
ヒューズには種類や切れる理由があるって聞くけど本当?どうしてヒューズは切れるの?自分でも知っておきたいので教えてほしい
こういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、ヒューズの仕組みや種類がわかります。合わせても準備しておいた方がいいヒューズも紹介しているので参考にしてみてください。
✅ヒューズの基本や仕組み
✅使われるヒューズの種類
✅切れる前に準備したいヒューズ
ヒューズの仕組みがわかれば、初心者でも内容を理解しやすくなりますし、トラブルが起きた際に防ぐきっかけにもなります。
実際に私自身ももともと知識がなく、ヒューズってなんなのだろう?と疑問に思ったことからのスタートでした。
ですが、知識を付けた事で詳しくなり実際にトラブル解決にもつながりました。
そんなトラブル解決に関する記事は【ヒューズが突然切れる(飛ぶ)理由とは?知らないと危険な②つの原因と対策】で解説しているので参考にしてみてください。


よくある『整備士や豊富な知識がないとわからないんでしょ?』という事はないので安心してね。
なのでサクっと記事を読んで、自分でも知識として役立てていきましょう。
車のヒューズとは?
ヒューズとは?
車にとってのヒューズは、
定格以上の電流(過電流)から電気回路を保護。
または加熱や発火といった電気火災事故を
防止する部品です。
基本的にヒューズが切れることで
電装品を保護するわけですが、
その後の保護の役割はありません!
ヒューズが切れる仕組み
切れるまでの仕組みとしては、
②ヒューズ回路に電気が流れる
③回路内の合金(可溶体)が溶ける
④合金が溶けて電気を遮断する
④工程ですね。
最終的に合金が溶けることで電気が遮断されるので、それ以上過電流が流れることがありません!
結果、電装品は保護されるとゆうことです。
車で使われるヒューズの種類
続いてヒューズの種類について説明します。
車で使われるヒューズには、
・ブレードヒューズ
・スローブローヒューズ
3つが存在します。
ガラス管ヒューズ
まず1つ目はガラス管ヒューズです。
ガラス管ヒューズはシガーソケット
などに使われるヒューズで、
ブレードヒューズ
2つ目はブレードヒューズです。
元々は1975年ごろに開発されたヒューズで、
今でもよく使われています。
ブレードヒューズと聞くと一瞬?と
なると思いますが…
要は
・ミニ平型ヒューズ
・低背ヒューズ
3つの事を総称して呼ばれます。
スローブローヒューズ
3つ目はスローブローヒューズです。

スローブローヒューズってあまり聞きなれない言葉だけど、どんなヒューズなの?

簡単に言えば、容量の多い電装品に適したヒューズだね。
画像で言えば赤〇の部分のヒューズです。
車には様々電装品が使われる中で
どうしても容量が大きくなり、
ブレードヒューズでは耐えられない
電装品が出てきます。
たとえば
・ワイパー
・エアコン
など一瞬又は数分でも使用中に多くの
電気を使うものですね。
そんな電装品には過電流時にすぐ溶断する
従来のブレードヒューズでは対応できません。
逆にスローブローヒューズは、
高い電流が流れてもゆっくりと温度が上昇してすぐに切れないのが特徴
比較すると
・スローブローヒューズはゆっくり上昇して切れる
となるので、
大容量の電装品に多く使われるのは
スローブローヒューズと言えます。
切れた時用に準備した方がいいヒューズ
続いて準備しておいた方がいいヒューズです。
ヒューズは代わりに切れるのが役目ですが、
切れたからと言って放置は危険です。
切れたまま放置する事は、その後の
電装品を守れなくなるので、
備えて準備しておくことが大切です。

準備と言っても、どのヒューズを常備しておけばいいの?

基本的にはよく使うブレードヒューズだね。
身近な電装品に関連するヒューズが多く
使われるのがブレードヒューズなので、
用意しておいて損はありません。
準備した方がいいのはブレードヒューズ
ブレードヒューズは
・ミニ平型ヒューズ
・低背ヒューズ
のいずれかのヒューズですね。
それぞれのヒューズは上記でも説明した通り、
平型ヒューズは古い年式の車に。
ミニ平型ヒューズや低背ヒューズに
多く使用されています。
特にカスタム好きな人は電装品を追加する事が多く、ヒューズに負荷がかかる場合が高いです。
負荷がかかる=切れやすい
となるので、準備するのはブレードヒューズがおすすめと言えます。
まとめて揃えたい場合はセットで購入もアリ
揃えるとなれば3個入りや5個入りなど。
少数で揃える方も多くありません。
ただ、その分料金も増えるので費用を
抑えたいならセット購入という手もあります。
たとえば平型 ミニ平型 低背 50セット や
いずれかに限定したヒューズのセットなど。
自分に合わせたヒューズを
購入する事ができます。
車に乗る以上何が起こるかわからないので、
これから先に備えて準備しておきましょう!
仕組みを理解してヒューズヒューズ切れを無くそう!
以上、ヒューズの仕組みや種類を紹介しました。
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ヒューズの種類
・ブレードヒューズ
・スローブローヒューズ
ガラス管ヒューズ=シガーソケットなどの
少量の電装品に使われるヒューズ。
ブレードヒューズ=平型ヒューズ・ミニ平型ヒューズや低背ヒューズの総称。
車内で使われる多くの
電装品に使われるヒューズ。
スローブローヒューズ=大容量の電装品に使われるヒューズ。
特徴はゆっくり温度が上がってすぐには切れない。
全体的にヒューズは想定値以上の電気が流れた際に、電装品の代わりに切れて保護するパーツです。
車にとっては必要不可欠ともいえるパーツなので、この機会に種類や仕組みを覚えて知識として役立ててみてください!
また、別記事【【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法!】では交換方法も触れているので参考にしてみてください。

ヒューズに関連した記事
≫車のヒューズboxから電源を取る(10・15・20a)のヒューズ電源おすすめ9選
≫エーモンヒューズ電源を使ってヒューズボックスから10Aの電源を取る方法!
≫【1分で出来る】ヒューズと差し替えるだけで簡単に電源が取れる方法