
水温計センサーの取り付けをしてみたいけどやり方がいまいち分からない。取り付けって自分でもできるのかな。
このような悩みはありませんか?
『これから取り付けるぞ!』と思っても、位置や手順が分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。
結論、自分で作業をする際には以下のポイントを押さえておくことが大切です。
・作業の手順を事前に覚えておく
上記の条件を満たしていれば、だれでも簡単に『水温センサーの取り付け』ができます。
本記事では、そんな水温センサーの取り付けをアタッチメントを元に6つの手順からまとめました。

水温センサー=事前にやり方を覚えておく事で、お店に依頼する時間や出費を抑える事が出来るので参考にしてみてください。
まず初めにアタッチメントとは何か?
まず初めに、アタッチメントについてわからない方もいると思いますのでご説明します。
アタッチメントとは?
アタッチメントは、アッパーホース(冷却水が流れているホース)の間に挟み込む事で水温センサーを取り付ける事ができる部品です。
画像ですと赤〇の部分ですね!
それに加えて、車内の水温計と組み合わせる事で目視によって現在の水温を把握する事ができます。
取り付け時の注意点!
ただし、取り付ける際に注意する
事もあります。
何故なら、ロアホースに取りつけると
正確な温度が計れなくなってしまうためです。
画像を見ていただけると分かるかと思いますが…
まず、エンジンが熱をもつと、
②エンジン内部に侵入した冷却水が熱を吸収します。
③熱を吸収した冷却水がアッパーホースを通り、ラジエーターに戻ります。
④ラジエーターに戻る事で、熱せられた冷却水を冷やします。
つまり、ロアホースからとると冷えた状態の水温を検知してしまうので、正確な温度がとれないと言う訳ですね!
逆に、アッパーホースから取る事で熱がこもった水温を感知する事ができるので、正確な温度を見る事ができます。
そのため、アッパーホースからとる事が
おすすめになる訳ですね。
取り付けにあたり必要な物
続いて交換に入りますが、合わせて必要な
パーツについても簡単に見ていきましょう。
水温アタッチメント
水温計のセンサーを取り付ける際に
便利なアタッチメントになります。
ラジエーターホースとの間に挟み込む事で、
簡単に水温を計る事ができます。
サイズには26mm・28mm・32mm
とあるので、
取り付ける際には自分の車にあった
ものを使用しましょう!

シールテープ
アタッチメントをラジエーターホースに
挟み込む際に、
アタッチメントの口の部分に
巻きつけるテープになります。
簡単に言えば漏れ止めの役割を持つ
テープですね。
水温計センサー&水温計
水温計センサーは水温を感知する
ためのセンサーです。
アタッチメントと組み合わせることで
使用可能になります。
購入する場合は水温計とセットで付属されているので、自分に合った水温計を選んでみましょう。

おすすめの水温計については、【車の水温が針の動きで細かくわかる”温度管理におすすめの水温計5選 ”】でまとめているので参考にしてみてください。

アタッチメントを使用した水温センサーの取り付け方法!
アタッチメントの使用方法や取り付け時の注意点については理解していただけたかと思いますので、次はいよいよ交換方法へと移ります。
では作業手順としましては以下の
通りになります。
②車体にホースを取り付ける
③電源配線を繋げる
④エンジンを始動させ作動確認
取り付け工程
①シールテープを巻く
まず初めに、画像のようにシールテープを
巻いていきましょう。
シールテープを巻く理由は、圧がかかった時の
冷却水漏れを防ぐためです。
②アタッチメントにセンサーを取り付ける
シールテープを巻くことができたら、
アタッチメントに取り付けていきます。
センサーの締め付けが弱いと冷却水が
漏れやすくなるので、
しっかり締め付けましょう。
③ホースに割り込ませる
アタッチメントにセンサーを
組み込む事ができたら、
ラジエーターホースを取り外し
割り込ませていきます。
割り込ませ方ですが、上記の通りに
両側をはさみなどで切り
アタッチメントに挟み込み
バンドで固定します。
車体にホースを取り付ける
アッパーホース側にアタッチメントを組み込む事ができたら、ホースを取り付けていきます。
漏れないように取り付けができたら、バンドで固定していきます。
実際に取り付けるとこのようになります。
電源配線を繋げる
センサーを取り付ける事ができたら、車内に配線を引きこみメーターに電源と一緒に繋げます。
電源配線はそれぞれ赤、白、オレンジ、黒があります。
・白はACC/イグニッション電源
・オレンジはイルミ電源
・黒は車体のアースにつなげます。
エンジンを始動させ作動確認
全ての取り付けが終わったら作動確認に入りますが、その前に抜けた分のクーラントを補充しエア抜きをしましょう。
エア抜きは大事な作業なので忘れずに。
※エア抜きのやり方は【【自宅で出来る】冷却水の補充(交換)後にやるエア抜きの方法と手順】でまとめているので参考にしてみてください。
エア抜きをしている間に一緒に
作動確認もしましょう。
取り付け後に最後の確認をしよう
作動確認については以下の通りです。
2.水温の確認
センサーの電源の確認
電源が入るか点滅しないかの
確認をします。
もしエンジン始動時に点滅する場合は、
電源が入らない場合には、配線の取り回しが間違っている可能性があります。
水温の確認
2つ目は水温の針の動きの確認です。
温度の上昇とともに針が動けば正常です。
また、エア抜きの後に水温の数値が
正常であるかも確認しましょう。
針が85~90℃の間を指せば平常です。
常時100℃以上行く場合には異常がみられるため危険です。
試走行をしばらくして異常がなければ
取り付けは完了になります。
記事のまとめ
以上、アタッチメントを使用した水温計センサーの取り付け方法を解説しました。
①シールテープを巻く
②アタッチメントにセンサーを取り付ける
③ホースに割り込ませる
車体にホースを取り付ける
電源配線を繋げる
エンジンを始動させ作動確認
水温計=取り付けに慣れていない方にとっては、作業手順わからず初心者にとっては難しいかもしれません。
しかし、今回のように正しい知識を身に着ける
事で今後のカスタムに役立つ情報が身につきます。

特に水温計は温度管理をする場合に役立つので、熱対策の補助として役立てたい方にお勧めです。