空燃比計には理論空燃比というものがが関係あるって聞くけど本当なの?どんな意味があるの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
以上のような、理論空燃比についての質問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅理論空燃比について
✅空燃比計について
この記事では、空燃比計を使う上で知っておきたい。役割や『理論空燃比14.7』の意味について解説していきます。
役割や性能を事前に理解できれば、実際に使った時に数値を元に車の状態を把握する事ができます!
また、記事の後半では空燃比計の数値の見方も交えて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、今回紹介する内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。
①【空燃比の基礎知識】空燃比計の役割や『理論空燃比14.7』の意味とは?👈いまここ
②車のO2センサーを活用したPLX空燃比計の取り付け~装着までの手順 ≫
③おすすめ空燃比計5選!ちょっとした時に使えればいい物~性能を重視したものまで! ≫
『理論空燃比14.7』の意味とは?
まず、タイトルにある【理論空燃比14.7』の意味】について。
率直に申し上げれば、理論上ガソリンが完全に燃焼できる空燃比になります。
理論空燃比とは?
つまりは理論空燃比と呼ばれるもので、
本来は燃料の完全燃焼を目指した際に
理論上必要となる最少空気量と
燃料の比のことをさします。
14.7が示す数値は?
その際に登場するのが14.7対1という数値です。
これは燃料1に対して14.7の空気が必要ですよという意味です。
空気と燃料をこのように理想の数値にコントロールする事で、
・燃費の改善
・排気ガスの浄化
複数のメリットがあります。
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空燃比計は数値を見る事ができる!
かと言って理論空燃比については理解できたけど…
『目視できないしどうやって確認するの?』となりますよね?
そこで登場するのが空燃比計になる訳です!
空燃比計とは?
空燃比計は、空気と燃料の比率を計測して数値を把握する役割があります。
つまりは今、燃料に対してどのくらいの空気が
あるのか数値でわかる訳です。
そのため、チューニングを目的とした
整備では役立つメーターと言う訳です。
もし把握しないまま走行を続けてしまうと、エンジンにダメージを与えてしまい最悪の場合エンジンを壊してしまいます…
あるかないかでここまで変化があるので、
空燃比計は重要な機器です。
空燃比の装着で出力空燃比が分かるようにもなる
また、出力空燃比が分かるようにもなります。
出力空燃比は、アクセルを踏みこんだ時に出力が最大になった時に理想とされる数値です。
数値としてはだいたい12~13が理想です。
空燃比計の数値の見方
そんな空燃比計ですが、皆さんは正しい
数値の見方ってご存じですか?
意外と間違いやすい見方
よく数字が多いほど燃調が濃く、少ないほど燃調が薄いと間違える方がいますが…
実はその見方間違っていますよ?
その数値が正解だと過信すると、間違いなくエンジンが壊れる一歩につながります…
正しい数値の見方
正解は以下のようになります。
・数値が大きくなるほど薄くなりリーン方向
・数値が小さくなるほど濃くリッチ方向へいくのが正解です。
『例』空燃比が14,7以上の場合は薄く、
アイドリングが不安定。
空燃比が14.7以下の場合は濃い方向に
行くのでアイドリングが安定します。
このように、空燃比計は車をチューニングする方にはおすすめとなりますが、買い物や普段の足として車を使用する方には特に必要ありません。
車を弄る際にセッティングがずれるので、
調整する目安として必要となる訳です。
ですので、これからもし車をチューニングする方は、今のうちに見方や理論空燃比について理解しておくと取り付けた際にスムーズにできます。
記事のまとめ
以上、空燃比計の役割や『理論空燃比14.7』と呼ばれる数字の意味を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
空気と燃料を理想の数値にコントロールする事で、
・燃費の改善
・排気ガスの浄化
3つのメリットを得る事ができます。
そのため、理論空燃比はただその数値が理想と言う訳ではなく、結果として車を動かす上で様々な効果をもたらしてくれます。
普通に乗る分には問題ありませんが…
チューニングの過程で車は空燃比がずれる傾向にあるので、もしチューニングを目的として車を弄る方は空燃比計を導入しつつ正しい数値に合わせる事をおすすめします!
それがチューニングの過程でエンジンを壊さない事につながります。
なお、当サイトでは空燃比計の取り付け方法も解説しているので参考にしてみてください。
車のO2センサーを活用したPLX空燃比計の取り付け~装着までの手順 ≫