【エーモン】アースポイント増設ターミナル(2833)の基本性能と配線のつなぎ方・作業で役立つ活用法を解説

エーモン
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アースポイント増設ターミナル(2833)はエーモンから出ている商品の一つ。主にアースの分岐に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。

ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、アースポイント増設ターミナル(2833)の基本情報や使い方・配線につなぎ方・活用法をまとめてみました。

この記事でわかる事
✅アースポイント増設ターミナル(2833)の基本情報
✅正しい使い方
配線のつなぎ方
✅活用法
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アースポイント増設ターミナル2833はマイナスを分岐するパーツ

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アースポイント増設ターミナルはエーモンから出ているパーツの一つ。

先端がクワガタ端子になっているのが特徴で、先端から流れたマイナス電源を経由して最大で8個まで分岐出来ます。

本来であればクワガタ端子でボディアース。オーディオ裏からマイナス電源を確保など。電装品の追加のたびにアースを増やす必要があるため正直面倒なのが現状。

ですが、アースポイント増設ターミナル(2833)をうまく利用すればその問題も解決。

追加の度にアースポイントを取る必要がなく、アースポイント増設ターミナル(2833)1つで8か所分までマイナス確保ができます。

実際のアースポイント増設ターミナル2833のつなぎ方

アースポイント増設ターミナル2833については以下のやり方でやりましょう。

必要なものを準備する
クワガタ端子をかしめる
上側のボルトにクロスになるようにクワガタ端子を滑り込ませる
下側ネジ部分は片側2本づつ隙間に差し込む

必要なものを準備する

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まず繋げていく上で必要なパーツを
それぞれ準備しましょう。

今回は8本繋げることを前提として以下のものが必要となります。

クワガタ端子をかしめる

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準備が出来たら、画像のようにクワガタ端子をかしめていきましょう。

4本は被覆から配線を剥いた状態。もう6本はかしめた状態にします。

※詳しいクワ型端子のかしめ方については【クワ型端子のかしめかた”接触(アース)不良や振動で抜けないつけ方を解説”】でまとめているので合わせて参考にしてみてください。

クワ型端子のかしめかた”接触(アース)不良や振動で抜けないつけ方を解説”
やり方がわからないなどの理由から、クワ型端子のかしめ作業を自分でやるのを躊躇するという方も中にはいるでしょう。ですが今回のように正しいやり方を知っておく事で、失敗のリスクを無くすだけでなく5分程度で簡単に作業が出来るようになります。

上側のボルトにクロスになるようにクワガタ端子を滑り込ませる

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必要な工程が終わったらあとは繋げるだけです。

初めは上側のボルト側から。

上側はクロスになるようにクワガタ端子を滑り込ませていきます。

滑り込ませる工程は、適度にボルトを緩めれば簡単に出来ます。

下側のネジ部分は片側2本づつ隙間に差し込む

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下側のネジはクワガタ端子が使えないので、
ネジを緩めた際に隙間に差し込みます。

差し込む数は片側2個。左右で4個になるように取り付けます。

差し込む位置は矢印のように四角の枠の下に合わせる。最後にネジを締め付けて完了となります。

ただし使う場合は幾つか注意が必要

ただし、使う場合は幾つか注意が必要
なので事前に把握しておきましょう。

プラス電源は別途用意する
別途クワ型端子が必要
消費電力

プラス電源は別途用意する

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1つ目はプラス電源は別途用意する。

アースポイント増設ターミナルは名前の通りアースを取ること。あくまでマイナスを取るのが目的なので、プラス電源を取る事は出来ません。

もしプラス電源を同じように取りたい場合は、別売りの電源分岐ターミナルを使うことで同じように分岐ができます。

参考として繋げ方が知りたい方は、【【エーモン】電源分岐ターミナル(2830)×スイッチを組み合わせた繋げ方】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

別途クワ型端子が必要

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2つ目はクワ型端子。

ターミナルのボルトに差し込むサイズが6Φに
なっているので、6Φ用の端子が別途必要になります。

仮にそれ以上のサイズを取り付けると抜けやすくなるので注意が必要

消費電力

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3つ目は消費電力。

使用可能電力については

・DC12V車 140w以下
・DC24V車 280w以下

w(ワット)って何?

消費電力を示す単位のことだね。

電流が流れた時にどのくらいの電気を消費して使うのかを見ます。

ワット (W)が高ければ消費電力も高く負荷がかかる。ワット (W)が低ければ消費電力も低く負荷がかからないことになります。

それ以上使った場合は本体が壊れる危険があるので、範囲内で使う事が大切です。

ちなみにワット(w)を求める計算式は【車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″
車の消費電力を表す単位ワット(w)と電力を求める場合の簡単な計算式を解説。

アースポイント増設ターミナルの活用法

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最後になりますが、アースポイント増設ターミナル
だからこそできる活用法についても見ていきましょう。

アースポイントを一か所にまとめたい
電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい

アースポイントを一か所にまとめたい

まずアースポイントを一か所にまとめたい方。

通常アース(マイナス)を取ろうと思った場合、鉄板の箇所を見つけてアースに落とすのでその都度配線がかさばることになります。

逆にアースポイント増設ターミナルであれば、一か所にアースポイントを集中できるのでまとめる事ができます。

電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい

また、電装品に合わせてマイナスをつなげたい方にも最適。

本来の機能であるマイナスを増設したい場合に役立つので、電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい方にお勧めです。

使い方次第で役立つパーツなので、うまく活用してみましょう。

アースポイント増設ターミナルの性能を理解してこれからに活かそう

以上、アースポイント増設ターミナルの
基本性能と使い方を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

アースポイント増設ターミナルについて
先端のアースを経由して最大で8個まで分岐出来るパーツ
アースポイント増設ターミナルの仕組み
1か所をボディアースに落とす事で⑧つ全てと連動して電気が流れアースが取れるというもの
アースポイント増設ターミナルの使い方
使う場合はマイナスの分岐に
使う場合の注意点
プラス電源は別途用意する
別途クワ型端子が必要
消費電力

アースポイント増設ターミナル(2833)は、その性能からマイナスを多く取りたい人におすすめです!

特に電装品を追加することが多い人にとってはその都度必要になるので、別途で増やしていく必要がありません。

また、配線をスッキリまとめる事が出来るので、手間なくアースを追加したい方は作業の一環として是非参考にしてみてください。

よくある質問Q&A

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Q.アースポイント増設ターミナルは24V車にも使えますか?

A.はい、12V/24V車ともに使うことができます。ただし消費電力に違いがあるので注意しましょう。


Q.防水仕様ですか?

A.いいえ、防水でないので水のある場所では避けましょう。

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