接続コネクター3328をカスタムで使いたいんだけど。使うためには配線とつなげる必要があるらしいけど、どうやってつなげればいいんだろう。
このような疑問をたまに聞くことがあります。
確かに接続コネクター3328と言えば、カスタムで使う分には細線同士。もしくは細線から太線への変換が出来るので役立てるには便利なパーツです。
ですが、役立てる場合は配線とコネクターを先につなぐ必要があるため手順(つなぎ方)の流れを知ることが最優先となります。
この記事では『接続コネクター3328を作業で役立てたい。』こんな方向けに詳しくお伝えします。
接続コネクター(3328)の繋げ方の流れ
今回はつなげ方がメインなので用意する
ものは以下最小限のパーツでOKです。
STEP1:接続コネクターに配線をセットする
初めは接続コネクターに配線をセットする事から始めましょう。
配線を通す位置は矢印の穴。
奥までしっかりと差し込むことで、
途中で抜けやすくなるのを防ぎます。
STEP2:ペンチもしくはプライヤーで挟んで固定する
ペンチもしくはプライヤーで挟んで
固定していきましょう。
やり方は簡単で、真ん中あたりにペンチもしくは
プライヤーを設置し挟み込むだけです。
『カチッ』と音がするまで押し込んで固定すればOK。
片側が終わったら反対側も同じように固定しましょう。
STEP3:コネクター同士を連結させる
配線を差し込むことができたら、
最後にコネクター同士を連結させましょう。
連結の仕方については画像のようにどちらか
一方を上下回転させて差し込みます。
奥まで差し込み『カチッ』と音が
したらロックされた状態になります。
STEP4:電装品と繋いで作動確認をしてみよう
最後に電気が伝わっているのか確認のため、
実際に電装品と繋いで作動確認をしてみましょう。
今回は確認用なので
2つと繋いで確認します。
OFFの状態では反応しませんが…
ONになった時にLEDが点灯すれば電気が伝わっている事の証明となります。
確認ができれば作業は終了となります。
STEP5:作業後は確認をしてみよう
作業が終わったら確認も一緒にやってみましょう。
どんな事を確認するの?
抜けの確認や電装品の作動状況・配線のサイズだね。
作業が終わったからと言ってそれで終わりとはいきません。
何故なら配線が抜ける可能性がある為です。パッと見はつなげられていると思えても、引っ張った時に抜けるなんてこともよくある事です。
これが電気の流れていない箇所なら問題ないですが…
車体の金属部分は全体がアース(マイナス)になっているので、プラスに繋いだギボシ端子が触れた場合はショートする危険があります。
プラスとマイナスが触れる⇒ショート⇒電装品が壊れるоrヒューズが飛ぶと言う事になります。
なので、最悪の事態を防ぐためにも端子抜けの確認はしておきましょう。
また、状況に応じて電装品とつなげた
時の確認をするのもおすすめです。
つなぎ方次第では、電気の伝達がされずに電装品が作動しないという場合も出てきます。
その場で確認すればもしかして接続コネクターが
関係してるのかも?と思えますが、後回しにした場合…
・あれ?電装品作動してなくね?
・初期不良?
・アース不良かな?
など。原因がわからず電装品の不良と勘違いして再度同じものを購入してしまうなんてことも。
なので、失敗のリスクを少しでも減らす為にも
電装品の作動状況の確認を忘れずに行いましょう。
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接続コネクター3328を正しくつなげるには
ここからは接続コネクター3328を
正しくつなげるために出来る事。
正しくつなげるためには
・配線をセットする場合は奥まできっちりと
・コネクター同士の連結は正しい向きで
・他の種類の接続コネクターとは繋げない
対応サイズ以上の配線は使わない
1つ目は対応サイズ以上の配線は使わない事です。
接続コネクターにはいくつか種類がある訳ですが…
今回使う3328は細線~太線に対応したパーツです。
無理やりつなげるとどうなるの?
穴自体は入るけど、刃が配線に食い込み切れなくて接触不良の原因になるね。
本来は画像のように適した配線を使う事で
刃が食い込む⇒電気が導通する流れですが…
太すぎると赤〇の刃が食い込み切れずに被覆が
剥けない⇒電気が流れずに接触不良の原因を作ります。
そのため、実際に使う場合はサイズに適したものを使う必要があります。
配線をセットする場合は奥まできっちりと
2つ目は配線をセットする場合は奥まで
きっちりと差し込んで固定すること。
奥まで行き渡らないと配線が抜けやすくなる
ので、必ず固定する前に確認をしましょう。
コネクター同士の連結は正しい向きで
3つ目はコネクター同士の連結は正しい向きで行う事。
一般的にコネクターと言えば同じ
向き同士で連結するイメージですが…
接続コネクター3328は同じ向きでは連結が出来ないので、片方が上向きならもう片方は下向きというように繋げましょう。
他の種類の接続コネクターとは繋げないこと
4つ目は他の種類の接続コネクターとは繋げないこと。
接続コネクターには
・接続コネクター3330
・接続コネクター3331
3種類がありそれぞれサイズや形状が異なります。
そのため一般的には種類が異なるものは
取り付けることができません。
無理に取り付けようものなら接続部が壊れる事にもなりかねません。
なのでもし正しくつなげたい場合は種類ごとに合わせてつなぐようにしましょう。
正しくつなげてカスタムに役立てよう
以上、接続コネクター(3328)をつなげるやり方を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
STEP2:接続コネクターに配線をセットする
STEP3:ペンチもしくはプライヤーで挟んで固定する
STEP4:コネクター同士を連結させる
STEP5:電装品と繋いで作動確認をしてみよう
・配線をセットする場合は奥まできっちりと
・コネクター同士の連結は正しい向きで
・他の種類の接続コネクターとは繋げない
記事でもわかるように、今回の接続コネクターはコネクターに配線を差し込んでペンチで固定と言う事で最短で1分程度で終わらせる事ができます。
今までならギボシ端子をかしめて電装品と
つなげる。などの手間な作業が一般的でしたが…
接続コネクター(3328)なら初心者でも簡単に繋げる事で、細線や太線(0.2や0.5sq)を使う作業で特に役立ちます。
実際に使い方次第で便利なパーツなので
場面に合わせて使い分けてみてください。
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接続コネクターについてもっと知りたいけど色々ありすぎて探すのが面倒。
こういった疑問はありませんか?
一般的に接続コネクターは調べようとしても様々あり、
そこから細かくしていくとさらに種類も増える事に…
こうなってくると『正直調べていくのが面倒』という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、項目ごとに重要な内容をまとめてみました。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先接続コネクターが元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。