アタッチメントを使用した車の水温計センサー&メーター取り付け作業のやり方

追加メーター
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水温計センサーの取り付けをしてみたいけどやり方がいまいち分からない。取り付けって自分でもできるのかな。

このような悩みはありませんか?

これから取り付けるぞ!』と思っても、位置や手順が分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。

結論、自分で作業をする際には以下のポイントを押さえておくことが大切です。

・センサー取り付けの位置を把握する
・作業の手順を事前に覚えておく

上記の条件を満たしていれば、だれでも簡単に『水温センサーの取り付け』ができます

本記事では、そんな水温センサーの取り付けをアタッチメントを元に6つの手順からまとめました。

水温センサー=事前にやり方を覚えておく事で、お店に依頼する時間や出費を抑える事が出来るので参考にしてみてください。

この記事はこんな人におすすめ
✅センサー取り付けにアタッチメントが必要な理由が知りたい
✅取り付けまでの流れが知りたい
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水温計センサーは冷却水温度を検知するセンサー

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水温センサーとは、ラジエーター内の冷却水(クーラント液)の温度を検知するセンサー

水温センサーから検知された電気をメーター側に伝える⇒伝えられたメーターは、針の動きによって現在の冷却水温度を表示という流れです。

温度を検知できる理由としては、内蔵されて
いるサーミスタが関係してきます。

サーミスタって何?

温度の変化によって電気抵抗が変化する電子部品だね。

内蔵されたサーミスタの抵抗値を電圧に変換→冷却水温を検出という流れです。

わかりやすく言えば、体温計をイメージ
するとわかりやすいでしょう。

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体温計と言えば脇などに挟んで体の体温を測る物。内部先端にサーミスタが内蔵されており、サーミスタ部分が体に触れることで温度を測定できる訳です。

水温センサーも構造としては同じ。センサーが冷却水に触れることで温度を検知して、メーター側に伝わり温度を表示という流れ。

温度を表示するのはあくまでメーター。検知自体はセンサーで行うという訳です。

冷却水温度が分かれば、

・オーバーヒート
・オーバークール

2つの防止になるのでおすすめ。

オーバーヒート水温が想定以上に高くなる症状のこと。放置するとエンジンを壊すことになる。

※詳しい原因や対処については、【車がオーバーヒートしやすい原因3つと解決策”防ぐ為の対策を解説”】でまとめているので参考にしてみてください。

オーバークール水温が想定以上に低くなる症状のこと。放置すると運転に支障をきたす。

※詳しい原因や対処については、【【知らないと危険】オーバークールになる3つの原因と取るべき対処方法】でまとめているので参考にしてみてください。

水温センサーの取り付けに関して

続いて水温センサーの取り付けに関してです。

初めて作業する人にとって、

水温センサーってどこに取り付ければいいのだろう。

と疑問に思う方が多いことでしょう。そんな方に取り付け箇所を紹介します。

基本的にはラジエーターから近いアッパーホース側に

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基本的にはラジエーターから近い
アッパーホース側に装着します。

アッパーホースは上から見た時に見えるホース。

ラジエーターとつながっているので目視でもわかりやすいです。

ロアホース側にも付けられない事もないが…

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ロアホース側にも付けられない事は
ありませんがおすすめとは言えません。

どうしてロアホース側だとダメなの?

適正な温度を測定する事ができないからだね。

どうしてロアホース側では適正な温度を測定
できないのかって事ですが…

答えは簡単で、ロアホース側から取ってしまうと
冷やされた状態の温度になる為です。

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仮にロアホースからとれば当然冷やされた温度。つまりは、正常値(現在の温度)よりも低い温度を検知することになります。

逆に、アッパー側であればラジエーターから出てすぐの冷却水なため、現在進行形の温度を見れる

結果としておすすめの箇所はアッパーホース側。

ロアホース側は取れないことはないが、適正な温度は取れないと言う事になります。

水温計センサーをホースに取り付ける場合

ここからは、水温計センサーをホースに
取り付ける場合について解説します。

センサーアタッチメントを別途で用意する必要がある
取り付ける場合はホースの間に差し込む

センサーアタッチメントを別途で用意する必要がある

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まず水温センサーを取り付けると言っても、
そのままではホースに取り付けできません。

センサーアタッチメントという専用の
パーツを準備する必要があります

センサーアタッチメントはセンサーを取り付けるための専用パーツ。中間の穴と中が繋がっているので、中間にセンサーを差し込むことで温度検知ができる。

その際に、センサーアタッチメントは車種ごとにサイズが変るので使う場合にはサイズを把握しつつ選ぶ必要があります。

・26φ(PT1/8)
・28φ(PT1/8)
・30φ(PT1/8)
・32φ(PT1/8)
・34φ(PT1/8)
・36φ(PT1/8)
・38φ(PT1/8)

アタッチメントについては、【【センサー取り付けに必須】水温計センサーアタッチメントのおすすめ4選】でおすすめをまとめているので一緒に参考にしてみてください。

取り付ける場合はホースの間に差し込む

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取り付ける場合はホースの間に差し込みます。

ホースとの間にアタッチメントを差し込むことで、
全体に冷却水がいきわたるのでセンサーが触れて検知できる。

電気信号をメーター側に送り、メーターの針が現在の水温を表示となります。

実際に水温センサーを取りつけてみよう

ここでは実際の水温センサーを取りつける流れをお伝えします。

作業難易度★★★☆☆
作業時間の目安10分程度(エア抜きまでやる場合は+15分)
必要なもの&あると便利なパーツ水温計&センサー
シールテープ
水温センサーアタッチメント
ホースクランププライヤー
冷却水
クーラントチャージャーキット

※ほかにも知りたい方は【おすすめの補助パーツ11選″水温計を付けるなら揃えておきたい便利な商品を厳選″】でまとめているので参考にしてみてください。

シールテープを巻く

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まず初めに、画像のようにシールテープを
巻いていきましょう。

シールテープを巻く理由は、圧がかかった時の
冷却水漏れを防ぐためです。

アタッチメントにセンサーを取り付ける

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シールテープを巻くことができたら、
水温アタッチメントに取り付けていきます。

時計回りに回すことで締め付けることができる。締め付ける場合は、モンキーレンチなどがあると作業がしやすいです。

センサーの締め付けが弱いと冷却水が
漏れやすくなるのでしっかり締め付けましょう。

ホースに割り込ませる

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アタッチメントにセンサーを組み込む事ができたら、ラジエーターホースを取り外し間に割り込ませていきます。

割り込ませ方ですが、

①両側をはさみなどで切る
②アタッチメントに挟み込む

車体にホースを取り付ける

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アッパーホース側にアタッチメントを組み
込む事ができたらホースを取り付けていきます。

漏れないように取り付けができたら最後にバンドで固定。

実際に取り付けるとこのようになります。

メーター側の電源配線を繋げる

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センサーを取り付ける事ができたら、車内に配線を引きこみメーターに電源と一緒に繋げます。

電源配線はそれぞれ赤、白、オレンジ、黒があります。

・赤はバッテリーのプラスまたは常時電源
・白はACC/イグニッション電源
・オレンジはイルミ電源
・黒は車体のアースにつなげます。

最後に冷却水の補充⇒エア抜きをして完了

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全ての取り付けが終わったら抜けた
分の冷却水の補充⇒エア抜きをして作業は完了。

エア抜きは大事な作業なので忘れずに。

※エア抜きのやり方は【【自宅で出来る】冷却水の補充(交換)後にやるエア抜きの方法と手順】でまとめているので参考にしてみてください。

【自宅で出来る】冷却水の補充(交換)後にやるエア抜きの方法と手順
冷却水を交換する場合、補充や抜いた後に入れ替えて終わりという訳ではありません。その際にエア抜きと呼ばれる作業が必要になるため覚えておく必要があります。この記事では、エア抜きの方法と手順を順を追ってまとめています。

取り付け後に最後の確認をしよう

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作動確認については以下の通りです。

・センサーの電源の確認
・水温の確認

センサーの電源の確認

電源が入るか点滅しないかの確認。

もし

エンジン始動時に点滅する場合は、センサー本体の故障かセンサーの接触不良。電源が入らない場合には配線の取り回しが間違っている可能性がある。

もし失敗を抑えたい場合には、センサーを新しいものを選んだ上で正しく取り付けましょう。

水温の確認

2つ目は水温の針の動きの確認。

温度の上昇とともに針が動けば正常です。

また、エア抜きの後に水温の数値が
正常であるかも確認しましょう。

針が85~90℃の間を指せば平常
常時100℃以上行く場合は異常のため危険

試走行をしばらくして異常がなければ
取り付けは完了になります。

記事のまとめ

以上、アタッチメントを使用した水温計センサーの取り付け方法を解説しました。

この記事のおさらい。

水温計=取り付けに慣れていない方にとっては、作業手順わからず初心者にとっては難しいかもしれません。

しかし、今回のように正しい知識を身に着ける
事で今後のカスタムをする際に役立つ情報が身につきます。

特に水温計は温度管理をする場合に役立つので、熱対策の補助として役立てたい方にお勧め。

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