フォグランプが元で違反になる項目がいくつかあるって聞いたんだけど。どんな内容があるの?防ぐ為に知っておきたいから詳細を教えて欲しい。
以上のような疑問にお応えします。
✅違反をしない為の対処法が知りたい
✅違反で捕まりたくない
何が違反なのかわからなければ普段通りの行動をする事で、知らず知らずに違反行為に該当してしまいます。
知らないうちに違反で捕まる=減点や切符(反則金含む)を切られる危険も。
当記事では、フォグランプが元で違反対象になる5つの項目を詳しく解説します。
この記事で解説している事を実践できれば、違反内容を特定するだけでなく自分でも対処ができるようになります。
違反内容を知る事は対策への第一歩。
まずはどんな事が違反になるのかを明確にした上で、対処方法や防ぐ対策をしてみましょう。
フォグランプが元で違反切符を切られる5つの項目
今回はフォグランプが元で違反対象になる項目が知りたいんだけど。どんな内容があるの?
ライト切れや点灯しなかったりなど。全部で5つの項目があるね。
詳しくは以下で順を追って解説していくので、順番に見ていきましょう。
晴天時のフォグランプ点灯
1つ目は晴天時のフォグランプ点灯。
一見すると「問題ないんじゃないの?」と思われがちですが…
晴天時のフォグランプ点灯は違反となります。
理由は本来の使用目的にそぐわない為。
フォグランプは別名【前部霧灯】とも呼ばれ、本来は
・雨
・雪など。
悪天候を目的として点灯させる補助灯。
そのため、晴天時にも関わらず点灯
すると違反になる訳です。
詳しい内容や罰則の有無については以下記事を参考にしてみましょう。
【違反性の有無】悪天候に関係なく車のフォグランプを常時点灯する行為 ≫
フォグランプだけの点灯
2つ目はフォグランプだけの点灯。
逆に悪天候だからといって、フォグランプ
だけの点灯をする事も違反となります。
悪天候で使うなら本来の使い方であってるから大丈夫なんじゃ。
確かに、フォグランプの目的は悪天候時の補助灯の役目だから点灯自体に問題はないけど、フォグランプだけというのが注目すべき点だね。
フォグランプは基本的に暗くなった時(夜間)につけることが多く、夜間にはその他灯火類を点灯させることが義務づけられています。
例えば
・車幅灯(ポジションランプ)
・尾灯(テールランプ)など。
一緒に点灯させないことで違反となります。
実際、以下道路交通法にも記載があります。
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
道路交通法五十二条より
記載がある以上は違反行為と見なされるので、
フォグランプの点灯をする場合には注意が必要です。
詳しい詳細や罰則が知りたい場合は次の記事を参考にしてみましょう。
夜間にフォグランプだけの点灯で運転すると違反になるって知ってた? ≫
爆光すぎるフォグランプ
3つ目は爆光すぎるフォグランプ。
両側点灯するものの、バルブが爆光だった
場合にも違反となります。
たまに明るい方が見やすくていいという
理由で爆光にする人がいますが…
自分にとっては明るくて見やすくても、前車や対向車には目を逸らしたいほど眩しい場合があります。
特に対向車にとっては目潰し状態な訳ですから、
視界を奪われ事故を誘発する原因を作る結果にもなりかねません。
事故を誘発=危険行為と見なされ違反となる。
そのため、明るければいい。点灯できれば何でも
いいという訳にはいかのいので注意しましょう。
フォグだけの点灯や爆光に関しての詳しい罰則については、以下記事でまとめているので合わせて参考にしてみてください。
意図しないフォグランプの点灯で止められた場合の違反点数や罰金 ≫
フォグランプの片目切れ
4つ目はフォグランプの片目切れです。
点灯しないのとは逆に切れた状態でも
違反の対象になります。
ヘッドライトなどのように必ず点灯させる
パーツではありませんが…
使う以上は両側点灯が条件なので、整備不良に該当して違反となります。
実際、以下道路交通法にも記載があります。
車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第三章 若しくはこれに基づく命令の規定(道路運送車両法 の規定が適用されない自衛隊の使用する自動車については、自衛隊法 (昭和二十九年法律第百六十五号)第百十四条第二項 の規定による防衛大臣の定め。以下同じ。)又は軌道法第十四条若しくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等(次条第一項において「整備不良車両」という。)を運転させ、又は運転してはならない。
道路交通法第62条(整備不良車両の運転の禁止)
内容としては整備不良の中の【尾燈等】に該当されます。
詳しい違反や罰則の有無については、以下記事でまとめているので参考にしてみましょう。
フォグランプの片目が切れた状態で車を走行すると違反になるって本当? ≫
フォグランプの色
5つ目はフォグランプの色です。
フォグランプの色も道路交通法により決まりがあり、不適切な色にして走行した場合【整備不良】として見なされます。
また、そもそもの話。車検にも通らなく
なるので不適切な色はおすすめできません。
フォグランプの色の詳細や罰則に関してさらに詳しく知りたい場合は、次の記事を参考にしてみましょう。。
フォグランプを【白・淡黄色以外の色】にすると違反って聞くけど本当? ≫
違反しない為にできる対処法
ここまでがフォグランプが元で違反行為になる内容です。
中には「こんな事で?」という内容もありましたが、交通法に決まりがある以上守らないと違反となってしまいます。
ただ、違反になるのはあくまで守らなかった場合。逆に正しい行動が出来れば防ぐ事も出来ます。
そこでここからは、上記で解説した違反行為を防ぐ対処方法について解説して行きます。
それでは、順を追って見ていきましょう。
フォグランプだけの点灯問題
まずフォグランプだけの点灯問題に関して。
フォグランプのみを点灯して違反になる訳ですから、条件を合わせて点灯するようにすればいいだけです。
例えば
本来のフォグランプを点灯する手順としては、スモールスイッチON⇒フォグランプスイッチONでフォグが点灯する仕組み。
なので、最低限スモールランプが一緒に点灯した状態になればいい訳です。
また、夜間にはヘッドライトの点灯も必要なので…
・夜間にフォグランプを点ける場合はヘッドライトと一緒に点いた状態になればOKです。
晴天時のフォグランプ点灯問題
2つ目の晴天時のフォグランプ点灯問題。
フォグランプの基本は
・雨
・雪など。
悪天候時にのみ使用が許可されるので、条件に合わせて使い分ければ大丈夫です。
フォグランプの片目切れ問題
3つ目はフォグランプの片目切れ問題。
片目切れも同様に違反となるので、
切れた箇所を治す事で対処ができます。
ただおすすめとしては切れた箇所だけでなく、
両方交換する方がいいでしょう。
どうして切れた箇所だけでなく両方なの?
もう片方もいつ切れるか分からないからね。
確かに切れた箇所を直すだけでも解決は
出来ますが、フォグランプはあくまで消耗品。
もう片方もいつ切れるか分からないので、
出来れば両側交換して おくと良いでしょう。
フォグランプの色問題
4つ目はフォグランプの色問題。
フォグランプの色は基本的に白色または
黄色と決まりがあります。
・青など。
見た目でも違うと分かる色にすることはおすすめ出来ません。
そのためもし、違反をしたくない場合は白色または黄色のバルブに取り換えて走行をしましょう。
ただ、個人的におすすめとしては黄色を選択することを推奨します。
どうして黄色がいいの?
悪天候に便利だからだね。ヘッドライトが黄色なら問題ないんだけど、白だった場合にフォグも白だと色が同化して見えにくくなっちゃうんだよね。
実際に画像で確認すると分かりますが、白だとやや見えにくいのに対して、黄色フォグと組み合わせた場合には色が同化しない事で見やすくなっています。
「たかだか補助灯」と思うかもしれませんが…
悪天候時には効果を発揮できるので、フォグランプはできる限り黄色にしておくといいでしょう。
ちなみに黄色フォグのおすすめってあるの?
霧だけでなく雪対策としても使いたいなら【IPF ディープイエロー】だね。
純正より黄色味のかかった色が特徴で、2400kの色温度によって悪天候時でも視界をクリアにしてくれます。
また、ハロゲンと言う事で熱を持ちやすくレンズの熱で雪が溶けるといった効果を得られます。
純正から取り替えたい方や悪天候時の対策として役立てたい方におすすめです。
爆光すぎるフォグランプ問題
5つ目は爆光すぎるフォグランプ問題。
点灯するからと言って、爆光すぎるフォグランプを点ける事は対向車にとって迷惑以外の何ものでもありません。
特に、目を背ける程の爆光仕様の場合は事故の原因にも繋がるので、使うことはおすすめしません。
そのため、対処としてはルーメン(lm)や
車検に適合するフォグランプを選ぶ事です。
ルーメン(lm)は明るさを表す単位なので、どのくらい明るいのかを目安として導き出すことが出来ます。
また、手っ取り早く選ぶなら車検
対応品を選ぶのもおすすめです。
車検対応品であれば爆光過ぎる事は無いので、初心者でも失敗するリスクを減らせます。
このようにいくつか違反項目はありますが、順を追って一つづつ解決していけば違反をせずにカーライフを送ることが出来ます。
内容によっては後回しにしたい気持ちも分かりますが…
違反である以上捕まれば罰則の対象になるので、防ぐためにも正しい対処を心掛けましょう。
記事のまとめ
以上、フォグランプが元で違反対象になる5つの項目についてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
フォグランプだけの点灯
フォグランプの片目切れ
フォグランプの色
爆光すぎるフォグランプ
晴天時のフォグランプ点灯問題
フォグランプの片目切れ問題
フォグランプの色問題
爆光すぎるフォグランプ問題
記事でもわかる通り、フォグランプが元で
違反になる項目は上記5つがあります。
項目を見ていると「たかだかそんなことで?」と思う方もいるかもしれませんが…
道路交通法で決められている以上は違反になってしまうので、運転をする以上は違反の対象にならないように心がけをしましょう。
フォグランプ以外にも違反項目が知りたい方は、参考として次の記事を確認してみましょう。
【知らないと損】車のポジションランプが元で違反対象になる4つの項目 ≫
車のテールランプ(尾灯)が元で違反になる4つの項目と防ぐ対処方法 ≫