配線のはんだづけをしてみたいんだけど。どうやって繋げればいいの?注意点についても教えて欲しい。
以上のはんだづけについての疑問をお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅使う場合の注意点が知りたい
✅自分でも使いこなせるようになりたい
明確な手順がわからなければ作業は進まず、
無駄な時間だけが過ぎていきます。
手順がわからない=作業を適当にやると失敗する危険性も。
当記事では、車に乗る上で知っておきたい。配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの手順について解説していきます。
この記事で解説している事を実践できれば、手順を知るだけでなく自分でも簡単に作業ができるようになります。
手順を知る事は解決への第一歩です。まずはどんな方法で実践(作業)するのかを明確にした上で、交失敗しない注意点についても学んでみましょう。
まず、はんだづけって何?という方は以下記事を参考にしてみましょう。
はんだ付けの作業手順
それではさっそく、はんだ付けの作業手順に
ついて順を追ってみていきましょう。
はんだづけに必要なパーツを準備する
まず、はんだづけをする上で必要なパーツに
ついて見ていきます。
はんだごて
はんだごては、はんだや接合部分を
加熱するために使用する工具です。
はんだごて台
はんだごて台は、はんだごてを置いて
おくための台です。
直に置くと熱で溶けてしまうので、
防止する目的として設置します。
はんだ
はんだは、はんだ付けに利用される鉛と
スズを主成分とした合金です。
金属同士を接合したり、電子回路の電子部品をプリント基板に固定。もしくは配線を繋げる際に使用します。
はんだ吸い取り線
はんだ吸い取り線は、名前の通りはんだを
吸い取るためのもの。
間違った箇所に当ててはんだごてを押し
付けることで、簡単に除去できます。
配線コード
配線コードは、エーモンなどから出ている
追加の配線になります。
主にカスタムなどで配線が足らなくなった時に、追加としてはんだづけして使うことが多いです。
コテ台にはんだごてをセットする
準備が出来たらコテ台にはんだごてをセットしましょう。
この時、先端が汚れている場合には拭き取って綺麗にしておきましょう。
汚れぐらいなら別に大丈夫じゃないの?
少しくらいなら。と思うかもしれないけど、はんだのつきが悪くなるから必要事項なんだよね
そのため、手間ではありますが汚れは
ふき取っておきましょう。
また、はんだごて台に関して。
はんだごて台を使わない場合は、代用として下に
溶けない板などを敷いて上に電子基板を置くと安全です。
はんだごての電源を入れる
セットまでが終わったら、はんだごての
電源を入れていきましょう。
電源を入れてすぐは熱が入り切らないので、
3〜5分ほど待ちましょう。
配線にはんだを流し込む
はんだごてに熱が充分こもったら、
配線にはんだを流し込んでいきましょう。
先に配線に流し込む理由としては、はんだが不十分で接触不良になるのを防ぐためです。
事前に流すかどうかで行き渡る範囲が変わります。なので、必ず事前に流すことを心がまけましょう。
配線の銅線同士を合わせてはんだづけをする
最後は配線の銅線同士を合わせてはんだづけをする工程です。
上からはんだをとかして全体に馴染む
ように繋げていきます。
あとは乾くのを待って、引っ張った時に
ヒビや抜けないようなら完成です。
収縮チューブではんだ付けした箇所を覆う
はんだ付けで配線をつなげる事が出来たら、
最後に収縮チューブで覆っていきましょう。
適度な長さにカット⇒チューブに熱を与えて縮める⇒収縮チューブが抜けない事を確認。
収縮チューブの作業手順が知りたい場合は以下記事を参考にしてみましょう。
ここまでが一通りの工程となります。
初心者でも10分あればできます。
合わせて知っておきたいはんだづけ作業の注意点
最後になりますが、合わせて注意点についても知っておくと、今後の失敗するリスクを大きく減らせます。
注意点としては
・もの同士を直接はんだづけしない
・はんだが固まりきらないうちに動かさない
・細線と太線は繋げない
汚れたままのはんだごてを使わない
1つ目は汚れたままのはんだごてを使わない事です。
汚れた状態で使うと、
・はんだが溶けにくい
・ダマができやすくなる
いずれかの状態になります。
特にはんだが溶けにくい状態では、接触不良の原因になりかねないので必ず汚れは落としておきましょう。
もの同士を直接はんだづけしない
2つ目はもの同士を直接はんだづけしない事です。
直接はんだづけしてしまうと、はんだが行き渡らない部分が出るので、接触不良の原因になります。
例えば、今回使用した配線コードを例にすれば。
配線同士をくっつけた状態ではんだ付けをすることですね。
一見すると全体ではんだづけされているように見えますが…
実際は見えない箇所で繋がっていないことが多いです。
その結果として接触不良となります。
なので、失敗のリスクを防ぐためにも事前に
ハンダを流しこんでおく事がおすすめです。
はんだが固まりきらないうちに動かさない
3つ目ははんだが固まりきらないうちに動かさない事です。
固まりきらないうちに動かしてしまうと、
・はんだ部分が取れる
いずれかの状態になります。
イメージとしては接着剤と同じですね。
接着剤と言えば物同士をくっつけるのが役割。
ですが、完全に乾かなければくっつかないので、接着してすぐに動かせば剥がれてしまいます。
逆に、時間をおけば乾いて取れなくなる。
はんだもイメージとしては同じです。
熱で溶けたはんだは1度は溶けるものの、時間を置けば徐々に固まっていく性質があります。
なので、固まりきらないうちは動かさず
時間を置くように心がけましょう。
細線と太線は繋げない
4つ目は細線と太線は繋げないことです。
つなげようと思えば繋げないことはないですが、
電気の流れの関係で繋ぐ事は危険です。
細線と太線は耐えられる電気の量が違う。
と言う事は、想定以上の電気が流れた際に細い方が耐えられなくなり配線が燃える危険性があります。
そのため、安全に車に使うなら
・太線は太線同士
でつなげることが大切です。
このように注意点にも目を通した上で、
はんだ付けの作業をしてみましょう。
はんだ付けの方法を理解してカスタムに役立てよう!
以上、配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの
方法と注意点を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
はんだごての電源を入れる
配線にはんだを流し込む
配線の銅線同士を合わせてはんだづけをする
・もの同士を直接はんだづけしない
・はんだが固まりきらないうちに動かさない
はんだづけ=使い方がわからず、
初心者にとって難しいかもしれません。
しかし、正しい手順と方法を知ることで
DIYでも簡単にはんだづけをする事ができます。
ですので、今回知ったことを参考に今後の
カスタムに役立ててみましょう!