・車の電源に合ったパーツが知りたいんだけど。
・どんなパーツがあるの。
・選ぶ基準は?
このような悩みはありませんか?
一般的に車の電源と言っても、
1種類でなく複数の電源が存在します。
複数の電源があり、電源に合わせてパーツを選ぶことでカスタムに役立てる事が出来ます。
ただ、パーツと言っても種類が多くある為
どれを選べばおすすめなのかわかりませんよね。
そこで今回の記事では、選ぶ基準を元におすすめするパーツ12選を解説していきます。記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先の作業に役立てるきっかけを作れるので参考にしてみてください。
車の電源について
電源は全部で6種類
まず車の電源には
・バッ直電源
・ACC電源
・IG電源
・イルミ電源
・マイナス
6つの電源が存在します。
電源それぞれに特徴やタイミングがあり、電源に合わせて使い分ける事でカスタムに役立てる事が出来ます。
ただ電源と言っても単体では使えず、パーツをうまく活用する事が大切となります。
パーツを選ぶ場合は何を基準にするのが最適?
パーツとは言ってもどんなものを選んだらいいの?
基本的にはどこから電源を取るかで選ぶといいね。
例えばACC電源をオーディオ裏から取りたいなそう考えた時。
ACC電源の入るタイミングと言えばキーをACCに回した時。エンジン始動の前なので流れる電気は少ない。という観点からわかる箇所は
・シガーソケット
・ヒューズボックス3つの箇所ですね。
私がもし電源を取るとするならオーディオ裏です。
使う電装パーツはギボシ端子や接続コネクターです。電源を取るのが苦手な人ならヒューズ電源など。
他にも○○電源をどこから取るのかを明確にする事で、
同じように自分に合ったパーツを選ぶことができます。
プラス電源におすすめなパーツ
ここからはおすすめのパーツについてお伝えしていきます。
内容は
【エーモン】電源取り出しターミナル8859
メーカー | エーモン |
商品名 | 電源取り出しターミナル8859 |
使用可能電力 使用可能電流 | DC12V車720W以下/DC24V車1440W以下 60A(MAX) |
内容物 | 電源取り出しターミナル×1セット 《セット内容》 端子/高ナット/四角頭ボルト/皿タッピング カバー上/カバー下/フランジボルト×2 |
エーモンから出ている電源取り出しターミナル8859。
この商品のいい所はバッテリーから電源が取れる事。ターミナルをプラス端子側に取り付ける事で、複数の電源確保が可能となります。
特に常時電源ではなくバッテリーから電源が直接
取れる【バッ直電源】を取りたい方におすすめです。
【E341】電源取り出しコード
メーカー | エーモン |
商品名 | 【E341】電源取り出しコード |
使用可能電力 | DC12V120W以下/DC24V240W以下 |
内容物 | 電源取り出しコード×1 |
エーモンから出ているパーツの一つ。
主にバッテリーから直接電源を取りたい
方におすすめなパーツです。
大容量電源取り出しコード1188
メーカー | エーモン |
商品名 | 大容量電源取り出しコード1188 |
使用可能電力 | 使用可能電力:DC12V車480W以下/DC24V車960W以下 |
内容物 | ・大容量電源取り出しコード(丸型端子Φ8付)×1 ・丸型端子(5φ・6φ)×各1 |
エーモンから出ている大容量
電源取り出しコードになります。
電源取り出しコードよりも容量が
多い場合に役立つパーツ。
丸型端子3320(8Φ)
メーカー | エーモン |
商品名 | 丸型端子3320 |
使用可能電力 | DC12V車200W以下 DC24V車400W以下 |
内容物 | ・丸型端子×7 ・スリーブ×7 |
丸型端子は、ボルトやネジの間に挟みこませるパーツです。間に挟み込む事で、簡単に電源を取る事ができます。
中でも今回の丸型端子3320は8Φと言う事で
バッテリーのプラスターミナルに挟み込むのに最適です!
ただし丸形端子は形状の問題でボルトやネジの間に滑り込ませる事ができない為、一度固定したら簡単に外れないようにする場面などで使用するといいでしょう!
ギボシ端子3305
メーカー | エーモン |
商品名 | ギボシ端子3305 |
使用可能電力 AV(S) | DC12V車200W以下/DC24V車400W以下 0.5~2sq |
内容物 | ギボシ端子×8 スリーブ×8 |
ギボシ端子は電装部品を取り付ける
際に便利な部品です。
オス型とメス型の脱着可能な2つの端子を組み合わせることで、配線コードを接続することができます。
ギボシ端子3305についてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
エーモン接続コネクター3328
メーカー | エーモン |
商品名 | 接続コネクター3328 |
使用可能電力 | 0.2~0.3sq DC12V車24W以下/DC24V車48W以下 0.5sq DC12V車36W以下/DC24V車72W以下 |
内容物 | 接続コネクター(3328)×12個 |
接続コネクター3328は、0.2sq~0.5sqの
配線接続に対応したパーツです。
本来であれば、0.2sq⇒0.5sqもしくはその逆で
接続すると過電流の危険性がありますが…
接続コネクター3328を活用すれば安全にサイズの変換ができます。
また、専用工具(電工ペンチ)がいらないので初心者でも簡単に取り付け可能です。
接続コネクター3328についてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
プラスマイナス分岐ターミナル
メーカー | エーモン |
商品名 | プラスマイナス分岐ターミナル |
使用可能電力 適合コードサイズ | DC12V車60W以下 5A 0.12sq〜1.25sq相当(AWG26~16) 0.5sq×約60cm |
内容物 | ・プラスマイナス分岐ターミナル×1 ・両面テープ:×1 ・ギボシ端子付コード×1 ・クワ型端子付コード×1 |
プラスとマイナスの両方の分岐ができる
ターミナルになります。
インポート側に電源配線を繋げる事で、
アウトポート側で最高4つまで分岐が可能です!
プラスマイナス分岐ターミナルは電装品を複数同時に点灯させたい!そんな方に最適です。
プラスマイナス分岐ターミナルについてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
ヒューズ電源
ヒューズ電源の特徴は、車のヒューズと差し替える事で簡単に電源が取れる事です。
例えば、20Aのヒューズ電源があるとして、
差し替えるのは同じ20Aです。
するとどうなるかというと、差し替えるだけで電源が取れるようになります。
というようにA数に応じて電源が取れます。
※ただし、A(アンペア)数の数値全体でなく、そのうちの半分の電気までしか取れないので注意です!
電源分岐ターミナル2830
メーカー | エーモン |
商品名 | 電源分岐ターミナル2830 |
使用可能電力 使用可能電流 適合コードサイズ | DC12V車120W以下 10A 0.2〜1.25sq AV(S)1.25sq×約30cm |
内容物 | 電源分岐ターミナル2830×1 |
電源分岐ターミナル2830は
エーモンから出ているパーツの一つ。
特徴は分岐ができる事で最大で4箇所まで
プラス電源の分岐ができます。
加えて0.2〜1.25sqと幅広く使えるのもポイントです。
電源分岐ターミナル2830についてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
マイナス電源確保におすすめなパーツ
ここからはマイナス電源確保に
おすすめなパーツです。
パーツには
クワ型端子3316
メーカー | エーモン |
商品名 | クワ型端子3316 |
使用可能電力 | DC12V車200W以下 DC24V車400W以下 |
内容物 | ・クワ型端子×8 ・スリーブ×8 |
クワガタ端子は電装部品を取り付ける際に便利な部品です。
オス・メスなどの極性はありませんが、簡単にマイナス(ボディアース)を取ることができる端子です。
中でもエーモンから出ているクワガタ端子3316は、6Φと言う事で一般的なマイナスの確保に便利です!
本来ならオーディオ裏などのマイナス配線から
取る事で電源の確保はできますが…
その都度配線から取ると、配線がごちゃごちゃになりかさばることになります。
逆にクワガタ端子を使用すれば電源自体を新しく作ることができるので、その都度オーディオ裏から配線を分岐する必要がなくなります。
また、ボルトを緩めれば脱着が可能なので好きなタイミングで取り外すことができます。
アース用端子1140
メーカー | エーモン |
商品名 | アース用端子1140 |
使用可能電力 付属コードサイズ | DC12V車140W以下 AV(S)1.25sq×約30cm 6Φ 平型端子250型(メス) ※平型端子は別売です。 |
内容物 | アース用端子×1 |
アース用端子1140はエーモンから出ているパーツで、電装品に必要なボディーアースを複数分岐できます。
端子の先端がクワガタ端子になっているのが特徴で、先端のアースを経由して最大で4個まで分岐出来ます。
ちなみにこれって細線でも繋げるの?
DC12V車なら140W以下までが対応だから細線でも問題はないね。
太線については1.25sqまでが対応となります。それ以上は対応していないのでおすすめできません。
とはいえ、ほとんどの配線であれば分岐して使えるのでカスタム好きの方には最適です。
アース用端子についてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
アースポイント増設ターミナル2833
メーカー | エーモン |
商品名 | アースポイント増設ターミナル |
使用可能電力 | DC12V140W以下/DC24V280W以下 |
内容物 | 配線コード:0.2〜0.75sq×4本(各2本) クワ型端子:6φ×4本 |
アースポイント増設ターミナルは、電装品に必要なボディーアースを複数分岐できるエーモン製の部品になります。
アース用端子の先端がクワガタ端子になっているのが特徴で、先端のアースを経由して最大で8個まで分岐出来ます。
使い方としてはアース用端子と似ていますが、その倍の8個まで分岐できることで、電装品を多く取り扱う人にとって最適です。
ちなみに対応配線は細線や太線(1.25sq)までが対応となります。それ以上は対応していないのでおすすめできません。
ただ、アース用端子同様に様々な面で分岐が
できるので使い方次第では重宝します。
アースポイント増設ターミナルについてさらに詳しく知りたい方はレビュー記事を参考にしてみてください。
紹介した中で厳選するならどれがいい?
色々あるのは分かったけど、厳選するならどれがいいんだろ。
プラス電源ならヒューズ電源やギボシ端子+接続コネクター。マイナスならクワガタ端子やアース用端子などだね。
プラス電源①ヒューズ電源を使った電源確保
1つ目はヒューズ電源を使った電源確保です。
ヒューズ電源は、特定のヒューズと差し替えるだけで簡単に電源が取れるもの。
たとえば、今回の常時電源であれば20Aが該当するので、黄色のヒューズ電源を使って同じく黄色いヒューズと差し替えると電源確保ができます!
この方法であればショートなどのトラブルになる危険性が少ないので、初心者でも簡単に使いこなすことができます。
実際の電源確保のやり方については以下でまとめているので参考にしてみてください。
プラス電源②ギボシ端子+接続コネクターの組み合わせ
2つ目はギボシ端子+接続コネクターの組み合わせです。
接続コネクター3328は0.2~0.5sqまで対応のパーツで、画像のように細線と太線でもつなぐ事ができます。
ETC車載機やドライブレコーダーなど。細線を使用している電装品は意外と少なくないので、こんな時に役立てると便利です。
また、接続コネクターにすることで接触不良のリスクを減らすことにもつながります!
実例を使った作業方法については、以下で紹介しているので合わせて読んでみてください。
マイナス電源①単品で使う人は絶対にクワガタ端子を選ぶのがおすすめ
まず単品で使う場合は、絶対にクワガタ端子が最適です。
アース用端子やアースポイント増設ターミナルじゃダメなの?
ダメじゃないけど、性能を考慮するなら絶対にクワガタ端子だね。
マイナス(アース)が取れるという
面では3つとも同じですが、
・アース用端子は4つ
・アースポイント増設ターミナルは8つ
単品で使いたいだけなのに、わざわざ複数分岐の
パーツを使う必要なんてないですよね?
仮に使ったとしても余るだけです。
その点から単品で使うのであれば
クワガタ端子一択となります。
マイナス電源②逆に複数分岐であれば【アース用端子1140】【アースポイント増設ターミナル2833】が最適
逆に複数分岐に使う際には、クワガタ端子を
使う必要はありません。
理由は簡単でその都度作るとかさばるためです。
わざわざ単品用を使う必要はないので、
・アースポイント増設ターミナル2833
どう使い分ければいいの?
少数分岐にするのか。多数分岐するのかで使い分けるといいね。
少数追加で分岐する場合には【アース用端子1140】が最適です。
アース用端子は最大で4つまで分岐できる端子です。
そのため、4つ以下のマイナスならアース用端子1140がおすすめです。
多数分岐する場合には【アースポイント増設ターミナル】が最適です。
アースポイント増設ターミナルは、
最大で8つまで分岐できるパーツです。
そのためアース用端子に比べて、
多数の電装品の分岐に役立ちます。
自分に合ったパーツを選んでカスタムに役立てよう
以上、車の電源(常時・ACC・イルミ・マイナス)確保におすすめのパーツ12選をご紹介しました。
この記事のまとめ
ギボシ端子+接続コネクターの組み合わせ
逆に複数分岐であれば【アース用端子1140】【アースポイント増設ターミナル2833】が最適
今回紹介したパーツは電源に合わせて揃える事で電源確保に貢献できるので、これからのカスタムに合わせて選んでみましょう。