【エーモン】貼り付けプッシュスイッチ(3223)の基本性能と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″

エーモン
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貼り付けプッシュスイッチ3223はエーモンから出ている商品の一つ。主に電装品を動かす際に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。

ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、貼り付けプッシュスイッチ3223の基本情報や使い方・配線のつなぎ方・活用法をまとめてみました。

この記事でわかる事
✅貼り付けプッシュスイッチ3223の基本情報
✅正しい使い方
配線のつなぎ方
✅活用法
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貼り付けプッシュスイッチ3223はON/OFF機能を持ったスイッチ

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貼り付けプッシュスイッチ(3223)はエーモンから出ている商品。主にON/OFF機能を持ったスイッチの一つです。

仕組みとしては

・スイッチを押し込むとON
・もう一度押すと解除されてOFF

スイッチを押し込むとON

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まずスイッチを押し込むと赤配線に電気が流れます。

電気が流れると接点が繋がり隣の黒配線
電装品用の配線に電気が流れます。

電装品に電気が流れる=電装品が作動する流れです。

もう一度押すと解除されてOFF

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逆にもう一度押すと接点が遮断される
ので電気が流れなくなります。

電気が流れない=電装品も強制的にOFFになる。

まとめると

・スイッチを押し込むとON
・もう一度押すと解除されてOFF

スイッチの押し加減によって使い分ける事ができます。

作業で使いたい場合はこんな時におすすめ

続いておすすめの使い方について。

この方法しかないという訳では無いので、
参考程度に覚えておきましょう。

・自分のタイミングで電装品を動かしたい
・普段は電装品を動かしたくない

自分のタイミングで電装品を動かしたい

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カスタム好きの方ならわかると思いますが、常時点灯でなく『自分のタイミングで動かしたい』こういった考えの方は意外と多いのではないでしょうか?

例えば電装品によってはこのタイミングで動かすのが自分にとっては理想。など人によって様々な意見があると思います。

そんな時に役立つのが貼り付けプッシュスイッチ3223。

ON/OFFが任意で出来るので、自分の好きな
タイミングで電装品を動かしたい方におすすめです。

普段は電装品を動かしたくない

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また、普段は電装品を動かしたくないと
いう方にもおすすめです。

例えば外につけてるLEDなどは、昼間に点灯した所であまり目立たず効果は薄いですよね?

他にも普段は電気を使いすぎるから使い
分けて使用したいなどこんな時に便利な商品です。

ただしこんな場合には注意が必要

ただしこんな場合には注意が必要です。

・24V車には使えない
・使用可能電流に注意

24V車には使えない

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まず24V車には使えないという事。

貼り付けプッシュスイッチ3223は12V車専用
なので、使う場合には必ず12V車限定にしましょう。

もし仮に24V車に使うと、ヒューズが切れるのはもちろん。配線が燃える事にも繋がるのでおすすめはできません。

使用可能電流に注意

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もう一つは使用可能電流に注意する事。

使用可能電流は配線内に流せる電流の事で、
基準値内に収める事で本来は安全に使用できる。

車で使う場合は消費電力。A(アンペア)を使います。

ただし注意したいのは電装品の単位。例えば今回使う貼り付けプッシュスイッチ3223の使用可能電流は200mA以下。

単位が違うんだけど、これってどうすればいいの。

mAからAに直すことで使うことができるね。今回の200mAなら0.2Aということになるね。

つまり2Aを超えないように電装品と組み合わせれば大丈夫です。

※ちなみにA(アンペア)に直すやり方が知りたい方は【車の配線に流せる電流容量の限界と電流値(アンペア)を求める計算式】でまとめているので合わせて参考にしてみてください。

車の配線に流せる電流容量の限界と電流値(アンペア)を求める計算式
一般的に車の配線には流せる電流容量の限界が決まっています。○○までは流せる。○○以上は危険というように。当然限界を超えれば配線が燃えるなどのトラブルになる事もあるため、超えないように電流値(アンペア)を求める計算式を知っておく必要があります。

実際に配線を繋ぐとこんな感じに

流れは

赤色配線は電源につなげる
黒配線は電装品と繋げる
作動確認もしてみよう(スイッチOFF)
作動確認もしてみよう(スイッチON)

赤色配線は電源につなげる

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貼り付けプッシュスイッチ3223の配線は2色あり

・赤=電源のプラスへつなげる
・黒=電装品のプラスへつなげる

そのうちまず電源のプラスへ
配線を繋げていきましょう。

電源のプラスは赤なので赤色配線に繋げます。

電源は

・常時電源
・ACC電源
・イルミ電源

などが最適です。

もし電源についてよくわからない方は、【読んですぐ知識がつく”車の電源(常時・ACC・イルミ・IG・マイナス)と使える電装品”】でまとめている記事を参考にしてみてください。

読んですぐ知識がつく”車の電源(常時・ACC・イルミ・IG・マイナス)と使える電装品”
電装品のカスタムをするにあたって必要不可欠な車の電源。その電源にはいくつか種類(常時・ACC・イルミ・IG電源)があり、条件を満たさないと電気が流れないものもあります。そのため、まずは基本となる電源について知っておく必要があります。

黒配線は電装品と繋げる

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黒配線は上記でもいったように電装品。

電装品のプラスとつなげる事で
電装品に連動させることができます。

※今回は砲弾型のLEDを使用。

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といってもそのままでは固定ができないので、
繋げる場合は接続パーツを使いましょう。

無理に銅線を同士を巻き付けても外れる危険性があります。

そのため今回は【接続コネクター3328】を使います。

接続コネクター3328は細線(0.2)~太線(0.5)に対応できるパーツ。異なるサイズはもちろん細線同士にも役立ちます。

電装品のマイナスをボディアースする

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電装品のマイナスを繋げていきましょう。

マイナスを繋げる方法は

・マイナスの配線を探して繋げる
・ボディアースに直接落とす

マイナスの配線を探して繋げる場合は、オーディオ裏の数ある中から配線を見つけて繋げるやり方。

逆にボディアースに直接落とすやり方は、クワ型端子などを使い車体のアースに繋げてマイナスを確保する方法です。

詳しくは【車からマイナス(ボディアース)を取る2つの方法と探し方【初心者向け】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

作動確認をしてみよう

一通り配線のつなぎ方が理解できたら
作動確認もしてみましょう。

貼り付けプッシュスイッチは

・プッシュボタンを一度押すとスイッチがON
・もう一度押すとOFFとなります

【プッシュボタンを一度押すとスイッチがON】

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まずスイッチONの状態。

プッシュボタンを一度押すと電気が
流れるのでLEDが反応して点灯します。

【もう一度押すとOFFとなる】

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逆にもう一度押すとスイッチが戻され
るのでOFF状態になります。

まとめると

・プッシュボタンを一度押すとスイッチがON
・もう一度押すとOFF

問題なく繋ぐ事ができれば配線のつなぎ方~作動確認はこれでOKです。

スイッチの基本を理解してカスタムとして役立てよう!

以上、エーモン貼り付けプッシュスイッチの
基本性能と使い道を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

貼り付けプッシュスイッチについて
スイッチのON-OFFによって点灯・消灯ができるもの
おすすめの使い道
・自分のタイミングで電装品を動かしたい
・普段は電装品を動かしたくない
注意点
24V車には使えない
使用可能電流に注意

貼り付けプッシュスイッチは、使い方次第で便利なパーツなので、用途に合わせて使い分けてみましょう。

よくある質問Q&A

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Q.スイッチを取り付ける場合は穴あけ加工が必要ですか?

A.いいえ、付属の両面テープを使うことで簡単に固定ができます。


Q.似たようなスイッチでLED付きのものはありますか?

A.はい、貼り付けプッシュスイッチ3224があります。詳しくは【【エーモン】貼り付けプッシュスイッチ(3224)の基本性能と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。


Q.スイッチと組み合わせて複数電装品を光らせる事は出来ますか?

A.はい、別売りの電源分岐ターミナルを使うことで簡単に複数光らせることができます。詳しくは【貼り付けプッシュスイッチ(3223)×電装品(LED)複数分岐の配線つなぎ方】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

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