カーテシランプの後付けに必要な配線を取る2つの方法と電源の簡単な探し方

灯火類
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カーテシランプを後付けしたいんだけど、どうやってとればいいんだろう。

このような事をたまに聞くことがあります。

一般的にカーテシランプと言えばドア
ポケットなどに取り付けられたランプの事。

ドアの開閉に合わせて点灯/消灯をするもので、
ドアを開けた際に点灯する事で足元を照らして見やすくします。

そんなカーテシランプですが…

OP(オプション)設定なことが多く純正で取り付けられることがあまりないため、もしほしい場合は新しく作る必要があります。

ただいざ作るといっても、どこから配線を取ればいいのかわかりませんよね?

そこでこの記事では、後付けに必要な配線を取る2つの方法と電源の簡単な探し方について詳しくお伝えしていきます。

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カーテシランプ用の線を取る2つの方法

まず、タイトルにある【カーテシランプ線を
取る2つの方法】について。

方法としては

・ドアカーテシ線から取る
・ルームランプから取る

2つがあります。

ドアカーテシ線から取る

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1つ目はドアカーテシ線から取る方法です。

あんまり聞かないんだけど、ドアカーテシ線てどこの配線?

ドアを開いた時に黒いポッチみたいの(矢印)が見えると思うけどそれの事だね。

矢印の部分がスイッチの役割をしていて、押されると電気が遮断されてOFF状態。

離れる(ドアを開ける)と接点が繋がって電気が流れる仕組みです。

イメージとしてはエーモンのプッシュスイッチ(3211)と同じ構造ですね。

プッシュスイッチは画像のような構造

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プッシュスイッチの場合は、押し込んでる間だけ接点が繋がり電気が流れる。

離すと接点が遮断されてOFF状態になる。

実際はスイッチのON/OFFが逆なんですが、流れとしてはプッシュスイッチをイメージするといいでしょう。

ルームランプから取る

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2つ目はルームランプから取る方法です。

ルームランプ=ON/OFFの切り替えだけの
イメージかと思いますが…

実際は中間にdoorがあるので、合わせておくとドアの開閉に合わせて電気が流れます。

配線はドアカーテシと同じくマイナスコントロール線ですね。

ただし、車種によってはプラスコントロール
線の場合もあるので注意しましょう。



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2つの電源の違いについて

電源についてはわかったけど、この2つってどっちをとっても同じ電気なの?

線自体はマイナスコントロールだから同じだけど、取れる範囲が違ってくるね。

ドアカーテシ線は開けたドア1箇所に連動する

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ドアカーテシ線は開けたドア1箇所に連動する
仕組みになっています。

例えばA〜Dまでドアがあったとして…

Aのドアを開いた場合、反応するのはAに
流れている配線だけです。

BのドアならB。CのドアならC。DならDと
個別にしか電気は流れないことになります。

つまりは単体の電気が欲しいならカーテシ線
がおすすめという訳ですね。

ルームランプはどのドアを開けても全部が反応する

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逆にルームランプはどのドアを開けても全部が反応することになります。

例えばA〜Dまでドアがあったとして…

Aのドアを開いた場合、反応するのはA〜Dに
流れている配線全てです。

仮にほかのドアが閉まっていても同じ電気が
流れていることになるので、

ほかのドアに関係なく反応するという訳ですね。

なので、どのタイミングでそれぞれ光らせたいのかは事前に知っておく必要が有ります。

電源の探し方

続いて気になるのが電源の探し方です。

電源と言えど1本だけでは無いため、どの配線が目的のものなのかというのは分からないですよね?

そこで以下で詳しく解説していきます。

電源を探すなら検電テスターが最適

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まず、電源を探すなら検電テスターを
使うのが最適です。

検電テスターは本来電気の流れを見ることが出来るので、上手く活用出来れば調べることができます。

マイナスを調べる方法で簡単に見つかる

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とはいえ、ただ闇雲に調べるだけではマイナスコントロール線は調べられません。

マイナスコントロール線はそもそもがマイナスなので、通常の調べ方では反応しないでしょう。

ならどうすればいいの?

マイナスを調べる方法に切り替えればいいんだよ。

そう。普通の調べ方では調べられないなら、
プラスと逆の方法をすればいいだけです。

簡単に言えば画像の方法ですね。

①は通常の調べ方
②はマイナスを調べるやり方

マイナスコントロールはドアを
閉めた時にマイナス。

開けた時にプラスの電気に切り替わるので…

開けた状態でテスターが反応したマイナスが
コントロール線。

つまりはカーテシ線ということになります。

実際の取り方については、【ルームランプからドア連動(マイナスコントロール)配線を探す手順と方法】を参考にしてみてください。

ルームランプからドア連動(マイナスコントロール)配線を探す手順と方法
ドア連動配線でお悩みの方は必見!この記事では、車のルームランプからドア連動(マイナスコントロール)配線を探す手順と方法を解説しています。ドア連動=足元照明やドア下LEDのカスタムに役立てることができるので、ぜひ方法を覚えてみましょう。

調べ方をマスターすれば他にもこんなことにも使える!

また、電源の探し方をマスター出来れば

・足元照明
・ラゲッジランプ

2つの取り付けの際にも約立ちます。

足元照明

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足元照明(フットランプ)は足元を照らすための照明で、オプション設定などでよく使われる
パーツです。

昼間は控えめに。夜は明るく照らして高級感のある見た目に。という方におすすめです。

基本的にルームランプに連動するので、Doorにセットすればドア開閉連動。

OFFにしておけばフットランプも点灯しないので気分で調節できます。

ラゲッジランプ

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ラゲッジランプは、ミニバンなどで使われる
トランクルームにあるランプですね。

目的としては、夜間の荷物を取る際に周囲を
照らしてものを取りやすくします。

同じくルームランプ連動になるので、
Doorにセットすればドア開閉連動。

OFFにしておけばラゲッジランプも点灯しないので気分で調節できます。

このように使い方次第でカスタムの幅も広がるので、覚えておいて損は無い内容です。

正しい方法を理解して自分でも電源が取れるようになりましょう!

以上、後付けのカーテシランプ線を取る2つの
方法と電源の簡単な探し方を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

カーテシランプ線を取る2つの方法
・ドアカーテシ線から取る
・ルームランプから取る
電源の探し方
電源は検電テスターで簡単に探せる
調べ方をマスターすれば他にもこんなことにも使える
・足元照明
・ラゲッジランプ

後付けカーテシランプ=電源を探すのが
難しそうと思う方もいるでしょう。

ですが、今回のように正しい方法と探し方を理解出来ればDIYでも簡単にとる事ができます!

また、電源が取れるようになることで他の電装品増設にも役立つので是非この機会に覚えてみましょう。

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