【初心者から学ぶ】サーモスタットの仕組みや意外と知らない役割

サーモスタット
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サーモスタットは車にとって重要な部品って聞くけど本当?実際にどんな役割があるの?

このような悩みはありませんか?

通常サーモスタットと言えばエンジンに
とって重要な部品の一つ。

実際に見た事がある方。もしくは知識のある方
なら○○に取り付けられたパーツと想像ができますが…

車に関してあまり興味のない方にとっては、どういった部品でどんな時に役立つの?と疑問に感じる事もあるでしょう。

そこで今回の記事では、手順を元に

✅サーモスタットについて
✅仕組みや役割について

それぞれ解説していきます。

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サーモスタットとは?どんな役割がある?

それではさっそく、サーモスタットに
ついて見ていきましょう。

どんな役割のある部品?

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サーモスタットとは、エンジン内部に流れる
冷却水の温度を感知。

サーモスタットで感知した温度で内部の状態に合わせてラジエーターへ冷却水を送り温度を調整する役割をしています。

サーモスタットの仕組み

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仕組みについては温度変化によって開閉する
バルブ式構造が多く、

冷却水の温度に合わせて開閉することで
冷却水の通る道を調整しています。

・温度が低い=バルブが閉じる
・温度が高い=バルブが開く

温度が低い場合は常温を意味するので、
バルブはばねの力により閉じられます。

逆にエンジン内部が温まり高温になると、
バルブが開きラジエーターに冷却水を循環。

エンジン内部に循環された冷却水は、
適温になるまでエンジン温度を冷まします。

エンジン内部の冷却水が適温になると
バルブは閉じる。という仕組みです!

サーモスタットの寿命や故障した際の症状

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続いてサーモスタットの寿命や故障した
際の症状について見ていきましょう。

サーモスタットの寿命

サーモスタットにも寿命があるので、事前に知っておかないと損をする結果となります。

そんなサーモスタットの寿命は、

使用から10年もしくは10万kmとなります。

ただし必ずこの時期という訳でなく、
その車の使用状況によって異なります。

たとえば、乗る頻度が多い方や
サーキットなどをメインに使う方。

こんな方は寿命が短くなる傾向にあります。

理由として、上記に当てはまる方は普段より
アクセルを強めに踏む頻度が多くなる為です。

アクセルを強めに踏む頻度が多くなると言う事は、その分エンジンに負荷がかかる。

エンジンに負荷がかかると水温が上昇。

上昇するとサーモスタットが
作動して適温まで戻す。

この繰り返しになります。繰り返すことによって
消耗品であるサーモスタットが寿命を迎えるという訳です!

故障した時の症状

サーモスタットが故障した場合、
以下3つの症状が発生する可能性があります。

・水温警告灯が点灯
・オーバーヒートを起こす
・オーバークールを起こす

水温計が警告灯が点灯

サーモスタットが故障した場合、メーター内に
故障を知らせる水温警告灯が点灯します。

水温警告灯は水温が異常値を示した
際に点灯するもので、

エンジン内部に異常が起きた事を警告します。

オーバーヒートやオーバークールを起こす

サーモスタットが故障した場合、
オーバーヒートやオーバークール

どちらかの症状を起こします。

オーバーヒートの場合はサーモスタットのバネが
閉じたままになると発生する症状。

オーバークールの場合はサーモスタットのバネが
開いたままになると発生する症状。

どちらも車のエンジンにとっては危険と言えます。

本来ならエンジン保護として閉じたり
開いたりする役割も、

故障する事で逆効果となります。

なので、上記のような症状が見られた場合は
サーモスタットの故障を疑い早めの交換をしましょう。

サーモスタットが故障しているか判断する方法

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最後になりますが、サーモスタットが
故障しているか判断する方法について見ていきましょう。

水温計の針を確認する

1つ目は水温計の針を確認する事です。

針を確認した際に、針の動きが正常値より高い。
もしくは以上に低いかどうかで判断します。

針の動きが正常値より高い場合、

オーバーヒートと呼ばれる症状が起きています。

オーバーヒートは水温が異常に高く
なることを意味し、

症状が起きた場合にエンジンブローの原因となります。

逆に正常値より水温が低い場合、

オーバークールと呼ばれる症状が起きます。

オーバークールは水温が異常に低く
なることを意味し、

症状が起きた場合にエンストの原因となります。

エアコンの効きや回転数を確認する

2つ目はエアコンの効きや回転数を確認する事です。

上記で紹介したオーバークールかどうかを明確にしたい場合には、

エアコンの効きが悪くなっている
可能性が高いです!

なのでエアコンの温度を最高位まで上げて、
暖房になっているかどうかを確認してみましょう。

また、回転数(タコメーターの)を
確認するのも1つの手です。

サーモスタットが元でオーバーヒートや
オーバークールの場合、

回転数が上がりにくくなることがあります。

このようにサーモスタットに関連する原因を試すことで、実際に故障しているのかを判断する事ができます!

記事のまとめ

以上、サーモスタットの役割や
仕組みを紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

サーモスタットとは?どんな役割がある?
冷却水の温度を感知する部品

サーモスタットで感知した温度で内部の状態に合わせてラジエーターへ冷却水を送り温度を調整する役割
サーモスタットの寿命や故障した際の症状
サーモスタットの寿命は10年もしくは10万km

故障した時の症状
・水温警告灯が点灯
・オーバーヒートを起こす
・オーバークールを起こす
サーモスタットが故障しているか判断する方法
水温計の針を確認する
エアコンの効きや回転数を確認する

サーモスタットは、エンジン内部の
温度上昇を抑えるために必要不可欠な部品です。

本体が故障する事でエンジンを壊すことになりかねません。

なので、もしこれから先寿命が来る前に交換をしたい。

そんな方は10年もしくは10万kmを目安に交換をして最悪の事態を防ぎましょう。

なお、当サイトでは他にも故障時の症状や危険性についても解説しているので合わせて参考にしてみてください。

サーモスタットが故障すると車に起こる2つの症状や走行時の危険性! ≫

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