【カスタムに役立つ】車の電源5つ(常時・ACC・イルミ・IG)

マイナス・ボディアース
この記事は約11分で読めます。

車の電源には種類があるって聞いたけど本当なの?
どんな電源があるか知りたい。
それぞれの電源で使える電装品は?

このような悩みはありませんか?

実は過去の私も同じく悩んだことがありました。

あの頃は知識も少なく、『電源なんてどれも同じでしょ』といった考えでした。

ですが、車の電源にはいくつか種類があり
条件を満たさないと電気が流れないもの
もあります。

自分ではこれだ!と思っても間違った知識で実践するとトラブルの元です。

そのため、まずはどんな電源がありどの条件で流れるのか知る必要があります。

電源について知る事で、これから先のカスタムにおいて電源ごとの使い分けができるので作業の幅が広がりおすすめです。

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車の電源の種類について

車にはいくつかの電源があるって聞いたんだけど、どんな電源があるの?

基本的には常時電源・ACC電源・IG電源・イルミ電源だね。

電源については以下で順を追って解説するので参考にしてみましょう。

常時電源

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まず1つ目は常時電源(じょうじでんげん)です。

常時電源は、簡単に言えば常に電気が流れている電源の事を言います。

基本的には黄色い配線が常時電源で主に、

・ハザードランプ
・ブレーキランプ。
・スライドドアなどに使われている電源になります。

名前の通り常に電気が流れているので
エンジンOFFでも関係なく電気が取れます。

また、常時電源には

・常時電源
・バッ直電源2種類の電源があります。

この2つの電源はよく同じに思われがちですが、
似ているだけで実は違う電源になります。

常時電源・バッ直電源の違いについては次でまとめているので参考にしてみましょう。

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ACC電源

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2つ目はACC電源です。

ACC電源はアクセサリー電源とも呼ばれる電源。

鍵タイプキーをACCの位置までひねった時に流れる電源。
スイッチタイプブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを1回押した時に流れる電源

主に

・シガーソケット
・ナビ
・ミラーの折りたたみウインカー

などに使われています。

ACC電源についてさらに詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。

【初心者必見】車のACC電源の点灯タイミングと使える電装品の種類
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IG電源

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3つ目はIG電源です。

エアコンやセルモーターなどを動かす際に
流れる電気になります。

鍵タイプキーをIGの位置までひねった時に流れる電源。
スイッチタイプブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを2回押した時に流れる電源

ACC電源とはよく同じに思われがちですが、
似ているようで実際は異なる電気です。

IG電源について、違いについてさらに詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。

【IG電源とは】ACCとは違う電源とも聞くけど実際何が異なるの?
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イルミネーション電源

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4つ目はイルミネーション電源です。

イルミネーション電源はスモール電源とも呼ばれ、スモールライトを点灯させた時に電気が流れます。

他の電源とは違い電気のタイミングがやや
異なりますが、電源が取れるという面では同じですね。

イルミ電源についてさらに詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。

イルミ(スモール)電源が反応するタイミングと連動させて出来る点灯の例
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電源の種類について事前に知らないと危険?

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電源の種類にはいくつかある訳ですが、種類について知っておかないと電装品を取り付ける際に余計な時間がかかってしまいます。

たとえば2つの例を考えてみましょう。

・電源の取り付け方法を知っている場合
・電源の取り付け方法を知らない場合

電源の取り付け方法を知っている場合

まず事前に取り付け方法を知っている場合。

電源の種類や取り付け方について事前に知っているという事は、作業で失敗するというリスクはほとんどありません。

またスムーズに作業をする事ができるので
予定通りに終わらせる事ができます。

よって電源の取り付け方法を知っている
場合は特にトラブルになる事はありません。

電源の取り付け方法を知らない場合

その一方で電源の取り付け方法を知らない場合。

事前に調べなかった事で配線の種類や取り付け方がわかりません。その結果として余計に時間がかかってしまいます。

また、間違った方法を実践する事で失敗のリスクも大きくなります。

特によくあるのは極性を間違えたり常時電源に繋いでしまう事。

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電源にはプラス以外にもマイナスの電気があり、間違ってマイナスとつなぐとショートにより配線が燃える危険があります。

また、常時電源に繋いでしまう点。

常時電源は名前の通り常に電気が流れる配線で、たとえエンジンを切っても常に流れる事でバッテリー上がりの危険があります。

まとめると

・極性を間違えて配線が燃える危険性
・電源を間違えてバッテリー上がりの危険性

このようなデメリットがあるため、電源の種類について事前に知らないと危険と言えます。

逆に知識として事前に知っておけば

・スムーズな作業
・失敗のリスク

2つの危険性を回避する事が出きます。

ですので、時間を無駄にしない為にも事前に電源の種類や電装品ごとの取り付け方法について知っておくことがおすすめです。

それぞれの電源で使える電装品について

ここまで簡単に電源の種類について紹介しました。

次は、それぞれの電源でどの
電装品が使えるのか?

詳しく見ていきましょう。

常時電源はスイッチ関係との組み合わせが最適

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常時電源は、常に電気が流れている事を
踏まえると使える電装品は限られます。

主にON/OFFスイッチ・リレーなどですね。

普通なら電装品をそのままつなげれば、
エンジンOFFでも電気は流れ続ける…

結果としてバッテリー上がりになります。

しかし、間にスイッチを噛ませることで、
バッテリー上がりを解消できます。

どうしてスイッチを噛ませるだけで?

スイッチが構造上、切り替え式になっているからだね。

スイッチの基本構造は、電源が入ると接点が繋がり電源が流れる。スイッチをOFFの位置にすると、接点が離れて強制的に電源が切れる。

ということになるので、たとえ常時電源であっても任意で切り替えることができます!

また、リレーの使用にも便利です。

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リレーは複数の電気を繋げて切り替える
スイッチのようなもの。

本体の電源=常時電源。
切り替えの電源=ACC電源。

それぞれにつなげることでリレーとしての機能をします。

常時電源に興味のある方は以下記事から常時電源を探す知識が得られます。

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ACC電源

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ACC電源は

鍵タイプキーをACCの位置までひねった時に流れる電源。
スイッチタイプブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを1回押した時に流れる電源

となるので、タイミングに合わせた
電装品を使います。

ACC以上は常に電気が流れ続けるとすれば
ETC車載機やドライブレコーダーがおすすめです。

ETC車載機ETC車載機は、高速道路の通行料金をその場で支払う事なくゲートを通行できるというものです。搭載した車載機と料金所のゲートが無線でつながるので、車を停止させる事なく走行が可能です。
ドライブレコーダードライブレコーダーは、車を運転している映像や、その時の音声を記録できる装置です。主に、事故を起こした際の証拠として役に立つものです。

突然の事故で

自分は悪くないのに自分のせいにされた
・相手が悪いけど証明するための証拠がない

こんな時に便利なのがドライブレコーダーです。

ACC電源から電源を取ることで、走行中にいつ
事故に巻き込まれても証拠として残すことができます。

ACC電源に興味のある方は以下記事から電源を探す知識が得られます。

検電テスターを使ったACC電源の簡単な探し方と3種類の電源の取り方
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IG電源

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IG電源は

鍵タイプの場合キータイプの車は【LOCK】【ACC】【ON】【START】の4つの種類があり、IG電源は【IG】の位置にキーを回した際に流れます。IG電源の場合は、それ以上キーを回しても消えることがないので、そのまま使うこともできます。逆に、エンジンをOFF(切る)にすれば電気が遮断されます。
プッシュスタートタイプの場合プッシュボタンは、キータイプと違い、ボタンを押す事で電気が流れます。種類には、【ACC】【ACC ON】【START】の3つがあります。プッシュスタート車の場合はプッシュボタンを2度押した際に流れる電源です。ブレーキを踏まない状態でスイッチをONにする事で電気が流れます。

となるので、タイミングに合わせた
電装品を使います。

電源はACC電源と似ていて、
その違いはわずかな電源の差です。

基本的にはパワーウインドウやエアコンなどの
容量が多い物に使われることが多い電源です。

IG電源に関してはAC電源と被るので、
ほぼ社外の電装品では使わないと思っていいです。

イルミネーション電源

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最後はイルミネーション電源です。

イルミネーション電源はナビ裏からも取れますが…

スモールスイッチのON/OFFでしか反応しないので、スイッチに関連したものとして考えながら電装品を選ぶといいでしょう。

ちなみにスモールスイッチっていつ点けるか知ってる?

スモールランプに連動するから夜間でしょ?

そうそう。だから暗くなった時につける物で考えるといいよ。

たとえば、ヘッドライト下や間接照明など
LEDテープを使った方法がおすすめです。

ヘッドライト下LED名前の通りライトの下にLEDを仕込むやり方です。イルミ連動にすることで、夜間のみの点灯ができます。カスタム目的として使用する人に人気の方法です。
間接照明間接照明は、足元LEDやアンダーネオン。室内LEDなど様々ですが、暗い室内でも見やすくしたい方におすすめです。

イルミ電源に興味のある方は以下記事から電源を探す知識が得られます。

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合わせてボディーアースについて覚えておくと便利

ここまでが

・常時電源
・ACC電源
・IG電源
イルミ電源

プラス電源の内容です。

プラスがあると言う事はマイナスもある。ここからは合わせてマイナスについてもご紹介していきます。

ボディーアースはマイナスの事

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ボディーアースとは、ボディ。つまりは車体に
接続するマイナス線の事です。

大元のバッテリーマイナス(赤〇)から車体に
端子が接続され電気が流れる仕組みです。

車体に電気が流れる⇒金属部部は電気を通す⇒マイナスが取れる。

マイナスはプラスで言うところの、常時電源やACC・イルミなど。基本の電源と同じです。

・繋ぐと電気が流れる
・つながらなければ流れません。

プラスのように種類がないだけで基本は同じです。

電装品を付ける上で基本を覚えておいて損はない

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たまに『プラスだけわかればいい』という方もいますが、電装品にとってマイナスもプラスと同じくらい重要です。

わかりやすく言えば、昔理科の実験でやった
豆電球をイメージするといいでしょう。

豆電球にもプラスとマイナスがあります。

プラスだけでは点灯せず、逆にマイナスだけでも点灯しない。プラス・マイナス2つが繋がって初めて点灯するのです。

簡単に言えば、プラスとマイナスが繋がることで接点が切り替わる切り替えスイッチのようなものと思えばわかりやすいでしょう。

これが豆電球でいえば、正しい向きに
合わせる事で点灯しますよね?

逆に間違った向きに入れてしまうと点灯する事がありません。

構造でわかると思いますが、どちらか片方では意味を成しません。プラス・マイナス両方を繋げる事で初めて点灯します。

そのため、マイナスもプラスと同じくらい重要と言えます。

今回はプラス電源がメインなので
ここまでとなりますが、

・もっと詳しく知りたいな
・アースの知識も吸収したい

こんな方は、合わせてボディーアースの記事も参考にしてみてください。

初心者から学ぶ”マイナス・ボディアースの違いと不良なく電源が取れる場所”
この記事は、車のボディアースがよくわからない人向けに、車体に繋げる必要性や意味について解説しています。アースが取れる正しい場所も同時に紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

記事のまとめ

以上、車の電源5つ(常時・ACC・イルミ・IG)についてご紹介させていただきました。

記事でもわかる通り電源には

常時電源
ACC電源
IG電源
イルミ電源があります。

常時電源は常に電気が流れる電源で、細かく
分けると常時電源とバッ直電源に分けられます。

バッ直電源を含めると電源は5つとなります。

ACC電源はACC。IGはIGに合わせた際にはいる電源。

イルミ電源はスモールスイッチを
ONにした時に流れる電源。

基本的にはこの電源に加えてマイナスを
含めた電源が車の電源となります。

電源に合わせて繋げる事で自分のタイミングに
合わせて電装品を操作させる事ができますが…

知らないことで

・極性を間違えて配線が燃える危険性
・電源を間違えてバッテリー上がりの危険性

このようなデメリットがあるため、電源の種類について事前に知らないと危険と言えます。

逆に知識として事前に知っておけば

・スムーズな作業
・失敗のリスク

2つの危険性を回避する事が出きます。

ですので、時間を無駄にしない為にも事前に電源の種類や電装品ごとの取り付け方法について知っておくことがおすすめです。

電源の種類を理解すれば弄れる電装品の幅も広がるのでぜひ覚えてみてください。
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