バッ直電源の基本な仕組みと連動できる電装品について【初心者必見】

常時電源&バッ直電源
この記事は約7分で読めます。

・バッ直電源ってよくわからないんだけど。
・どんな電源なの?
・連動できる電装品は?

このような悩みはありませんか。

実は過去の私も同じように悩んだ経験があります。

バッ直電源と名前は聞いたことがあったものの、どういった仕組みで電気が流れるのか。連動できる電装品は?などわからない事ばかりでした。

ですが、実際に調べていく中でどういった電源なのか基本から学ぶ事が出来ました。

この記事ではバッ直電源がよくわからない方向けに詳しく解説していきます。

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そもそもバッ直電源とはどんな電源?

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まず、バッ直電源とはどんな電源なのかについてご説明します。

バッ直電源とは、バッテリーから直接とれる12Vの電源をさします。

呼び方はバッ直電源・バッテリー電人によって
様々ですが、好きな呼び方で大丈夫です。

主に直接12Vが取れる事から大容量の電源を取る際に役立ちます。

ちなみによく常時電源と同じに思われますが、異なる電源なので違いは以下を参考にしてみましょう。

【意外と知らない】常時電源とバッ直電源は似ているが実は違う配線?
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バッ直電源の仕組みとしては、バッテリーのプラスにつなげると電気が流れる。繋げた箇所から電気が伝わり電装品に流れるという仕組みです。

例えば丸形端子を使って電源の確保をしてみよう。こう考えた時は以下のようになります。

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バッテリーのプラス端子に丸型端子を噛ませる。丸型端子を噛ませると電気が流れる。

すると、丸形端子から配線に電気が伝わり
電源が確保できます。

つまり、エンジンのONーOFFに関係なく電気が流れる仕組みという訳ですね。

ただ、バッ直電源の場合そのまま電源を取るのはおすすめできないね。

どうして?

バッテリー上がりの原因になるからね。

なん…だと…。

他の電源みたいにそのまま取ればいいと
考える方がいますが…

バッ直電源は常に流れる電源になるので、エンジンOFFでも切れる事がありません。

なので、そのまま電源を取る=バッテリー上がりとなります。

ちなみにバッテリー上がりについては、以下記事でまとめているので合わせて知りたい場合は参考にしてみてください。

バッテリー上がりに効果的な4つの方法と自宅や出先で起きた際の対処法
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他の電源との違い

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続いて他の電源との違いです。

ほかの電源とは何が違うのか?って事ですが、

・スイッチで電源が入るわけではない
・特定の位置で電気が流れるわけではない

違いは主にこの2つがあります。

スイッチで電源が入るわけではない

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まず1つ目として、スイッチで電源が入る訳ではないと言う事です。

スイッチとしてよくあるイルミ電源。イルミ電源はスモールスイッチのONで電源が入る。OFFで遮断と言う流れです。

ですがバッ直電源はスイッチに連動するわけではありません。

つまり、〇〇スイッチみたいのが他にはないって事?

そうだね。スイッチを介して電気が流れるのはあくまでイルミ電源だけだね。

特定の位置で電気が流れるわけではない

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また、2つ目として特定の位置で電気が流れるわけではないと言う事です。

たとえばACC電源を例にたとえると、

・エンジンOFFでは反応しない
・キーをACCに回すと電気が流れる
エンジンをかけない状態では電気が遮断されるのでACC電源が反応する事はありません。逆にキーをACCに回すと電気は流れる。というように、基本的な電源は条件を満たして反応します。
ただ、バッ直電源の場合は違います。
上記でも説明したように、『バッ直電源』は特定の位置で電気が流れるわけではありません
つまり簡単に言ってしまえば、

・ACC~エンジン始動まで
・スモールスイッチをON

といった条件は関係ないと言う事になります。

なので、バッ直電源から取りたい場合には
バッテリーから電源を取るようにしましょう。

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バッ直電源におすすめなのはこの2つ

ここまで理解できたという方のために、最後にバッ直電源だからこそできる事をご紹介します。

バッ直電源だからこそできる事って?

言ってしまえば、ウーファーや電圧計の電源確保に使えるって事だね。

ウーファーの電源確保に

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1つ目はウーファーの電源確保です。

ウーファーはスピーカーだけでは出せない重低音を出すためのパーツで、作動させるために大容量の電気を必要とします。

つまり、ACC電源やイルミ電源では容量が足りずにバッテリー上がりの原因となる訳です。

そのため、本来は使うことができないわけですが…バッ直電源を活用すれば話はべつです。

バッ直電源の仕組みは、エンジンのONーOFFに関係なく電気が流れる事。それに加えて12vが直に取れる事。

となるのでバッテリーを直接経由すれば使うことができます。

電圧計の電源をバッ直でつなぐ方法もあり

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また、電圧計の電源をバッ直でつなぐ方法もありですね。

電圧計は、電源をつなぐとバッテリーの
電圧が確認できるパーツです。

いやいや、電圧計なら別に他の電源でもいいんじゃないの?

ついてればいいってだけならそれでいいかも知れないけど、正確な電圧が知りたい場合はバッ直じゃないと確認できないんだよね。

バッ直にする理由として

表示される電圧がかわる
・電圧にばらつきができる

2つがあります。

車の電源にはいくつか種類があるのですが、
どの電源からとるのかで電源が全く異なります。

たとえば電源には

①常時電源
②ACC電源
③イルミ電源

3つの電源があります。

①常時電源
バッ直同様常に電気が流れている電源。バッ直との電源の違いは、経由する場所が違う事です。
②ACC電源
アクセサリー電源と呼ばれ、鍵をACCにひねった時に電気が流れる電源。プッシュスタート車の場合は、ブレーキを踏まずにボタンを一回押した状態です。主にオーディオ裏に流れている電源の事ですね。
③イルミ電源

スモール電源とも呼びスモール(ポジション)ランプを点灯させたときに流れる電源になります。

さらにこの3つの電源から各電装品へ電気が送られます。

つまりはバッテリー以外の電源で電圧をとってしまうと、電装品に送られた電気の電圧を計測してしまう事になります。

また、その延長戦で経由する電気がバラつきのあるものになります。

バッ直電源12V⇒電装品⇒常時電源⇒電装品⇒ACC電源。

というように経由する際に電装品を一度通る事になるので、バラつきのある電気になる訳です。

その逆に、バッ直であればバッテリー自体の電気=正確な電気がわかるという結果になります。

バッ直電源で繋ぐのには他にも活用法があるので、さらに詳しく知りたい方は【【必要性】車の電圧計をバッ直電源に繋ぐ理由と以外と知らない活用法】を参考にしてみてください。

【必要性】車の電圧計をバッ直電源に繋ぐ理由と以外と知らない活用法
この記事では、電圧計を取り付ける上で知っておきたい。バッ直電源に繋ぐ理由について解説していきます。 どうしてバッ直なのかを事前に理解しておけば、実際に取り付ける時に計測の面で損をすることがありません! また、記事の後半では常時電源・バッ直電源でつなげる場合の比較も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

バッ直電源の仕組みを理解してこれからに活かそう

車のバッ直電源の基本的な仕組みと連動できる
電装品について解説しました!

今回の記事のおさらいです。

そもそもバッ直電源とはどんな電源?
バッ直電源はバッテリー本体から取れる電源
他の電源との違い
・スイッチで電源が入るわけではない
・特定の位置で電気が流れるわけではない
バッ直連動させて出来るおすすめの方法!
・ウーファー
・電圧計の電源確保

記事でもわかるようにバッ直電源は数ある電源の
中でもバッテリー本体から取れる電源です。

バッテリーからと言う事で使う電装品は限られますが、まずは仕組みを知っておくことで今後の作業で役立てるきかっけを作る事が出来ます。

今回はバッ直電源について解説しましたが、車には他にも電源があるので種類が知りたい方は参考にしてみましょう。

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