今回お伝えするのはナンバー灯を故意に点灯させないとどうなるのか?についてです。
ナンバー灯というのは夜間に点灯させる
ことを目的とした灯火類の一つ。
当然点灯が目的なので、故意に点灯させない
行為は無灯火違反と言う違反行為になります。
違反=反則金や違反点数を引かれる場合も。
そのため、点灯問題について気をつけ
るのはもちろんですが…
違反内容や反則金・減点数についても
知っておく必要があります。
✅反則金や減点点数
✅捕まることの危険性
✅違反にならない為にできること
夜間にナンバー灯を点灯しないまま走行する行為
まず違反については無灯火違反と言う違反行為に該当します。
無灯火違反は名前の通り無灯火で走行
することによって違反になること。
無灯火違反に該当
無灯火違反になる理由としては、点灯が義務づけけられている事を怠ったことが原因。
以下205条により夜間には必ず点灯
させることが記載されています。
番号灯は、運転者席において消灯できない構造又は前照灯、前部霧灯若しくは車幅
灯のいずれかが点灯している場合に消灯できない構造であること。
運転者席において消灯できない構造⇒スイッチなどで消せないようにする。
前照灯、前部霧灯若しくは車幅灯のいずれかが点灯している場合に消灯できない構造
⇓
昼間に関してはどれも強制ではありませんが、ヘッドライトやポジションランプについては夜間の点灯が義務なので…
強制的にナンバー灯も点灯する必要があります。
そのため夜間にナンバー灯を点灯しない場合は違反に該当します。
無灯火違反は道路交通法にも記載がある
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第63条の9第2項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
【道路交通法第52条】
無灯火の内容に関しては道路
交通法第52条について記載されています。
52条は無灯火に関する事項が書かれていて、簡単にまとめると夜間に走行をする場合は、前照灯・車幅灯・尾灯その他の灯火を点灯させましょうねという事。
※車幅灯=ポジションランプ
※尾灯=テールランプ
「ナンバー灯くらい問題ないでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが…
ナンバー灯はその他の灯火に含まれます。
交通法にもあるように点灯は義務のため、
つけない事で違反になるという訳です。
また、他にも無灯火に関する違反はありますが…
今回はナンバー灯がメインなので詳しく確認したい方は以下記事を合わせて読んでみましょう。
無灯火違反の罰則
続いて気になるのは無灯火違反として
捕まった際の罰則についてです。
違反=反則金や違反点数も関係して
くるので、以下で確認してみましょう。
反則金
大型車の反則金 | 7000円 |
普通車の反則金 | 6000円 |
二輪車の反則金 | 6000円 |
小型特殊車の反則金 | 5000円 |
反則金については大型車〜小型特殊車まで
サイズによってそれぞれ変わりますが…
ほとんどの方は=普通車に該当されると思いますので、違反した場合6000円かかると言うことを覚えておくといいでしょう。
違反点数
その時の違反点数は1点の減点となります。
まとめると
・違反点数は1点減点
「たかだかナンバー灯を点けなかっただけで」と思うかもしれませんが…
先にも言ったように、夜間にナンバー灯を点灯させないこと自体が問題なので違反の対象になります。
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違反をすることの危険性
ここからは違反をすることの危険性について。
もしここまで読んでまだ軽く考えている方は、実際に起きた場合の危険性についても確認してみましょう。
確認事項は以下2つ
・逮捕される危険性
免停になる危険性
1つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は1点なので
そこまで支障はありませんが…
点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため、初心者講習に関しては省きます。
免停は○○日まで車に乗れませんと
言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
逮捕される危険性
2つ目は逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
こうなると前科がついてしまう為、今後の生活
例えば再就職などでも影響を及ぼすことになります。
そのためたかがナンバー灯の無灯火でとは言わずに、違反したらどうなるのかを考えながら今後に出来る事をしましょう。
違反をしないためにできること
間違った使い方をする以上は違反で罰則の対象になるので、安全に使う為には正しい方法を実践する事です。
これから先違反をしたくないという方は、
以下内容を実践してみましょう。
正しい使い方を理解する
まず正しい使い方を理解すること
から始めましょう。
ナンバー灯は夜間に点灯を目的とさせるもの。
夜間(日没時から日出時までの時間)に点灯すること。と記載があるので、ルールを守って使い分けましょう。
夜間走行時はナンバー灯を点灯させる
また、夜間の走行時は必ずナンバー灯を
点灯させることが大切となります。
面倒だからと無点灯は絶対にやめましょう。
夜間走行時の視界不良には影響しませんが、
違反により止められる危険性が高くなります。
簡単ではありますが、違反をしない為に出来ることもあるので今後の為に覚えておくと良いでしょう。
記事のまとめ
以上、ナンバー灯を点灯させない
まま走行する行為について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法にも記載がある
大型車の反則金 7000円
普通車の反則金 6000円
二輪車の反則金 6000円
小型特殊車の反則金 5000円
違反点数
違反点数は1点
逮捕される危険性
夜間走行時はナンバー灯を点灯させる
記事でもわかる通り、ナンバー灯を点灯させない走行は【無灯火違反】に該当します。
一見すると「たかだかそんなことで?」と
思う方もいるかもしれませんが…
無灯火違反になると違反点数の減点や反則金の支払い等が課されます。
その際に違反点数によっては免停。反則金の
支払いを無視すれば逮捕と言うケースも考えられます。
道路交通法で決められている以上は違反になってしまうので、運転をする以上は違反の対象にならないように心がけをしましょう。
他にもナンバー灯の違反内容が知りたい方は以下を参考にしてみましょう。