今回ご紹介するのはヘッドライトが
点灯しない原因についてです。
一般的にヘッドライトが点灯しない=バルブの球切れ。
多くの方がこう考えると思いますが、必ずしも球切れとは限らないので注意が必要です。
この記事では、『点灯しない問題をどうにかしたい。』こんな方向けに3つの原因や対処方法をお伝えしていきます。
※今回の記事以外にもヘッドライトについて知識をつけたい。こんな方向けに内容をまとめているので一緒に参考にしてみてください。
ヘッドライトが点かない原因について
ヘッドライトが点かない=バルブの球切れが原因だと思うけど違うのかな?
確かに、ヘッドライトが点灯しないとなれば真っ先に考えられるバルブの球切れを疑うのも悪くはないけど、必ずしもバルブ切れだけじゃないから他の可能性も考えておくといいね。
例えばよくあるのは
・配線の断線
・ヒューズ切れ
スイッチをONにしていない
1つ目はスイッチをONに
していないこと。
ヘッドライトというのは、本来スモール
スイッチを2回ひねることで点灯。
戻すと消灯という流れ。
ですが、このスイッチを入れ忘れることで
点灯しないと勘違いする場合があります。
配線の断線
1つ目は配線の断線です。
断線は配線がちぎれかけていたり、
ちぎれているものを言います。
結果として、スイッチON⇒点灯しないとなる訳です。
こうなってしまった場合には、
・もしくは断線部分をはんだ付けする。
どちらかの方法を実践することで改善できます。
ヒューズ切れ
2つ目はヒューズ切れです。
ヒューズ切れは名前の通りヒューズが切れることです。
バルブに到達する経路で、過電流が流れた際に代わりにヒューズが切れます。
切れるとどうなるの?
電気が途中で遮断されるわけだから、スイッチOFFの状態と同じ状態になるね。
先ほども言った通り代わりに切れるので、
電気は流れなくなります。
こうなると、電球交換をしても電気は流れないのでスイッチONにしても点灯しません。
作業の順番としては、
②電球交換
といった順で作業をするといいでしょう。
理由として、原因を明確にしないまま電球を交換しても、またすぐに切れる恐れが出てくるからです。
原因がわかっていれば電球交換で済みますが…
原因が別の場合交換してもまた切れを繰り返していたらきりがなくなってしまいます。
例えば、ヘッドライトの電球が切れたので交換をすると仮定しましょう。
慣れている方なら電球を交換する前に
原因も一緒に探るかと思いますが…
気にしない方はそのまま電球を交換するでしょう。
その結果、切れた原因が電球以外にあったために電球を交換してもまたすぐに切れてしまいました。
いかがでしょう?
このように初めに元の原因を探らなかったために電球が無駄になってしまいました。
ハロゲン球なら数百円ですが、LEDとなると数万円するものもあります。
交換する球によっては痛い出費になりますよね…
始めに原因の元を治してから電球交換をしていれば、時間や電球が無駄にならなくて済んでいたはずです。
なので面倒ではありますが、まずは元の原因を探るところから始める事をおすすめします。
まとめると
・ヒューズが切れることで点灯しない
・球切れになる事で点灯しない
この3つです。
一般的にライトが点かない=球切れと解釈する人が多いですが、交換したからと言って必ずしも電球が原因とは言えません。
電球は配線に電気が流れてライトに
伝わる事で初めて点灯となります。
つまり、片方が切れて球切れになる事はあっても、両方が切れて球切れになる事はほぼありません。
その場合は、大本になっている配線自体か
途中のヒューズとなります。
このように原因をイメージしながらやると、
原因を特定しやすいです。
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ヘッドランプが切れた時の対処法
続いてヘッドランプが切れた場合の対処法です。
もし、実際にヘッドランプが切れてしまった際には以下の対処法を試みてみましょう。
テスターを当てて断線やヒューズ切れかどうかを確認する
まず1つ目として、電気がきているかどうかを確認する事。
赤〇のコネクターの金属部分にテスターを押し当て電気の流れを確認します。
反応すれば電気は来ている。
反応しなかった場合は、球切れではなく
・ヒューズ切れ
いずれかであるとわかります。
断線が原因だった場合の対処方法
まず断線が原因だった場合の対処方法。
対処としては
・はんだ付けでつなげる
2つのやり方があります。
補助パーツについては断線箇所を一度カットしてギボシ端子などで繋ぐ。
はんだ付けに関しては被覆を剥いて中の銅線同士を繋げます。
はんだ付けに関しては、以下の記事でやり方をまとめているので参考にしてみましょう。
カスタム好き必見!配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの方法と注意点 ≫
ヒューズ切れが原因だった場合の対処方法
ヒューズ切れが原因だった場合の対処方法。
ヒューズ切れが原因だった場合には関連のある
ヒューズを交換する事で対処ができます。
だいたいがエンジンルームにあり、画像の赤丸のように表記がされています。
参考として、ヒューズ交換の方法を以下記事でまとめているので参考にしてみましょう。
【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法! ≫
電球が原因だった場合は交換して対処する
2つ目が電球交換ですね。
・ヒューズ切れでもない
この2つでもないとなれば残りは
電球切れとなります。
車種ごとに決められた形状の電球に
交換をする事で対処ができます。
参考として、バルブの交換方法を以下記事でまとめているので参考にしてみましょう。
バルブ切れを起さないために自分でできる対策
最後は、バルブ切れを起さないためにヘッドランプにあった対策の紹介です。
自分に出来る対策を日ごろからする事で防ぐ事に繋がります。
対策については以下の事。
・夜間の外出を控える
定期的にメンテナンスをする
1つ目は定期的にメンテナンスをすることです。
1週間に1度もしくは1か月に1度でもいいので、点灯チェックや配線の断線・ヒューズの確認をしてみましょう。
自分で確認をすることで、今はどのような状態になっているのかがわかるので点灯不良を見逃しにくくします!
夜間の外出を控える
2つ目は夜間の外出を控える事です。
球切れに限定したことになりますが、
ライトの使用量を防ぐことができます。
基本的にヘッドランプは夜間しか使うことがないので、夜間に外出することを控えれば自然と球切れの確率を減らすことができます。
このように自分に合った対策をすることで、
突然の点灯不良を防ぐ結果となります!
ヘッドランプが点かない時は原因を明確にすることが先決!
以上、ヘッドライトが点灯しない原因や対処方法を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
配線の断線
ヒューズ切れ
・断線が原因だった場合ははんだ付けなどでつなげる
・ヒューズ切れが原因だった場合はヒューズを取り換える
電球が原因だった場合は交換して対処する
夜間の外出を控える
ヘッドライトが付かない=球切れではなく、原因を明確にしてから交換をする事でその後もトラブルなくカーライフを送る事ができます。
また今回の対処法はヘッドライト球以外にも電球全般に言える事なので、もしも突然切れた場合には寿命以外にも元の原因を考えるのもいいですね。
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