
ギボシ端子ってどんなパーツ?電源確保に使えるって聞くけど本当?詳しく知りたいから詳細を教えてよ。
こういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、ギボシ端子の基本構造がわかります。合わせて種類や使い方も紹介しているので参考にするだけでOKです。
✅ギボシ端子の基本構造
✅ギボシ端子の種類
✅ギボシ端子の使い方
ギボシ端子の基本がわかれば、初心者でも実践できますし、作業に役立てるきっかけになります。
私も元々は知識が全くなく、どんなパーツなのだろう?と思った経験があります。ですが、今では知識を付けた事でスムーズな作業ができるようになりました。
今回の内容は、よくある『整備士や豊富な知識がないとできないんでしょ?』という事はないので安心してください。
なのでサクっと記事を読んで、その後は知識を深めて、少しずつ実践の幅を広げていきましょう。

ちなみに、今回紹介したギボシ端子については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめだよ。
①【初心者向け】エーモンギボシ端子の基本構造と作業で使える端子の種類👈いまここ
②エーモンギボシ端子3305を選んだ感想と気になるデメリット2つ! ≫
③ギボシ端子の間違った取り付けで起こる本当に危険な2つの症状と対策 ≫
④【必要なのはこれだけ】端子類のかしめに役立つ専用パーツ2選+端子5選 ≫
⑤【絶対失敗しない】初心者も簡単に出来るギボシ端子の正しいかしめかた ≫
⑥今すぐでも作業に役立つギボシ端子のおすすめランキングBEST3! ≫
ギボシ端子とは?どんなパーツ?
ギボシ端子は電源を取るパーツ
エーモンギボシ端子は、電源を確保する際に
電源側のオスまたはメス端子と繋げることで
電気の伝達ができるパーツです。
一般的な使い方としては、
・電源を分岐する
端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれ、
条件を満たした時のみ遮断する仕組みです。
それに加えて脱着ができるので、
電装品を外す際にも便利です。
どうやって使うの?
続いてギボシ端子の使い方です。

と言っても、使い方は簡単だから難しく考える必要はないよ。
使い方1.かしめた状態のギボシ端子を準備する
まずかしめた状態のギボシ端子を
準備しましょう。
ギボシ端子は、正しくかしめる事で
電源確保に役立ちます。
ただ、かしめの時点で不良が生じると
電源が取れなくなります。
なので、正しい方法を理解してかしめるようにしましょう。
ちなみに、かしめ方については【【手順を知れば納得】初心者も実践出来るギボシ端子の正しいかしめかた】を参考にしてみてね。

使い方2.オスとメスをつなげる
次に、電源側のギボシ端子に
合わせてつないでいきます。
たとえば
・電源側がオス⇒つなぐ側はメス
というように合わせます。
この工程だけで簡単に電源の確保ができます。

ギボシ端子は、配線同士ならプラス。マイナス両方つなげるからおすすめだよ!
ちなみに外したい場合は、逆の手順で緩めればOKです。
エーモンで使われるギボシ端子の種類
そんなエーモンのギボシ端子には以下4種類があります。
・ダブルギボシ端子3307
・防水ギボシ端子3343
・防水ギボシ端子3344
・ギボシ端子3350(電源分岐ハーネス)
ギボシ端子3305
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・材質:
端子/黄銅(スズメッキ)
スリーブ/PVC
電源を確保する際に電源側のオスまたはメス端子と繋げることで、電気の伝達ができるパーツです。
さらにメリット・デメリットまで詳しく知りたい方は、【エーモンギボシ端子3305を選んだ感想と気になるデメリット2つ!】を参考にしてみてください。

ギボシ端子3307
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・材質:
端子/黄銅(スズメッキ)
スリーブ/PVC
Y型のようにストレートでギボシ端子が2つ
取り付けられる構造になった端子です。
左右にメスが1つ。反対側にオスが
ひとつなので、
オスを電源側。メスを電装品側にすることで、
2つの電装品を取りつけることができます。
さらにメリット・デメリットまで詳しく知りたい方は、【エーモンギボシ端子ダブル3307を選んだ感想と3つのデメリット!】を参考にしてみてください。

ギボシ端子3343
・使用可能電力:
DC12V車110W以下
DC24V車220W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜0.85sq
・防水性能:IPX3相当
通常の端子同様にオスとメスを
繋ぎ合わせることで、
電源側から電装品側へ電気を伝える端子です。
それに加えて防水仕様になっているので、
雨にさらされやすい
エンジンルームでも使用可能です!
ギボシ端子3344
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)1.25〜2sq
・防水性能:IPX3相当
3344は1.25〜2sq対応です。
ギボシ端子3350(電源分岐ハーネス)
・使用可能電力:
DC12V車 140W以下
DC24V車 280W以下・適合コードサイズ:AV1.25sq
・ギボシ端子用
車で使えるギボシ端子

種類についてはわかったけど、車で使う場合はどれがいいの?

それだったら6Φ・8Φ・10Φが最適だね。
車内であれば【ギボシ端子3305】【ダブルギボシ端子3307】が最適
車内に使う際には、
・ダブルギボシ端子3307
というように使い分けることができます。

どう使い分ければいいの?

単品で繋ぐのか。複数分岐するのかで使い分けるといいね。
単品でつなげる場合にはギボシ端子が最適です。
ギボシ端子はオスとメスを繋げることで、
電源側から電装品側へ電気を伝える端子です。
そのため、1つの電装品ならギボシ端子3305がおすすめです。
複数繋げる場合にはダブルギボシ端子が最適です。
ダブルギボシ端子(3307)は、名前の通り
電源側から電装品側へ電気を2か所伝える端子です。
そのため通常のギボシ端子3305に比べて、
複数の電装品の分岐に役立ちます。
エンジンルームに使う人は防水ギボシ端子がおすすめ
エンジンルームで使う場合は防水ギボシ端子が最適です。
防水ギボシ端子の性能は
・水に濡れても防水になる事
2つです。
中でも重要なのは防水仕様であること。
ここが重要です。
というのもエンジンルームというのは、
熱だけでなく雨にもさらされやすい場所です。
雨にさらされやすい=配線がぬれると
漏電の危険が出てきます。
そのためできる限り濡れないようにというのが本音です。ですが必ずしも防げるわけではありません。
『ならどうすればいいのか?』となった時に
最適なのが防水ギボシ端子(3343)です。
防水仕様と言う事で、雨にさらされても
濡れる事がありません。

実際に試してもみたんだけど、中まで水が入っていなかったから防水であることは証明されたね。
なので、エンジンルーム内であれば
防水ギボシ端子一択となります。
このように仕組みを理解した上で使い分けることができれば、ギボシ端子は使いやすいパーツと言えます。
基本を理解してギボシ端子を正しく使おう!
エーモンギボシ端子の基本構造と作業で使える端子の種類について解説しました!
今回の記事の内容をまとめると以下のとおりです。
・外したい場合は脱着ができる
・種類によって使い分けができる
以上のことを知識として覚え、是非充実した
カーライフを送っていただけたら幸いです。
ギボシ端子の基本を理解して作業に役立ててみましょう!