ヘッドランプには色々種類があるって聞くけど。どんな種類があるの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅ 車に使われるヘッドランプについて知りたい
✅ バルブの種類が知りたい
✅バルブの形状が知りたい
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。ヘッドランプの種類と使い方について解説しています。
バルブの基礎を事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、ヘッドランプを購入した後に装着できないなどのリスクを減らす事ができます!
結果としてバルブを選びやすくなります。
ちなみに、今回紹介する内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。
②車のヘッドライトの車検基準(5つ)とよくある3つの落ちるパターン ≫
③【ハロゲン・LED・HID】ヘッドランプならどれが最適か徹底比較 ≫
④車のヘッドライトが両方つかないのは何故?球以外で切れる2つの原因と対策 ≫
車に使われるヘッドランプとは?どのような役割のあるもの?
それではまず、ヘッドランプとはどういった
ものなのか見ていきましょう。
ヘッドランプは夜間に前方を照らすもの
車のヘッドランプは前照灯(ぜんしょうとう)とも呼ばれるもので、夜間を安全に走行するために取り付けられたものです。
昼間であれば目視でも確認ができるので点灯する事なく走行できますが、夜間は暗くそのままでは走行が困難になります。
そんな時に役立つのがヘッドランプです。
通常ヘッドランプには
・すれ違い用前照灯
2つがあり、用途に応じて使い分けることができます。
走行用前照灯・すれ違い用前照灯で使い分けができる
走行用前照灯は通称ハイビームと呼ばれ、
暗い山道や視界が悪い時に使うもの。
すれ違い用前照灯はロービームと呼ばれ、
夜間の走行時に常に点灯させるもの。
このように切り替えることができます!
ヘッドランプに使われるバルブの種類
そんなヘッドランプには種類があり、
・LED
・HID
大きく分けると3種類に分かれます。
ハロゲンバルブ
ハロゲン球は、フィラメントに電流を流し電気抵抗により、電球内部の金属の線(繊条(せんじょう))に電気を流す事で点灯します。
ハロゲン球はその点灯方法により、
ライトを明るくすることができます。
ただ、その分デメリットとして
熱を持ちやすくなります。
熱を持ちやすいということは、
消費が高いということ。
つまり、明るく照らすためにはその分で電気を多く消費するわけです!
LEDバルブ
逆にLEDは、ダイオードの一種なので電圧を加える事で点灯します。
ハロゲンとは違い繊条(せんじょう)に電気を流す必要がないので、熱を持ちにくくなります。
結果としてLEDに交換することで消費電力を抑えることができます。
・LED=消費電力が低い
一見すると問題なさそうに見えますが…
純正ハロゲン球からLEDにそのまま変えると、
設定された消費電力も変わることになります…
HIDバルブ
HIDバルブはディスチャージライトやキセノンライトとも呼ばれるもので、ハロゲンに比べ電力を抑えたまま明るくすることができます。
昔は主流ともされていましたが、LEDの復旧により次第に使われなくなりました。
まとめると以下のようになります。
・メリットは明るく照らす。
・デメリットは消費電力が高い
【LED】
・メリットは消費電力を抑えて明るく照らす。
・デメリットは雪が降ってもライトの熱で雪が溶けない
【HID】
・メリットは消費電力を抑えて明るく照らす。
・デメリットはLEDより消費が多く人気がない
性能で言えばLED⇒HID⇒ハロゲンの順番です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、
使う場合には自分に合ったバルブを選ぶといいでしょう。
ヘッドランプに使われるバルブの形状
続いてヘッドランプに使われる
バルブ形状について見ていきましょう。
ハロゲン・LED・HIDを知ったところで、
・H8/H9/H11/H16
・HB4
と種類があるので、合わせて知って
おく必要があります。
H4バルブ
1つ目はH4バルブです。
H4型バルブは左右に1つずつのヘッドライトを持つ、2灯式ヘッドライトに採用されている規格です。
1つのバルブで2つの機能を持つのが特徴で、Hiビーム(走行灯)とLowビーム(すれ違い灯)を1つのバルブで切り替えられることができます。
H8/H9/H11/H16
2つ目はH8/H9/H11/H16です。
H8/H9/H11/H16はヘッドライトだけでなく、
フォグランプとしても使用されている形状です。
4つともバルブ形状がL字型のため混合されがちですが、細かく見ると定格出力と口金寸法が異なります。
それ以外に関してはほぼ同じと言えるので、
交互としても問題ありません。
ちなみに『順番で言えばどれが新しいの?』と
いう方のために、以下で順に並べてあります。
・H8=比較すると新しめの車両に使用
・H16=比較的最近の世代の車両に使用
となります。
HB4
3つ目はHB4です。
HB4バルブは、H8などのバルブに比べて口金が長いのが特徴です。
また、同様にヘッドランプとしてだけでなく
フォグランプとしても使用可能です。
HB4はどちらかと言えばフォグランプとしての需要が高く、トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱などの車両に1990年代半~2011年頃まで多くの車種に採用されています!
形状を簡単にまとめると
・H8/H9/H11/H16は口金が短くそれぞれ交互性がある
・HB4バルブはフォグランプとしての需要が高い
このようになります。
ヘッドランプの種類でも述べましたが、バルブ形状にも種類がありそれぞれがくるまにあった形をしています。
使う場合にはH4はヘッドランプ専用。
H8/H9/H11/H16/HB4はヘッドランプ・フォグランプ
両方使えると覚えておくといいでしょう。
なので、使う場合には自分に合った
ものを選ぶといいでしょう!
記事のまとめ
以上、ヘッドランプの種類と使い方を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
走行用前照灯・すれ違い用前照灯で使い分けができる
LEDバルブ
HIDバルブ
H8/H9/H11/H16
HB4
ヘッドランプには本来走行用前照灯やすれ違い用前照灯2つがあり、用途に応じて使い分けることができます。
基本的にはすれ違い用前照灯を使いますが、視界不良などやむを得ない状況の場合のみ走行用前照灯を使います。
その際にも
・LED
・HID
3種類のうち自分の車に合ったものを使うことで
効率よく安全に走行する事ができます。
なので、もしこれから先ヘッドランプを純正から交換するようなことがあれば、この記事を参考に自分の車に合ったヘッドランプを選んでみましょう!
また、ヘッドランプには車検項目も関係してくるので、合わせて参考にしてみてみてください。