トグルスイッチには端子が3つのタイプもあるって聞いたけど。2つのタイプとは何が違うの?
このように感じた事はありませんか?
一般的にトグルスイッチと言えば、
端子が2つついたONーOFFタイプのもの。
↑こんなスイッチ
ですがトグルスイッチには実は3つの端子が付いたタイプもある為、どんな違いがあって使い分けができるのか。
気になる方も少なからずいる事でしょう。
そこで今回の記事では
✅どうやって使い分けが出来るのか
それぞれ順を追って解説していきます。
トグルスイッチ2端子・3端子の違い
まずトグルスイッチがよくわからない。そんな方は先に以下内容を参考にしてみてください。
A(アンペア)数が異なる
1つ目はA(アンペア)数が異なる事。
どのくらい電気が流せるのかを表します。
この流れる電気A(アンペア)が2端子と3端子で異なります。
たとえば3303の2端子と3302の3端子を例とした場合。
・3302は15A以下
それぞれ使えるA(アンペア)数が異なります。
そのため自分の好みの量で使える訳でないので注意しましょう。
切り替えできる電装品の数が異なる
2つ目は切り替えできる電装品の数が異なる事。
2端子の方はあくまでONーOFF出来る事がメイン
なので、電装品を1つ切り替える事が出来ます。
逆に3端子の方はON-ONタイプ。
真ん中がOFFとして左右が電装品の切り替え式となります。
仕組みとしては以下の通り。
・電装品BがONの時はAはOFF
というように切り替えができます。
つまり2つの違いは切り替えできる
電装品の数が異なるという訳です。
それぞれどう使い分ければいいの?
そんなトグルスイッチですが、どうやって使い分ければいいの?と思う方もいるでしょう。
そういった方に以下、それぞれの
使い道の例を紹介します。
2端子タイプは一般的な電装品の切り替えをしたい方
1つ目として2端子タイプは一般的な電装品の
切り替えをしたい方におすすめです。
上記にも言ったように、2端子タイプの
仕組みとしてはONーOFFの切り替え式。
ONになると電装品が作動。OFFになると
電装品が遮断と言うようになります。
そのため、ちょっとした電装品の切り替え
として使いたい方に2端子タイプはおすすめです。
3端子タイプは2つの電装品をタイミングで切り替えたい方
もう一つの3端子タイプは2つの
電装品をタイミングで切り替えたい方に。
逆に3端子タイプの仕組みはONーON。
・電装品BがONの時はAはOFF
というように切り替えができます。
たとえばこんな時。
ACC電源とイルミ電源の切り替えで電装品が動くようにしたいな。
通常の方法でやろうとすると昼間などのエンジン始動中はACCに反応するだけなので、エンジンをかけた段階で電装品Aが反応。
夜間になるとイルミ電源もONになるので、電装品A・電装品B共に電装品が作動する事になります。
つまり一般的な方法では完全な切り替え式にする事が出来ないので、切り替えて使いたい人にはおすすめできません。
逆に3端子タイプのトグルスイッチを活用すれば、ACC電源で電装品A。イルミ電源で電装品Bと言うように切り替えが出来ます。
また、中間にスイッチを合わせればA・B共にOFFにする事も出来ます。
2つの電装品をタイミングで切り替えたいそんな方に3タイプのトグルスイッチはおすすめです。
私が実際に使った事のあるおすすめの方法
最後になりますが、これから紹介する方法は
私が実際に実践した方法です。
クラッチスタート解除スイッチとして
1つ目はクラッチスタート解除スイッチとして。
クラッチスタート解除スイッチって何?
簡単に言えば、クラッチを踏まなくてもエンジンスタートが出来るようになるスイッチだね。
MT車に乗っている方ならわかりますが…
本来MT車というのは、クラッチを踏みながら
エンジンスタートというのが一般的です。
ですが、クラッチスタート解除スイッチを活用すれば窓の隙間からでもエンジンスタートができます。
今回紹介した2端子と3端子なら。
ONでクラッチ無しでスタート。OFFでクラッチ踏んだ状態でスタート。
①ONでクラッチ無しでスタート。②でクラッチ踏んだ状態でスタート。③でクラッチを踏んでもエンジンスタートが出来ない。
と言うように2端子もしくは3端子で使い分けができます。
ちなみに、クラッチスタート解除スイッチについて気になる方は以下を参考にしてみましょう。
電装品をタイミングで切り替えたい時
も一つは電装品をタイミングで切り替えたい時。
上記にも言ったように
・3端子はON-ONで2つの電装品を切り替える
ONーOFFの2端子タイプは基本的に電装品を1つ切り替える。
○○電源に合わせて任意でONーOFFがしたい時は2端子。
ON-ONの3端子タイプは電装品を2つ切り替える。
電装品AがONの時電装品BはOFF。逆に電装品BがONの時電装品AはOFFのように2つの電装品を切り替えて使いたい時には3端子を。
と言うように電装品をタイミングによって切り替えたい時に使い分けています。
最終的には自分次第ですが、状況に応じて使い分けるのがいいでしょう。
2つの違いを理解してうまく使い分けてみましょう
以上、トグルスイッチ2端子・3端子の違いについてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
切り替えできる電装品の数が異なる
3端子タイプは2つの電装品をタイミングで切り替えたい方
2つの電装品をタイミングで切り替えたい時
記事でもわかるように2端子タイプ。3端子タイプの違いはA(アンペア)数や切り替える電装品の数となります。
2端子タイプは目安で8A。3端子は目安で15Aと言うように、比較的3端子の方が大きめのA数まで対応できます。
また、切り替えできる電装品の数も異なる
ので状況に応じて使い分けると最適です。
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