車のバッテリーから直接電源をとる【バッ直電源】のやり方と電源の探し方

車の電源
この記事は約6分で読めます。

今回ご紹介するのは、【バッ直電源】の
探し方と取る方法についてです。

バッ直電源はバッテリーから取れる電源のことで、ウーファーやフォグランプなど。大容量の電気が必要な場合に役立ちますが…

そもそも知識がないと

どこから電源を取ればいいのかな。

こういった悩みを持つ方も少なくない事でしょう。かといって適当に電源を繋げるのはおすすめしません。

間違った配線に繋げば違うタイミングで反応する事はもちろん。最悪の場合、極性を間違えれば配線が燃える危険性があります。

そのため正しい電源の探し方を理解した
上で電源を確保することが大切となります。

今回の記事では、『どこから電源がとれるのか』『どうやって探すのが最適なのか』そんな方向けに順を追って詳しく解説していきます。

この記事でわかる事
✅バッ直電源の探し方
✅電源が取れる場
バッ直電源の活用法

別記事ではバッ直電源以外の電源の取り方もをまとめているので、一緒に確認しておくとカスタムの幅が広がります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

バッ直電源の探し方について

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2024-03-26T135617.565-1.png

まず『バッ直電源はどこからとれるのか?』ですが…

その名の通りバッテリーから直接とる事で電源がとれます。

バッテリーのプラス側に丸形端子などを使い、
配線を割り込ませてとります。

バッ直電源は探すまでもなくバッテリー以外でとれないので、その点は注意しましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%90%E3%83%83%E7%9B%B4%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84-1.png

間違ってもヒューズボックスやオーディオ裏から電源を取る事はやめましょう。

常に電気が流れているので似てはいますが、
バッ直ではありません…

大まかに言えば、

・バッテリー電源=バッ直電源
・オーディオ裏=常時電源になります。

何故なら、ヒューズボックスやオーディオ裏は
バッテリーからの電気が直接来るわけではないからです。

というのも、バッテリーから来た電気はまず電装品に行きます。この電装品は複数あり、それぞれに電気が分散します。

その後、分散した電気がヒューズや
オーディオ裏に到達します。

簡単に言えばバッ直(12V)→電装品→電装品→電装品→オーディオやヒューズ(分散した電気)。このようになる訳です。

バッ直電源が常に12Vだとすれば、
常時電源は一度電装品を経由した後の電気。

つまり、ヒューズボックスやオーディオ裏から電源を取ってしまうと不安定な電気を取る事になります。

そのため、この関係性を理解したうえで
電源を取る必要があります。

バッテリーから電源を取る方法は2つ

ここからはバッテリーから電源を取る方法について。

先ほども言ったように電源を取るにはバッテリーから直接になりますが…

その中でもどのくらい電源を取るのかで2パターンの選択肢があります。

それが以下

・丸形端子を使用する
・電源ターミナル

丸型端子(8φ)を使用する

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-11T223339.385-1.png

まず単体で電源を取りたいなら丸型端子(8φ)がおすすめです。

丸型端子は、ボルトの間に挟みこむことで電源が取れるパーツ。

種類には

・4φ
・6φ
・8φ
・10φ

と種類がありますが、バッテリー端子側に
合うのは8φだけです。

これってクワ型端子でもいけるんじゃないの?

確かにクワ型端子でも大丈夫だけど、クワ型の場合は抜けやすくなる恐れがあるからプラス側にはあまりおすすめしないんだよね。

特にバッテリー側では途中で抜けた時にショートの危険があるため、簡単に外れない目的で丸型端子(8φ)となります。

エーモン工業
¥290 (2024/03/26 13:53時点 | Yahooショッピング調べ)

複数取りたいなら電源取り出しターミナル

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-12-12T210154.659-1.png

逆に複数分岐したい場合は電源取り出しター
ミナル(8859)がおすすめです。

取り付け方は丸型端子同様に、プラスのボルト部分との間に挟み込ませるだけ。

電源取り出しターミナル(8859)を挟み込むことで電気がそれぞれに分散されて
最大3つまで分岐することが出来ます!

¥629 (2024/03/26 13:54時点 | Yahooショッピング調べ)

どちらも取り付け自体は簡単なので作業に合わせて上手く活用してみましょう。

バッ直電源はこう活用するべし!

最後に聞きたいんだけど、バッ直電源が取れるようになるとどんな事が出来るようになるの?

ウーファーや電圧計をバッ直で取れるようになるね。

使用例1.ウーファーの取り付け

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-05-11T153830.895-1.png

1つ目はウーファーが取り付けられるようになる事です。

まずウーファーについて簡単に。

ウーファーはスピーカーの一種で音源を取るパーツです。本来なら高音・中音・低温など複数の音源を取れるのがスピーカーとなりますが…

ウーファーの場合は低音を出すことを目的としたものです。特に迫力(臨場感)のある音にしたい場合に最適なパーツです。

その代わりに電気を多くとられるため、適当な電源で繋ぐとバッテリー上がりの原因になります。

特に、

・常時電源
・ACC電源
・イルミ電源
・IG電源

4つの電源では分散された電気なので
容量が足りずにバッテリー上がりとなります。

逆にバッ直電源からつなげばバッテリーそのものの電気が取れるので、バッテリー上がりとはならずに取る事ができます。

使用例2.電圧計の取り付け

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-05-11T154118.230-1.png

2つ目は電圧計が取り付けできるようになる事です。

基本的に電圧計の配線は

・電源のプラス
・マイナス
・ACC電源

3つを繋げる事で作動するものです。

なので、普通に取る分には常時電源でも取れなくはありません。

じゃあなんでバッ直でつなげるの?。

結論を言えば、感知できる電圧の数値が変るからだね。

常時電源でも取れなくはないんですが…

正確なバッテリーの電圧がわからなくなります。

というのも車の電気というのはバッテリーを経由して他の電気に流れるのが一般的です。

他の電気に流れると、さらに電装品に流れる
ことになるのでそこからさらに分散されます。

✅バッ直電源=バッテリー直の電圧を見れる
✅常時電源=分散された電圧を見れる

となるので、バッ直から電源を取るのが最適となる訳です。

ちなみにバッ直電源から電気を取るともう一つ見れるものがありますが…

今回は省略するので、詳しく知りたい場合は【【必要性】車の電圧計をバッ直電源に繋ぐ理由と以外と知らない活用法】を参考にしてみてください。

【必要性】車の電圧計をバッ直電源に繋ぐ理由と以外と知らない活用法
この記事では、電圧計を取り付ける上で知っておきたい。バッ直電源に繋ぐ理由について解説していきます。どうしてバッ直なのかを事前に理解しておけば、実際に取り付ける時に計測の面で損をすることがありません!また、記事の後半では常時電源・バッ直電源でつなげる場合の比較も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

探し方や取る方法を知り作業に役立てましょう

以上、バッ直電源の取り方と電源の探し方を紹介しました。

今回の記事を簡単にまとめると以下の通りです。

バッ直電源の探し方!
バッ直電源はバッテリーからとるもの
オーディオ裏やヒューズボックスからは取れない
バッテリーから電源を取る方法
・1.丸形端子を使用する
・2.バッ直電源セットを使用する
バッ直電源はこう活用するべし!
・ウーファー取り付け
・電圧計

常時電源との違いを理解したうえできちんと繋ぐ事ができれば、バッ直電源は大容量の電気がとれるので便利です。

例えば常時電源からならLEDやスイッチ
なんかの比較的容量の少ないものが適します。

バッ直ならウーファーや後付けのフォグ
ホーンを取り付ける際なんかがそうですね。

後は使い方次第ですがリレーと連動させる場合に使いますね。

このように、使い方次第で様々なものに使用出来るので使う用途を理解してぜひ活用してみてください!

(Visited 26,673 times, 2 visits today)