・フォグランプの車検が知りたいんだけど
・どんな項目が適合するの?
・逆に適合しないのは?
このような悩みはありませんか?
一般的にフォグランプというのは霧・雨・雪など。悪天候時に点灯させる事で補助の役割を持つ灯火類。
補助灯という事で車検にあまり関係ない
ように思われがちですが…
5つの項目からなる内容をクリア出来ないと
車検に受かることができません。
かくいう過去の私もフォグランプについてはあまりよく知りませんでしたが、調べていく中で車検項目について学びました。
車検=公道走行を続ける上で必要不可欠となるので、もしこれから先交換をする機会がある場合は今回の内容を参考にしてみてください。
フォグランプの車検に通る5つの項目とは?
まずタイトルにある【フォグランプの車検に通る5つの項目】について。
基準については以下5つがあります。
・点灯数
・取り付け位置
・明るさ
・光軸
フォグランプの色
まず1つ目はフォグランプの色です。
フォグランプの色は白色又は淡黄色に限るとあります。
実際に以下121条に記載があります。
第121条 前部霧灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第33条第2項の告示で定める基
準は、次の各号に掲げる基準とする。二 前部霧灯は、白色又は淡黄色であり、その全てが同一であること。
白や黄色なら車検に通るという意味ですね。
よく『白だけでしょ?』と勘違いされがちですが…黄色が適用されないのはヘッドライトです。
ヘッドライトの場合は、新しめの車で黄色バルブを使用していると整備不良で切符を切られる場合があります。
ですが、フォグランプの場合は白色又は淡黄色に限ると記載があります。
なので、実際はフォグランプの場合
黄色でも問題ありません。
ただ、色だけに気を取られて色温度をおろそかにすることは要注意です!
色温度はケルビン(k)という表記で表され色の温度を見ます。
たとえば黄色のフォグランプが欲しい。こう思った時に、温度が低いケルビンのバルブを見ます。
すると、低くなるほど黄色くなるので
2400k~3000kほどが選択できます。
逆に白のフォグランプが欲しい。
そう思った時は高い方のケルビンをみます。
すると、6000k~6500kほどに白のランプがあります。
さらにケルビン数が高くなるにつれて青白くなるため、市販されているものが必ずしも適合とは限りません。
なので、白または黄色だけでなくケルビン
数にも目を向けて選ぶようにしましょう。
ちなみにフォグランプには2色発光タイプもありますが、今回は省略するので詳しくは以下を参考にしてみましょう。
点灯数
2つ目は点灯数です。
車体にどのくらいの数までフォグランプを付けていい。という決まりはないので取り付け自体には問題ありませんが…
以下記載があります。
一 前部霧灯は同時に3個以上点灯しないように取り付けられていること。
たとえば、
同時点灯=2つまでという決まりがあるので、3つ以上のフォグランプが同時に点灯することは車検に不適合となります。
ちなみに『スイッチを別途でつければ大丈夫』という考えからスイッチを2つにした場合でも、同時についた場合は車検NGです。
もしやるのであれば、
・Bのフォグ点灯=Aは消灯。
というように、交互に切り替えで点灯
するようにすれば基準は満たすことができます。
取り付け位置
3つ目は取り付け位置です。
取り付け位置は、どの位置に取り付けて
どの高さまでなら大丈夫なのかを見ます。
以下記載があります。
二 自動車(側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車を除く。)に備える前部霧灯は、その照明部の上縁の高さが地上800mm以下(専ら乗用の用に供する自動車であって乗車定員が10人未満のもの(二輪自動車、三輪自動車及び被牽引自動車を除く。)及び貨物の運送の用に供する自動車であって車両総重量3.5t以下のもの
・照明部の下側の縁が高さ250mm以上
・外側の縁が車の外側から400mm以内
純正で取り付けがしてあれば問題ないですが、
後付けで増やす場合は調整が必要です。
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明るさ
4つ目は明るさです。
明るさ=カンデラで表されます。
2005年までに生産された車のフォグランプは、
1万カンデラ以下と制限されています。
それ以降の2006年以降の車では、
具体的な数値が撤廃されています。
ただ、基準の欄を見ると
そう記入されているため、爆光などの明るすぎるフォグランプでは車検に落ちる可能性が高いです。
以下記載内容です。
前部霧灯の直射光又は反射光は、当該前部霧灯を備える自動車及び他の自動車の
運転操作を妨げるものでないこと。
たとえば、点灯した際に対向車にパッシング
されるようなフォグランプですね。
この場合は妨げることに該当するため車検は通りません!
ですので、明るさを見る場合には
適度な光量を心がけましょう。
光軸
5つ目は光軸です。
光軸は光が照射する方向のことを指します。
光軸が上や下など。ばらつきがある場合には対向車の視界を妨げて危険なため、保安基準を満たしていないことになります。
なので、もしまっすぐなカットラインが
現れない場合は光軸を調整しておきましょう。
光軸調整は自分でもできますが、
不安な方はカー用品店などで依頼しましょう。
フォグランプの検査でよく落ちるパターン
続いてフォグランプの検査で落ちるパターンです。
落ちるパターンとしては
・フォグランプの色
・交通を妨げる明るさ
・点灯しないフォグランプをつける
レンズのひび割れ
1つ目はレンズのひび割れです。
意外と見落としがちですが、レンズの
ひび割れも車検に関係があります。
小さな日々程度(擦り傷並)ならいいですが、穴と分かるほど大きいものは基本的NGです。
理由として
・割れから光が漏れて認識しない
2つがあります。
なので面倒ではありますが、ひび割れには十分注意しましょう。
見つけた場合は接着剤など補習でもいいですが、それでもダメならレンズ自体を交換することもおすすめです。
新品ならディーラー取り寄せ。中古品なら
ヤフーオークションなどで購入可能です。
フォグランプの色
2つ目はフォグランプの色です。
フォグランプの色は、白もしくは淡黄色である
ことが条件なのでそれ以外では通りません。
また、白や淡黄色であっても色が白に見えない
物についてもNGになるので注意しましょう。
交通を妨げる明るさ
3つ目は交通を妨げる明るさです。
交通を妨げる明るさ。つまりは爆光すぎる
ものが該当されますね。
よくあるものが爆光を謳っているフォグランプです。
明るさをうりにしているので、爆光すぎて
交通を妨げる結果になります。
この場合は、できる限りメーカー物や安すぎないものを選ぶようにすると防げます。
点灯しないフォグランプをつける
4つ目は点灯しないフォグランプをつける事です。
レンズだけ取り付けている状態ですね。
球切れなどでフォグランプの基準をパスしたい方にありがちですが…
レンズがついている以上フォグランプありで検査されてしまうので、知らずに受けると指摘されて対象に入る場合があります。
結果として球切れ⇒点灯不良⇒検査不合格と
なります。
この場合の対策としては、フォグレンズを外して臨む。もしくは適合する球を入れる。ということが最適です。
車検に通すために出来ること
最後に車検に通すためにできることを解説します。
と言っても難しいことでは無いので簡単に見ていきましょう。
フォグランプの基準を事前に理解する
1つ目はフォグランプの基準を事前に理解することです。
上記でも言ったように、フォグランプには色や明るさ・割れ具合など。いくつか基準があります。
それぞれの項目で見合った条件があるので、
詳しく理解しておきましょう。
ダメなパターンも調べてみる
2つ目はダメなパターンも調べてみることです。
実際に何がダメで車検に落ちたのかを知って
おくことで、自分で受ける際の参考になります。
まずは車検項目を理解した上でダメな
パターンもしり車検に望むようにしましょう。
車検に適合する項目を理解してこれからのカーライフに生かしましょう!
以上、車のフォグランプを車検に適合させる5つの項目と検査に落ちるパターン例を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
点灯数
取り付け位置
明るさ
光軸
フォグランプの色
交通を妨げる明るさ
点灯しないフォグランプをつける
ダメなパターンも調べてみる
全部で5つの車検項目が存在します。
知らなかったという物から基本的なものまで。
車検=公道走行を続ける上で必要不可欠となるので、もしこれから先交換をする機会がある場合は今回の内容を参考にしてみてください。