車を弄るのが好きな人にとって一度は
憧れるバルブのLED化。
・明るさアップや省エネ目的で
など理由は様々ですが…
ナンバー灯をLED化する場合、いくつか
ある条件をクリアする必要があります。
仮に面倒だからと適当にLED化すれば保安
基準に適合しないことはもちろん。
ナンバー灯が元で違反になることも有ります。
そのため、LED化をする前に正しい基準について知っておく必要があります。
この記事では
LED化はしたいけど、出来れば保安基準に適合するものがいいな。
こんな方向けに、LED化に向けた5つの基準とよくある4つの落ちる項目を順を追ってお伝えしていきます。
また、記事の後半では車検に落ちないための対策もまとめているので参考にしてみてください。
※ナンバー灯について他にも知っておきたい方は、別記事でまとめている内容も一緒に参考にしてみてください。
ナンバー灯LED化による保安基準
まずナンバー灯LED化による保安基準について。
ナンバー灯のLEDもハロゲン同様に、LEDはダメという規定がないため車検に適合します。
ただ、LEDだからといってどれ
でもいい訳ではありません。
いくつかある基準をクリアしないと
車検に通ることはありません。
その基準というのが以下の5つです。
夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるもの
8ルクス以上の照度である事
点滅しないもの
運転操作を妨げるものでないこと
ナンバー灯の色
まずナンバー灯の色。
ナンバーを照らすものという事で自分の好きな色にしようと考えている方もいるかもしれませんが…
理由としては以下道路交通法に記載があるため。
番号灯の灯光の色は、白色であること。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2021.6.9】
第205条(番号灯)より引用
色の基準に白と決まりがあるので、赤色や青などの色は基本NGとなります。
詳しい詳細については以下記事を参考にしてみましょう。
【ナンバー灯の青は違反?】警察に捕まると噂もある内容の真実! ≫
夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるもの
2つ目は夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるものです。
夜間後方20メートルの距離から確認
できることが条件となります。
以下内容
一 番号灯は、夜間後方20mの距離から自動車登録番号標、臨時運行許可番号標、回送運
行許可番号標又は車両番号標の数字等の表示を確認できるものであること。この場合
において、次のいずれかに該当する番号灯は、この基準に適合するものとする。
登録番号もしくは車両番号どちらかが見えないのはダメです!
両方を目視で認識できる必要があります。
ちなみに、後方20mってどのくらい?
わかりやすく言えば車4台分くらいの距離だね。
車4台分離れた位置からでもナンバーが
確認できない場合は車検に通りません。
8ルクス以上の照度である事
3つ目は8ルクス以上の照度である事です。
また、8ルクス以上の照度である事も条件となります。
簡単に言えばどのくらい全体に照らしているか。
1ルクスで1m先なので、8ルクスは8m先からでも見えるかどうかですね。
点滅しないもの
4つ目は点滅しないものです。
ナンバー灯はあくまでナンバーを照らすことを目的とした物。
点滅したバルブを入れると違反になって
しまうので、必ず普通の物を選びましょう。
運転操作を妨げるものでないこと
5つ目は運転操作を妨げるものでないことです。
運転操作を妨げるものでないこと
内容は以下
番号灯の直射光又は反射光は、当該番号灯を備える自動車及び他の自動車の運転操
作を妨げるものでないこと。
主に後続車に対しての内容ですね。
他の自動車の運転操作を妨げる=爆光で視界不良になる。
光量次第では最悪事故にもつながる危険があるので、選ぶ際には注意しましょう。
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合わせて知っておきたい!検査で落ちるよくある項目4選
ここからは検査で落ちる
よくある項目4選について。
事前に知っておくことで回避することも
出来るので参考にしてみてください。
内容としては
・色ムラができること
・色が基準に適合していない
・交通を妨げる明るさ
4つがあります。
レンズのひび割れ
1つ目はレンズのひび割れです。
意外と見落としがちですが、レンズの
ひび割れも車検に関係があります。
小さな日々程度(擦り傷並)ならいいですが、穴と分かるほど大きいものは基本的NGです。
理由として
・割れから光が漏れて認識しない
2つがあります。
なので面倒ではありますが、ひび割れには十分注意しましょう。
見つけた場合は接着剤など補習でもいいですが、それでもダメならレンズ自体を交換することもおすすめです。
新品ならディーラー取り寄せ。中古品なら
ヤフーオークションなどで購入可能です。
色ムラができること
2つ目は色ムラができることです。
色ムラは角度で暗かったり左右で明るさが変わる事です。
全体的に明るい分には問題ないですが、暗すぎる場合は車検に適合しません。
この場合は、広角型のナンバー灯を選ぶ
ことで対処が出来ます。
色が基準に適合していない
3つ目は色が基準に適合していないものです。
ナンバー灯の色は白色であることが条件なので、それ以外では通りません。
また、白であっても色が白く見えない物についてもNGになるので注意しましょう。
交通を妨げる明るさ
4つ目は交通を妨げる明るさです。
交通を妨げる明るさ。つまりは爆光すぎるものが該当されますね。
よくあるものが爆光を謳っているバルブです。
明るさをうりにしているので、爆光すぎて
交通を妨げる結果になります。
この場合は、できる限りメーカー物や安すぎ
ないものを選ぶようにすると防げます。
ちなみにおすすめとしては
するバルブも多く取り扱っているので選ぶなら最適です。
車検に通すために出来ること
最後に車検に通すためにできることを解説します。
と言っても難しいことでは無いので簡単に見ていきましょう。
ナンバー灯の基準を事前に理解する
1つ目はナンバー灯の基準を事前に理解することです。
上記でも言ったように、ナンバー灯には色や
明るさ・割れ具合など。いくつか基準があります。
それぞれの項目で見合った条件があるので、
詳しく理解しておきましょう。
ダメなパターンも調べてみる
2つ目はダメなパターンも調べてみることです。
実際に何がダメで車検に落ちたのかを知って
おくことで、自分で受ける際の参考になります。
まずは車検項目を理解した上でダメな
パターンもしり車検に望むようにしましょう。
車検項目を理解して車にあったLEDナンバー灯を選ぼう!
以上、ナンバー灯をLED化した場合の車検問題と検査で落ちるパターン4選を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるもの
8ルクス以上の照度である事
点滅しないもの
運転操作を妨げるものでないこと
・色ムラができること
・色が基準に適合していない
・交通を妨げる明るさ
・ダメなパターンも調べてみる
記事でもわかる通り、LEDだからと
言って車検に通らない事はありません。
あくまで車検に適合するかどうかを見ているので、
基準内に収まればLEDでも問題ありません。
なので、
・LED化を考えてるけど車検ってどうなんだろ。
・取り付けても大丈夫なのかな。
こんな不安がある方は、適合する基準を確認しつつ
自分の車に合ったLEDを選んでみましょう。
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こんな方向けに疑問(知識)関連・トラブル関連・違反関連を元に項目ごとに重要な内容をまとめています。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先ナンバー灯が元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。