。どんな違いがあるの?選ぶならどっちがいい?活用法は?
以上のような疑問にお応えします。
✅選ぶならどっちがいいか知りたい
✅それぞれの活用法が知りたい
この記事では、タイヤ交換をする上で知っておきたい。トルクレンチ・クロスレンチの違いについてご紹介します。
どんな違いがあるのかを事前に知っておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、実際にタイヤ交換で役立てることが出来ます。
また、記事の後半ではそれぞれの活用法についてもご紹介しているので参考にしてみましょう。
まずトルクレンチ・クロスレンチってなんぞや?という方は以下を先に読んでおきましょう。
トルクレンチ・クロスレンチの違い
まず初めにトルクレンチ・クロスレンチの違いについて見ていきましょう。
締め付ける・緩める工程があるかどうか
1つ目は締め付ける・緩める工程があるか
どうかになります。
名前だけ見ればどちらもレンチがつくので同じに思えますが…
・トルクレンチはトルクをかけることしか出来ない
片方は締め付ける・緩める両方が出来ますが、トルクレンチに関しては緩める工程が出来ないので注意しましょう。
トルクをかけられるかどうか
2つ目はトルクをかけられるかどうかです。
先程とは逆に
・クロスレンチはかけられない
クロスレンチは締める工程があるので締め
付けるだけなら出来ますが…
トルクレンチのように事前に数値を設定して決められた値にトルクをかけることはできません。
なので、あくまでトルクをかけるのはトルク
レンチという事を覚えておきましょう。
選ぶならどっちがいい?
続いて作業で選ぶならどっちが
いいのかについて。
基本的にはクロスレンチ
どちらか一方で言うならクロスレンチが
おすすめです。
理由は
・緩める工程どちらもできるため。
クロスレンチがひとつあれば、タイヤの脱着から装着まで一通り作業をすることが出来ます。
そのため、どちらか一方で言えばクロスレンチということになります。
2つを組み合わせて使うのもあり
とはいえトルクレンチも作業によっては便利なパーツなので、組み合わせて使うのも一つの手です。
たとえば
レンチで済ませる。
締めつけまで終わったら、最後にトルクレンチで増し締めをするという流れです。
トルクレンチで増し締めをする事で、走行中にタイヤが外れる危険性を解消できます。
トルクレンチ・クロスレンチの活用法
最後はトルクレンチ・クロスレンチの活用法について。
クロスレンチは緩める・締める目的で
まずクロスレンチは緩める・締める目的
での使用がいいでしょう。
回す向きに合わせて調整が簡単に出来るので、初心者でも使いやすいです。
クロスレンチ一つがあればスピンナーハンドルのように別途でソケットを準備する必要が無くなります。
また、車を乗り換えた後にも使い続けることが出来ます。
トルクレンチは締め付け後の確認用に
逆にトルクレンチは締め付け後の確認用。つまりは増し締めとして活用するといいでしょう。
ナットを緩める工程としてはおすすめしません。
形が似てるし、緩める工程に使っても問題ないんじゃないの?
確かにやろうと思えばできるけど、緩める設計で作られていないから壊れやすくなるんだよね。
トルクレンチはあくまで締めつけを目的として作られた工具なので、緩める工程に使うと使っていくうちにトルク調整機能が壊れて使い物にならなくなります。
そのため、トルクレンチはあくまで増し締めとして活用するといいでしょう。
このように工具によって活用法があるので、上手く使い分けて作業に役立ててみましょう。
2つの違いを理解して作業に役立てよう!
以上、トルクレンチ・クロスレンチの違いとそれぞれの役立つ活用法をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・トルクをかけられるかどうか
・2つを組み合わせて使うのもあり
・トルクレンチは締め付け後の確認用に
トルクレンチ・クロスレンチはそれぞれ性能は違うものの、使い方によって役立つ工具です。
特にタイヤ交換では安全の為に2つを組み合わせて使い分けるのも1つの手なので上手く活用してみましょう。