・検電テスターの使い方が知りたいんだけど。
・プラスとマイナスが調べられると聞いたけど。
・どうやって使えばいいの?
このような悩みはありませんか?
実は過去私も同じように悩んだ経験があります。
一般的に検電テスターと言えば車の
電源をとる場合に役立つパーツ。
どんなパーツなのかは何となく分かっていたものの、使い方に関してはいまいち分かっていませんでした。
ですが、実際に使い方を学んだことで様々な作業で役立てる事ができるようになりました。
一見するとあまり使わなそうなパーツですが、電装品関係でプラスやマイナスの電源を取る際には必需品とも言えるので使い方を覚えて役立ててみてください。
検電テスターの使い方について
まず一般的な検電テスターの使い方です。
検電テスターには、
・マイナス電源の確認
・電気の流れるタイミングの確認
3つの使い道があります。
プラス電源の確認
1つ目としてプラス電源の確認ができます。
プラス電源は、
・ACC
・スモール(イルミ)電源
・IG電源
いずれかのプラスになります。
検電テスターは、メーター電源や他の電装品の電源を取りたい時に使う事ができます。
初心者でも扱いやすい道具なので、電装品を弄る際にはおすすめです!
マイナス電源の確認
2つ目はマイナス電源の確認ができる事です。
プラス電源が確認できる事は知っている
方も多いと思いますが、
使い方次第ではマイナスも調べられるんですよ?
この方法を使えば、
・マイナス
両方とも電源の確保が簡単なので、
覚えておいて損はありません!
特に、これからカスタムをメインに作業を
する方にとっては必要不可欠と言えるでしょう。
電気の流れるタイミングの確認
3つ目は電気の流れるタイミングが
わかる事です。
電気は本来配線内を流れているもので、
基本電気の流れや電気自体目には見えませんよね?
唯一見えるとすればショートした
時のみですかね(笑)
そんな時って皆さんどうやって
探していますか?
・配線の経路。
など探し方は様々なんですが…
普通の人はまず分かりませんよね?
そこで便利なのが検電テスタ-です!
どんな時にどの電気が流れている
のかを調べる事ができます。
つまり、プラス。マイナスだけでなく、電気の流れる位置まで把握する事が出来るわけですね!
電気の流れる位置がわかるということは、途中で配線が断線した場合でもどこの配線で断線しているのかを見分けることも可能です。
検電テスターを使う際には注意も必要
ただ、そんな検電テスターですが
当然ながら注意点もあります…
それは、ショートの危険性ですね。
ショートに注意
検電テスターにも極性があるので、
間違った電気が流れるとショートします。
たとえばワニ口側をアースしている状態で、テスターの先端を別のアース部分に当ててしまった場合…
この場合、ショートしてヒューズが飛びます。
ショート程度なら大丈夫と思うかもしれませんが、場所によっては取り返しのつかない事にもなりかねません…
ショートが元で切れるヒューズは特に注意?
ヒューズと言っても、
・エンジンに影響のあるメインヒューズ
様々ある訳で…
もしもメインヒューズが飛んでしまった場合には特に危険です。
知らずにショートを繰り返しECU(コンピューター)にダメージを与え、エンジンが掛からなくなることも…
可能性としてはなくはありません。
ですので、そうならない為に注意しながら
作業する事が大切です。
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実際の検電テスターの使い方
次は、実際に検電テスターの使い方に
ついてご紹介していきます。
順番としましては、
・電気の流れるタイミングの確認
でご紹介します。
プラス電源の確認方法
まず初めに、プラス電源の確認方法を
見てみましょう。
①ワニ口をボディーアースにあてる
ワニ口部分がボディーアースになっているので、ワニ口をまずアース部分にかませましょう。
基本はLEDと同じなので、テスターもプラスとマイナスで反応します。
テスターは反応しません!
②プラス電源に先端を当てる
続いてやることはプラス電源に当てるのみです。
それぞれ自分の探している電源に
当てる事で確認ができます!
電源には
・ACC電源
・イルミ電源
【常時電源】
常に電気が流れているため、エンジンがかかっていなくてもテスターが光ります。
【ACC電源】
キーをACCにまわした時に電気が流れます。つまりACCより前では電気が流れず、ACC~エンジン始動中は電気が流れ続けます。
プッシュスタート車の場合は、ブレーキを踏まずにプッシュボタンを1回押します。
【スモール電源(イルミ)】
スモール電源(イルミ)をオンにした時に電気が流れて光ります。
この場合はACCや常時電源では電気が流れず、スモール電源をオンにした時のみ電気が流れます。
プッシュスタート車の場合は、ブレーキを踏まずにプッシュボタンを2回押します。
2.電気の流れるタイミングの確認
やり方は上記のプラス電源の
確認方法と同じです。
①ワニ口をボディーアースにあてる
ワニ口部分がボディーアースになっているので、ワニ口はアース部分にかませるようにつけましょう。
②流れるタイミングが知りたい場所にあてる
例えば、電装品を取り付けるのにACC電源から電源を取りたいとなった場合、キーをACCまでひねりテスター先端を配線やヒューズのむき出し部分に当てます。
赤く光ればACCの電気が流れている。
反応がなければ流れていないという事になります。
同じような方法でマイナスも取る事が出来ますが、今回は省略するので詳しく知りたい方は以下を参考にしてみてください。
私がおすすめする検電テスターの使い方順
最後に、検電テスターについて
私がおすすめする使い方の順番をご紹介します。
初心者におすすめの使い方
まず初めに初心者の方の使い方です。
慣れていないうちは色々と挑戦すると失敗するので、LEDが光る検電テスターを使って電気の流れを確認してみましょう。
その後、慣れてきたら電源の確保→マイナス電源を探す。という順で出来る事を増やしていきましょう!
慣れてきたらデジタル検電テスターにするのもあり
その理由として、初めのうちは電気の流れを理解しないとそもそも電源の確保すらできない為です。
たとえば、電装品を取り付けたい時に
電源を探すとしましょう。
この時に電源を理解していれば、ここには〇〇の電気が流れてこのタイミングで電源が入る。
そう理解できるので、テスターで確認して
電源の確保がすぐにできます。
ですが基本的な流れが理解できないと、『〇〇ってどこに流れる電気なんだろう?』と電源を見つけるのに余計な時間がかかってしまいます…
なので、初心者のうちは電源のタイミングを
理解する事が大切と言えます。
そのあと電源の確保→マイナスの探し方と順を追っていくと、電装品を取り付ける際に役立ちます!
おすすめとしてはデジタル検電テスターが最適ですね。
デジタル検電テスターなら数値で表示するので、マイナスの場合でも調べる事が出来ます。
使い方は人それぞれですが、自分にあったテスターを使う事で作業に役立ちます!
記事のまとめ
以上、検電テスターの使い方や使う際の注意点を紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
マイナス電源の確認
電気の流れるタイミングの確認③つができる
ショートが元で切れるヒューズは電装品が壊れる危険がある
①ワニ口をボディーアースにあてる
②プラス電源に先端を当てる
電気の流れるタイミングの確認
①ワニ口をボディーアースにあてる
②流れるタイミングが知りたい場所にあてる
慣れてきたらデジタル検電テスターにするのもあり
検電テスターは、使い方次第では
2.マイナス電源の確認
3.電気の流れるタイミングの確認
3種類の確認をする事ができます。
使い方を間違えなければ、初心者の方でも
使いやすく簡単に電気が調べられます。
もし、電装品を取り付けたいけど探している電源がわからないという方はぜひ検電テスターを使ってみてください!