車のバルブ選びによく使われる単位″ケルビン(k)とは?似ているルーメンとの違いも合わせて詳しく解説″

車で使われる単位
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車に使われるバルブ類を選ぶ際によく使われるケルビン(k)やルーメン(lm)といった単位。

どちらも知っておいて損は無い単位で、事前知るかどうかでバルブ選びで失敗のリスクを減らすことができます。

ただ、大抵の方は『ケルビン・ルーメン?なんのこっちゃ?』とよく分からない方の方が多いことでしょう。

そこでこの記事では、それぞれの意味や2つの違い。正しい使い方を順番にまとめてみました。

記事を読むことで意味を理解することはもちろん。これから先のバルブ選びがしやすくなるので、是非最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
✅ケルビンって何
✅ルーメンとの違いは?
✅それぞれどんな時に使うのが最適なのか
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ケルビン(k)は色温度を意味する単位

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ケルビン(k)は光の色の温度。つまり
発光した際に何色になるのかを表しています。

・数値が高くなるほど青白くる
・数値が低くなるほど黄色や赤くなる

例えばこんな時。

ヘッドライトを新しく交換したいんだけど、純正だと物足りないから白系の色に変更したいな。でも、青っぽくなるのは嫌だから出来れば真っ白な基準に抑えたい。

ここで役立つのがケルビン数を目安にする事。

①まず注目することは【白系の色】。高いのと低いのどっちにいけばいいのだろう?と考えた時に、画像を見ると数値が高くなる方向に白があることがわかります。

この時点で数値が高いことは絶対条件。

②次に考えるのが、【青っぽくなるのは嫌】。白系の色は欲しいが青にならない真っ白な色温度。

まとめると

✔︎︎︎︎白系の色を希望
✔︎︎︎︎青っぽいのは嫌
✔︎︎︎︎数値は高い方向

ここから導き出されるのは大雑把に分ければ5000kから上の数値。ただし青っぽくなるのはダメ。

青系になるのは7000ケルビンくらいから
なので、5000〜6500kが妥当と言えます。

逆に黄色味のある色が欲しい場合は、低い色を探して3000k以降というように選ぶことができます。

ケルビン・ルーメンは似ているようで違う

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続いて気になるのがケルビン・ルーメンの違い。

2つはよく勘違いされがちですが、ケルビン=明るさではなくルーメンが明るさを意味します。

ケルビンは色温度

先程も言ったようにケルビンは色温度。

・数値が高くなるほど青白くる
・数値が低くなるほど黄色や赤くなる

というように何色になるのかを
確認することができます。

あくまで色温度であって明るさを見ること
はできないので注意しましょう。

ルーメンは明るさ

逆にルーメンは色温度ではなく明るさを確認できる。つまりは光源から出る光の量を表す単位になります。

ようは光源から全方向に放出される
光の量を表します。

・数値が大きいほど明るい
・数値が小さいほど暗い

数値の大小によって明るさが
把握出来るわけですね。

例えばこんな時。

ヘッドライトを新しく交換したいんだけど、純正だと物足りないから明るくしたいな。でも、暗くなるのは嫌。

ここで役立つのはルーメン(lm)。

①まず考えるのは現在のヘッドライトの明るさがどのくらいなのか。仮に把握しないまま選ぶと暗くなるリスクが高いので、まずは現在の明るさを確認。

②次に考えるのが、お店などでバルブをいくつか選んで比較する事。

まとめると

✔︎︎︎︎現在のバルブの明るさを把握
✔︎︎︎︎バルブをいくつか選んで比較

ここから導き出されるのは、現在の明るさを把握しつつ自分に合ったものを選ぶこと。

例)現在装着しているのが2500lm。お店で見つけたのが3000lm・5000lm・7000lm

装着しているのが2500lmなので、『明るすぎるのは嫌だけど適度に明るさupがしたい。』こんな場合には5000lmがおすすめ。

逆にとにかく明るさ重視で探したいなら
7000lmというように絞ることができます。

このようにそれぞれ意味のある単位なので、事前に知っておくとおすすめです。


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それぞれどうやって使い分ければいいの?

最後は2つの使い分け方について。

使い分けは簡単で、色を知りたい場合はケルビン。明るさはルーメンというように使い分けましょう。

・バルブの発光色を知りたい場合はケルビン
・明るさの目安が知りたい場合はルーメン

バルブの発光色を知りたい場合はケルビン

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まずバルブの発光色を知りたい場合はケルビン。

ヘッドライトやポジション・ウインカーなど。バルブにはそれぞれ車検に通る色が決まっています。

当然適さない色にすれば車検には通らず受け
直しになる羽目になるので…

ケルビンを参考に発光色を把握
するのが最適な使い方です。

明るさの目安が知りたい場合はルーメン

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逆に明るさの目安が知りたい場合はルーメン。

同じく車検に関係してくることで明るければ当然視認性アップにも繋がりますが、交通を妨げるような爆光仕様は車検に適合しません

たまに爆光で車検対応というのもありますが、きちんとしたメーカー以外ではほとんど通らないことが多いです。

そこで目安になるのがルーメン。

明るさをある程度把握出来れば、実際に車検に問題ないのかを知ることができます。

結果としてバルブ選びで失敗するリスクを減らすことにも繋がります。

バルブ=適当に選ぶのでもいいですが、ケルビンやルーメンを把握しているだけでもハズレを引きにくくなるのでおすすめです。

ケルビン・ルーメンの違いを理解してこれからのバルブ選びに役立てよう

以上、ケルビン・ルーメンに
ついてお伝えしました。

この記事のおさらい。

ケルビンについて
ケルビン(k)は光の色の温度。つまり発光した際に何色になるのかを表しています。
2つの違い
・ケルビンは色温度
・ルーメンは明るさ
それぞれの使い道
・バルブの発光色を知りたい場合はケルビン
・明るさの目安が知りたい場合はルーメン

記事でもわかる通り、ケルビンとルーメンは
似ているようで異なる単位です。

ただし、どちらかが使えない訳でなく2つを組み合わせる事でバルブ選びがやりやすくなります。

特に車検を重視して選ぶ際には、色温度や明るさ問題も関わってくるので事前把握できるとその都度純正に戻す手間が省けます。

どちらかを覚えるのではなく両方覚えておくことで役立ってくるので、これからの参考にしてみてください。

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