
クワガタ端子ってどんなパーツ?アースを取るのに使えるって聞くけど本当?詳しく知りたいから詳細を教えてよ。
こういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、クワガタ端子の基本構造がわかります。合わせて種類や使い方も紹介しているので参考にするだけでOKです。
✅クワガタ端子の基本構造
✅クワガタ端子の種類
✅クワガタ端子の使い方
クワガタ端子の基本がわかれば、初心者でも実践できますし、作業に役立てるきっかけになります。
私も元々は知識が全くなく、どんなパーツなのだろう?と思った経験があります。ですが、今では知識を付けた事でスムーズな作業ができるようになりました。
今回の内容はよくある『整備士や豊富な知識がないとできないんでしょ?』という事はないので安心してください。
なのでサクっと記事を読んで、その後は手順を理解して、少しずつ実践の幅を広げていきましょう。

ちなみに、今回紹介したクワガタ端子については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめだよ。
①【初心者向け】エーモンクワガタ端子の基本構造と作業で使える端子の種類👈いまここ
②【感想】エーモン(3316)クワガタ端子を選んだ理由と3つのデメリット ≫
③【実例】初心者がクワガタ端子のかしめ方で接触不良を起こさない方法 ≫
④クワガタ端子のおすすめ4選!選ぶ基準や種類を元に愛車に合ったものを厳選 ≫
クワガタ端子とは?どんなパーツ?
電装品のマイナスを取るパーツ
クワガタ端子は電装品のマイナスを取り付ける際に便利な部品です。
オス・メスなどの極性は
ありませんが、
ボルトに挟み込むことでマイナスが取れる仕組みです。

この工程により新たにマイナスを
増やす事が出来ます!
どうやって使うの?
続いてクワガタ端子の使い方です。

と言っても、使い方は簡単だから難しく考える必要はないよ。
使い方1.かしめた状態のクワガタ端子を準備する
まずかしめた状態のクワガタ端子を
準備しましょう。
クワガタ端子は、正しくかしめる事で
アースに落としてマイナスが取れる物。
と言う事は、かしめの時点で不良が生じると
マイナスが取れなくなります。
なので、正しい方法を理解してかしめるようにしましょう。
ちなみに、かしめ方については【【実例あり】初心者でもできる接触不良しないクワガタ端子のかしめ方】を参考にしてみてね。

使い方2.ボルトを緩めてすべり込ませる
次に、ボルトを緩めた状態でクワガタ
端子をボルトとの隙間にすべりこませます。
すべり込ませた後はボルトを固定するだけです!
この工程だけで簡単にマイナスの確保ができます。
ちなみに外したい場合は、逆の手順で緩めればOKです。
エーモンで使われるクワガタ端子の種類
そんなクワガタ(型)端子ですが、よく使われるのはエーモン製ですね。
エーモンクワガタ端子には
・クワガタ端子3316(6Φ)
・クワガタ端子3317(8Φ)
・クワガタ端子3318(10Φ)
4種類があります。
クワガタ端子3315(4Φ)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・穴径φ4
・材質:
端子/黄銅(防錆処理)
スリーブ/PVC
機会はありませんが、
クワガタ端子3316(6Φ)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・穴径φ6
・材質:
端子/黄銅(防錆処理)
スリーブ/PVC
車内のほとんどでアースする事ができます。
別記事【【感想】エーモン(3316)クワガタ端子を選んだ理由と3つのデメリット】では、M6サイズについて実際に使ったレビューを紹介しているので合わせて読んでみてください

クワガタ端子3317(8Φ)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・穴径φ8
・材質:
端子/黄銅(防錆処理)
スリーブ/PVC
クワガタ端子8Φのセットものになります。
マイナスを多くとる方や予備として
揃えておきたい人におすすめです!
クワガタ端子3318(10Φ)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・穴径φ10
・材質:
端子/黄銅(防錆処理)
スリーブ/PVC
クワガタ端子10Φのセットものになります。
マイナスを多くとる方や予備として
揃えておきたい人におすすめです!
車で使えるクワガタ端子

種類についてはわかったけど、車で使う場合はどれがいいの?

それだったら6Φ・8Φ・10Φが最適だね。
6Φサイズはエンジンルームや車内のアースへ
まず1つ目は6Φサイズです。
6Φはエンジンルームや車内のアースに最適です。
エンジンルームや車内ではボルトが多く、
ボディアースを取れる箇所が多く存在します。
ボディアースは電装品の追加と共に必要となるので、
その際に6Φサイズが最適と言えます。
8Φ・10Φはシートベルトなどのアースへ
2つ目は8Φ・10Φです。
8Φや10Φはシートベルトなどのボルトにおすすめです。
基本的にあまり使う機会はありませんが…
アーシングやバッテリー移設の際の
ボディーアースとして役立つ箇所です。
その際にボルトのサイズが変るため、
8Φや10Φが最適となります。
このように仕組みを理解した上で使い分けることができれば、クワガタ端子は使いやすいパーツと言えます。
基本を理解してクワガタ端子を正しく使おう!
以上、【初心者向け】エーモンクワガタ端子の
基本構造と作業で使える端子の種類を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・ボルトの隙間にすべり込ませることでマイナスが取れる
・脱着が簡単
・種類は4Φ・6Φ・8Φ・10Φ
・6Φはエンジンルームや車内のアースに最適
・8Φ・10Φはシートベルトのアースに最適
クワガタ端子は基本的にマイナスを
取る必需品ともいえる部品で、
電装品をカスタムするなら是非とも知っておきたい部品です。
仕組みを理解する事でスムーズな作業が
できるので参考にしてみてください。
また、今回紹介したクワガタ端子以外にも複数のアースを取る方法も【車のアースポイントが2つ以上!マイナスの分岐に最適な【2つの増設パーツ】】で解説しているので参考にしてみてください。
