・ラジエーターの交換方法が知りたいんだけど。
・どうやって交換すればいいんだろ。
・手順があるなら今後のために知っておきたいな。
このような悩みを抱いたことはありませんか?
特に現在同じような問題で苦しんでいる方。
『なら車屋さんにお任せすればいいのでは?』と思う方もいますが…
依頼すると費用に加えて工賃や時間も制限されるので、自分の都合に合わせたい人には向きません。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、どれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
手順を先に知る事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。
自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは余計なパーツまで取り外して無駄な時間が過ぎるだけです。
実を言うと過去の私も同じ悩みを
抱えていたことがありました。
初心者の頃、ネットなどで検索してもよくわからず手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。
ですが実際に、一から作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。
今回はその経験を活かして交換のやり方や交換後にやる事なども含めて一緒に解説していきます。
ラジエーター交換の方法
それではさっそく、ラジエーター交換の
方法を見ていきましょう。
ラジエーター交換=故障すると車にとって危険なので、この機会に手順を覚えて作業できるようにしておきましょう。
危険性については次の記事でまとめているので、合わせて参考にしてみてください。
ラジエーターの故障が原因で起こる車の危険な症状と正しい対処法 ≫
アッパーホース・ロアホースを外す
まずアッパーホース・ロアホースを外していきましょう。
アッパーホースはラジエーター上側についてホース。ロアホースは下側についたホースです。
電動ファンのコネクターを外す
同時進行で電動ファンのコネクターを外していきましょう。
インプレッサの場合はツインになっているので、
左右に1つづつあります。
コネクターを外すさないとラジエーターを
外すことができないので、
必ず持ち上げる前に外しましょう。
ラジエーターを引き抜く
コネクターを外すことが出来たらラジエーターを
うまい具合に引き抜くだけです。
ついでにホースが純正の場合は、
一緒に交換しておくことをおすすめします。
純正のままでは劣化⇒ホースが避けて冷却水が漏れる事に繋がります。
新しいラジエーターと交換してエア抜き
取り外すことが出来たら新しいラジエーターと交換します。
ラジエーター自体には電動ファンが付属されていないので、ファンが壊れていない場合にはそのまま移し替えてつけましょう。
ファンの移し替えまでが終わったら、後は逆の手順で取り付けるだけです。
ラジエーターをはめ込む⇒左右のファンのコネクターを取り付ける⇒ホース類をエンジン側につなげる⇒その他冷却水用のホースをつなげる⇒ラジエーターを固定する。
その後は冷却水を補充しながらエア抜きをして完了となります。
エア抜きの必要性については、次の記事でまとめているので参考にしてみてください。
クーラント交換でエア抜きが必要な2つの理由と故障に繋がる危険な症状 ≫
エア抜き後にする事
最後になりますが、エア抜き後にする事を紹介します。
実際に走行して水温を確認
まず、走行しながら水温の確認をします。
水温が上がった状態で95℃程度でファンが回る⇒水温が下がるを繰り返した場合は正常であることを意味します。
逆に、水温が下がることなく100℃以上行く場合はエア抜きが不十分であることを意味します。
その場合は、できる限り早めに車を緊急停止⇒ボンネットを開けて水温が下がるのを待つ⇒走行できる場合は自宅に帰る⇒再度エア抜きという流れです。
結局エア抜きが完全に終わらないと水温が安定しなくなるので、異常がある場合にはエア抜きをきちんとしましょう。
走行後に冷却水の量を確認
もう一つは走行後に冷却水の量を確認する事です。
エア抜き前後では完全にエアが抜けきらない為、
その時は満タンでも一日たつと量が減る場合もあります。
そのため、テスト走行が終わった次の日に
冷却水の量を確認する必要があります。
このようにエア抜きが終わった後に対策をすることで、後々のトラブル回避にもつながります。
ラジエーターが故障する前に早めの交換を心がけよう!
以上、車のラジエーター交換の方法と冷却水の補充後にするべき対策を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
電動ファンのコネクターを外す
ラジエーターを引き抜く
新しいラジエーターと交換してエア抜き
ラジエーターは冷却系パーツのひとつで、車のエンジンから熱を奪い高温になった冷却水を適切な温度に冷やす役割を持っています。
そのため、ラジエーターが故障すると高温の冷却水を下げられずにオーバーヒートの原因になります。
オーバーヒート⇒エンジンにダメージ⇒エンジンブローと車を壊す結果にもなります。
なので、最悪の事態を招く前に早めのラジエーター交換を心がけましょう!
その際に、必ずエア抜きも忘れずに作業する事が大切です。
ラジエーターについて他にも知りたい方向け
別記事では、ラジエーターに関する疑問やトラブルをまとめているので合わせて参考にしてみてください。