オルタネーターには故障の前触れを知る4つの症状があるって聞いたけど本当なの?オルタネーターにはどんな症状があるの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
以上のような、オルタネーターが故障する前触れに関係ある4つの症状と対処・対策についての質問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅故障に関連する4つの症状
✅実際に症状が起きた場合の対処法
✅症状を起こさないための対策
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。オルタネーターが故障する前触れとして関係ある4つの症状について解説していきます。
症状を事前に理解しておけば、完全にオルタネーターが故障する前に交換するきっかけを作る事ができます!
また、記事の前半では対処方法や対策も交えて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
オルタネーターの故障を予想できる4つの症状とは?
それでは症状についてさっそく見ていきましょう。
まずオルタネーターの交換時期は、10万㎞を目安に交換。
これが本来の交換時期となります。
ですが、それ以外にも走行状況。
つまりは、その人の車の乗り方次第でも
交換の目安は変わってしまいます…
その目安というのが以下の4つですね。
・ライトが暗く感じる
・エンジンがかかりにくい
・警告灯が点灯
オルタネーターからの異音
1つ目はオルタネーターからの異音です。
オルタネーターの異音は、『カリカリ』『カラカラ』や『ウィーン』などの甲高い音ですね。
カリカリ・カラカラ異音
カリカリ・カラカラと異音がした場合はプーリーの摩耗が考えられます。
プーリーというのは先端についている
赤〇の部分ですね。
プーリーは、本来ベルトからの電力を伝達して電力を伝えるというものです。
すり減る=摩耗となるので、『カリカリ・カラカラ』と異音が発生するようになります。
ウィーン異音
ウィーンという異音がした場合はベアリングの劣化が考えられます。
ベアリングというのは内部にある
赤〇の部分ですね。
大体10万キロ前後の間になると
異音がではじめ交換が必要となります。
この症状が出る事によって、完全に故障する
前に判断ができるわけですね。
ライト類が暗く感じる
2つ目はライトが暗く感じる症状です。
車のヘッドライトやメーターなどを確認した際に、
というのも、オルタネーターには本来各電装部分に安定した電気を供給する。という役割があります。
そのため、オルタネーターに異常が見られると、電圧が不安定になるので安定した電気を供給できなくなります。
結果としてライト類が暗くなる訳です。
ただ、この場合バッテリーの可能性も出てくるので、他の症状と合わせて確認する事が大切です。
エンジンがかかりにくい
3つ目としてエンジンがかかりにくい症状です。
こういった症状になったことは
ありませんか?
季節によっては判断しにくい場合もありますが…
この症状が出た時は、オルタネーターが原因の場合があります。
この症状が関係する理由は、供給する電気にあります。
先ほどご説明した通り、オルタネーターの
役目は電気を供給する事です。
本来はエンジン始動の際に、セルモーターと呼ばれる部品を介してエンジンを始動させます。
※セルモーター
エンジン始動の際に必要となるモーターで、
役目としてはエンジンを始動させる事です。
電気を流すとモーターが回り始め、
エンジンが始動と共にその役割を終えます。
このセルモーターは、電気を大量に必要とするため、供給する電気が不安定になるとエンジンのかかりが悪くなります。
初期症状は、キーをひねった時に
エンジンがかかりにくい状態になります。
さらに症状が進むにつれ、信号待ちのたびに止まるようになります。
警告灯が点灯
4つ目として警告灯の点灯です。
警告灯はバッテリーの形を
したものですね。
この警告灯は、オルタネーターもしくはバッテリーの電気トラブルが起きた際に点灯します。
警告灯の本来の点灯目的は
危険を知らせる事です。
つまりバッテリー警告灯が点灯する理由は、
バッテリーもしくはオルタネーターが
正しく作動していないので危険ですよ。
というのを知らせています。
ただ、バッテリーなのかオルタネーターなのかが
ぱっと見では分かりません。
しかし逆に考えれば、バッテリーかオルタネーター。2つにまで絞ることができるので、
症状から導き出すことができるようになります!
警告灯について、さらに詳しく知りたい方は以下を参考にしてみましょう。
4つの症状が起きた時に対処すべき事
続いて、4つの症状が起きてしまった際に
どう対処すればいいのかを解説します。
対処方法としては
・オルタネーター本体の交換
プーリー事態を交換する
1つ目はプーリー事態を交換する事です。
当てはまる症状としては異音ですね。
オルタネーターの異音は、『カリカリ』『カラカラ』や『ウィーン』などの甲高い音です。
この症状が起きる原因として、プーリーの摩耗が関係しているのでどこの部品なのかを明確にしたうえで対処します。
構造を知らない人からすると、『分解できるの?』と思われがちですが…
実は工具さえあれば分解できるので、
プーリーを交換する事もできます。
ただ、初心者でやろうと思った場合は
工具が必要となるので、
あまりお勧めはできません!
オルタネーター本体の交換
ならどうすればいいの?
答えは簡単で、オルタネーター自体を交換すること。
リビルトや新品にしてしまえば分解する
手間が省けるので、取り付けるだけで済みます。
また、本体を交換する事で弱り切った電力の復活にもなるので、使用期間が長い車の場合は交換した方がお得です。
交換する事で、
・エンジンがかかりにくい
・警告灯の点灯
3つの対処ができます。
ただし、エンジンがかかりにくい。
警告灯が点灯の2つに関しては、
エンジンがかからない他の原因も関係してくるので要注意です!
オルタネーターが完全に故障しないために実践できる事!
症状を知る事ももちろん意味のある事ですが、
知るだけではなく
自分でも実際に点検する事が大切です。
その点検内容というのが、以下の3つです。
・ライト類・メーター類の確認
・バッテリー電圧の確認
異音の確認をする
1つ目は異音の確認をすることです。
異音として多いのが、『カラカラ』『カンカン』といった高い機械音ですね。
この症状の場合、出初めは走行に支障が
あまりありませんが、
走行とともに異音が大きくなり支障が出てきます。
※あまりにも異音が大きくなる場合は、故障の兆しが高いので早めの交換もしくは整備工場に依頼しましょう。
ライト類・メーター類の確認
2つ目はライト類・メーター類の確認をすることです。
メーター類やヘッドライトを見た時に
問題がなければ大丈夫ですが、
少しでも暗いと感じる場合には
様子を見てください。
バッテリー電圧の確認
3つ目はバッテリー電圧の確認をすることです。
バッテリーの電圧を確認します。
電圧が13.7以上なら正常です。
それ以下の場合弱っている可能性があります。
もう1つの方法は電圧計を取り付ける事です。
エンジンが始動していれば常に確認する事ができるので見落とすことがありません。
エンジン始動中にマイナス端子を抜く
一見この方法を使うと、エンジンが止まるのでは?と思われがちですが…
オルタネーターには発電機としての役割があるので、
やり方は簡単ですが、工具で外す時にプラス側にあたると
ショートしてしまうので注意しましょう。
ちなみに、手順がわからない方は、以下で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。
記事のまとめ
以上、オルタネーターが故障する前に知るべき『4つの症状』についてご紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
2.ライト類が暗く感じる
3.エンジンがかかりにくい
4.警告灯が点灯
・オルタネーター本体の交換
・ライト類・メーター類の確認
・バッテリー電圧の確認
オルタネーターが電気を供給=ライト類やエンジン始動で電気を使用
本来はこうなる仕組みなので、上記のいずれかの症状が出れば『オルタネーターの故障の前触れかも?』とわかるわけです!
なので、もしこのような症状が出た場合には、症状に合わせて早めの交換を心がけましょう。
ちなみに、交換方法については、以下を参考にしてみてね。