
ヒューズ交換を自分でやってみたいんだけど簡単にできるのかな?
このような悩みはありませんか?特に今現在同じような悩みがあるかた。
通常ヒューズと言えば、電装品の保護を
目的として代わりに切れる部品。
※詳細は【【初心者必見】基礎から学ぶ正しいヒューズの種類や切れるまでの仕組み!】を参考に。
一定の条件で切れるという事で、消耗部品として切れたら交換する必要性があります。
ただ、いきなり交換と言われてもどうやって
交換すればいいのか分からないですよね?
そこで今回の記事では、注意点を元に実際にブレードヒューズ・スローブローヒューズを交換するやり方をまとめました。

記事を最後まで読む事で知識を得ることはもちろん。これから先交換が必要になった場合に、自分で簡単(1分)に交換を終えることができるようになります。
✅ブレードヒューズやスローブローヒューズの交換方法
※ヒューズについて他にも知識をつけたい。こんな方は、【車のヒューズの知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。
車にとってヒューズは必須だが…
まず大前提として、車にとってヒューズは必須なパーツ。目的は電装品の保護で、代わりに切れる事で電装品を守ります。
ですが電装品を守って切れるということは、
途中につながる電装品までの電気は流れない。
電気が流れない=電装品が作動しなくなる。
電装品によっては走行に影響を与えるパーツもあるので、切れた場合は早めの交換がおすすめ。

ただ交換する場合はいくつか注意することがあるので、交換前に把握しておく必要があります。
自分で交換する場合は事前に注意点を把握しておこう
注意すべき点は
・逆に小さいヒューズもダメ
・交換する場合は切れた原因を解決した後にすること
・ヒューズの形状に注意する
アンペア数の大きいヒューズを差し込むのはダメ
1つ目はアンペア数の大きいヒューズです。
『数値が大きい方が余裕を持てる』と思い入れる方がたまに居ますが、危険なのでやめましょう。

大きいなら問題ないんじゃないの?

そう思う人もいるんだけど、入れた場合規定値以上の電気が流れても保護してくれなくなるんだよね・・
というのも本来ヒューズボックスなどで使われるヒューズは、この位までの電流なら流れても大丈夫とあらかじめ決められた上で設置。
そこに規定値以上のヒューズを
差し込むとどうなるのか?
答えは簡単。過電流が流れてもヒューズは保護することなく電装品の方へと伝わります。
結果としては
・最悪の場合に電装品も壊れる
いずれかですね。
逆に小さいヒューズもダメ
逆に小さいヒューズもダメです。
数値が小さいということは、規定値より
下の状態で切れる事になります。
最初にも言ったように、ヒューズは決められた上アンペア数で差し込まれたもの。
大きい数値や小さいものは結局
デメリットしか生みません。
まとめると
・逆に小さいヒューズもダメ
正解はアンペア数を必ず合わせることが正しい。
なので、交換前に間違った使い方を
しないように覚えておきましょう。
交換する場合は切れた原因を解決した後にすること
3つ目は交換する場合は切れた原因を解決した後にすることです。
ヒューズが切れるということは、何かしらの原因が起きて回路を守るために切れたわけなので…『切れたから交換すればいいや』と軽い気持ちで交換をしてもまたすぐヒューズが切れるだけ。
そのため、先に原因を明確にした
うえで交換をすることが最適と言えます。
※ヒューズが切れる原因については【読んですぐ知識がつく”ヒューズが突然切れる2つの原因と切れない為の対策”】でまとめているので、合わせて参考にしてみてください。

ヒューズの形状に注意する
4つ目はヒューズの形状に注意する事。
ヒューズにはスローブローヒューズと
ブレードヒューズ。
ブレードヒューズに関しては
・ミニ平型ヒューズ
・低背ヒューズ
細かくすると3種類に分けられる。
特にブレードヒューズは種類がいくつかあるので、事前に把握しておくと間違えて購入するリスクを減らせます。

もし不安な方は、セット物で購入すると交換の際に種類を気にせず取り付ける事ができます。

実際にヒューズの交換方法を確認してみよう
ここからは実際のヒューズ交換のやり方。
ブレードヒューズ⇒スローブロー
ヒューズの順で確認してみましょう。
ブレード型ヒューズの交換方法
交換に必要なパーツを準備
今回必要なのはヒューズを抜くためのクリップや
ラジオペンチ。加えて交換用のヒューズを準備します。
ヒューズを確認する
まずやることはヒューズの確認。どのヒューズが切れているのかを確認して、それを元に準備してヒューズを差し替えます。
ちなみに
15A=イルミ電源
20A=常時電源となります。
もし車の電源について分からないことがあれば、【読んですぐ知識がつく”車の電源(常時・ACC・イルミ・IG・マイナス)と使える電装品”】でまとめているので一緒に読んでみてください。
目的のヒューズを引き抜く
準備ができたら目的のヒューズを指し抜きます。
ヒューズクリップの場合は、持つ所をつまむとヒューズを離す構造。手を離せばつかんだ状態。
ペンチは握れば連動して先端がヒューズをつかみます。
その状態で抜く場合は手前に引っ張るとスムーズに出来ます。
新しいヒューズと交換
抜くことが出来たら同じアンペア数。サイズであることを確認して交換するだけ。
ちなみに今回はミニ平型ヒューズ
なので画像の物に交換します。
電気が流れている箇所なので交換が怖いと感じてしまう人もいますが、手順通りにやればショートの心配は無いので大丈夫です。
新しいヒューズを差し込んで作業は完了
差し込む場合は、ペンチでつかんだ
状態で軽く押し当てる。
その後は指で押し当てて完全に
セットして完了となります。
手順通りにやれば1分ほどで完了します。
スローブローヒューズ交換
必要なものを準備する
まず初めに必要なものを準備することから。今回必要なのはスローブローヒューズ(プラグイン型)とペンチの2つ。
スローブローヒューズ(プラグイン型) | プラグイン型の特徴は差し込み式になっていて、他のヒューズ同様に簡単に取り外しができるようになっている事。 |
ペンチ | グリップを握るでパーツ類を掴むことが出来るパーツ。 |
スローブローヒューズは、基本的に容量が多いので通常のヒューズのように手軽に購入することはできません。
もし必要になった場合は、ディーラーなどに
問い合わせて注文する必要があります。
なので、スローブローヒューズはディーラーなどで取り寄せ。ペンチなどは自分で揃えるといいでしょう。
差し込んであるヒューズを外す
準備が出来たら差し込んであるヒューズを
外していきましょう。
プラグイン型の外し方は簡単で、ペンチなどを使ってヒューズを引っ張るだけです。
※この時、強く握りすぎるとヒューズを
壊す危険性があるので注意しましょう。
用意したヒューズと差替える
ヒューズを外すことが出来たら、用意したヒューズと差替えるだけ。差し替え方は外した手順と逆で差し込むだけです。
差し込む場合にはペンチを使うよりも手で押し込んだほうのが固定しやすいです。
固定ができれば作業は完了。

ブレードヒューズ・スローブローヒューズどちらも差し替えるだけなので、交換自体は1分程度あれば完了できます。
交換後は確認も忘れずに
ここからは交換後にやっておくとおすすめな事項について。
・エンジンをかけて確認
ヒューズが抜けないかどうか
まずヒューズを触った時に抜けないかどうかを確認しましょう。
ヒューズは奥まで押し込むことで
簡単には抜けない仕様になっています。
・抜ける場合は固定が不十分
エンジンをかけて確認
またエンジンをかけて確認もしてみましょう。エンジンをかけた時にヒューズに関連したパーツに異常がなければOKです。
・スローブローヒューズは特定の電装品ではなく過電流保護が目的

例えば今回交換に使用したブレード型ヒューズは、テール・クリアランスのヒューズ。確認すべきことはスイッチに連動してテールが点灯するのか。
テール・クリアランスならスイッチONで電気が流れます。ONにしたときにテールランプやポジションランプが点灯すると正常。
逆に反応がないようなら切れていることを意味します。
スローブローヒューズは特定の電装品ではなく過電流保護が目的なので、エンジン始動で切れていなければ問題ありません。

やり方や使い方もそこまで難しくないので、この機会に覚えておきましょう。
ヒューズ交換のやり方を覚えてこれからに活かそう
以上、ブレードヒューズ&スローブローヒューズの簡単な交換のやり方をお伝えしました。
この記事のおさらい。
記事でもわかる通り、ヒューズは車にとって必要不可欠。過電流や故障から電装品を保護する役割があります。
ですが、ヒューズが代わりに切れると途中の
電気が遮断されて電気が正常に流れなくなるので…

原因を解決した上で早めの交換を心がけましょう。