ヒューズは保護だけじゃないって聞くけど。ボックスのヒューズから電源が取れるって本当?どうすれば電源が取れるの?
以上のような疑問にお答えします。
まず、この記事を書いた自分は
✅ヒューズから電源を取るパーツについて
✅使用方法
✅使う場合の注意点
✅おすすめの活用法
当記事では、ヒューズ電源を使う上で知っておきたい。基礎知識や正しい使い方について解説しています。
この記事で解説している事を実践できれば、読んだその日からでもヒューズ電源の知識が身につき、何故電源が取れるのかを理解する事ができます。
また、記事の後半では注意点やおすすめの活用法も合わせて解説しています。
パーツ詳細を知る事は解決への第一歩です。
まずはどんなパーツなのかを明確にした上で、仕組みや活用法を学んでみましょう。
ヒューズから電源を取るパーツはヒューズ電源
まずタイトルにある【ヒューズから電源を
取るパーツ】について。
結論を言えば、ヒューズ電源を使用する事です。
ヒューズ電源って何?
ヒューズと差し替えるだけで電源確保ができるパーツだね。
通常のヒューズと同じように、
10A・15A・20Aの3つがあります。
いずれかのヒューズに差し込む事で簡単に
電源をとりだす事ができます。
ちなみに色の違いとしては
・15A=イルミ電源
・20A=常時電源
A(アンペア)ごとに色分けされています。
使用可能なヒューズ電源の種類について
またヒューズには種類があり、
・ミニ平型
・低背
3つに分けられます。
平型ヒューズ電源
1つ目は平形ヒューズ電源です。
平形ヒューズは旧車と呼ばれる車によく
使われていたタイプのヒューズです。
ヒューズの中で一番大きいのが特徴。
他にも輸入車に多く使われているもので、
ヒューズの小型化と共にほとんど使われなくなりました。
ミニ平型ヒューズ電源
平型端子が少しコンパクトになった
タイプのヒューズですね。
平型端子を使用している車より新しめの
年式の車に使われています。
低背ヒューズ電源
『平型』『ミニ平型』ときて一番新しいヒューズです。
新しめの車では一番多く使用されている
タイプのヒューズですね。
このように使用可能なヒューズには
上記3つがあります。
ヒューズ電源については、以下でまとめているから使う際の参考にしてみてね。
使用方法について
続いて使用方法についてですが、至って簡単なので難しく考える必要はありません!
純正のヒューズと差し替えるだけ!
画像のように純正のヒューズと差し替える
だけで電源の確保は完了です。
後は電装品と繋ぎ点灯チェックをして
問題がなければ大丈夫です!
電源を探したり、配線を分岐して作ったりといった手間のかかる作業がいらないので簡単ですね。
この方法は
・配線のショートが怖く触れない
という方にはおすすめですね。
ヒューズ電源を使った使用例
ヒューズ電源を使った使用例で言えば
画像のようなものですね。
たとえばETCを使った例を見てみましょう。
ETCを取り付けようと思った時に、本来なら電源を探して配線をそれぞれ作って…など色々必要になるかと思います。
ですが、ヒューズ電源を使用すれば画像のように簡単に取りつけができる訳ですね!
この場合なら、
・ヒューズ電源(10A)ACC電源用
2つがあれば取り付けはできますね。
他にも電装品を取り付けようと思った時に、
同じように使用すれば簡単に電源の確保が出来ます!
ヒューズ電源を使用する際の注意点!
ただし、ヒューズ電源はこのように便利に使用する事ができますが、使用するにあたって注意点があるので最後にいくつかご紹介します。
注意点1.形状に注意
1つ目は形状に注意する事です。
ヒューズ電源には『平型』『ミニ平型』
『低背』と3つの種類のがあります。
車によって形状が異なり、車に合ったものでないと差し込む事が出来ません!
・最近の車では『ミニ平型』『低背』の場合が多いです。
『自分の車はどの形状のヒューズを使っているのだろう?』という方は一度取り外し確認するといいでしょう!
注意点2.アンペア(A)数に注意
2つ目はアンペア数に注意する事です。
アンペア数はヒューズに表記されている数字です。
『最大でこのくらいなら耐えられますよ』
という意味が込められています。
そのため、同じ数字のヒューズがないからと数字以上のヒューズを差し込むとヒューズが飛んでしまいます。
突然ヒューズが切れるのは②つの原因が関係している?対処方法や防止策は? ≫
また、実際に使えるA数もその数値の半分なので、許容量を超える電装品の取り付けも危険です。
注意点3.ヒューズの向きに注意
3つ目はヒューズの向きに注意する事です。
交換するタイプのヒューズなら向きは気にする必要はありませんが…
ヒューズ電源にはヒューズに配線が付いているために配線がある方を電源側つまり電気が流れる側に合わせる必要があります。
合わせた場合と違う場合でどう変わるのか?
以下で見てみましょう。
逆につけるとヒューズが切れる?
率直に言えばヒューズが切れやすくなります…
その理由は電気の流れる量が増えるからです。
ヒューズは本来電源側と電装品側に分かれています。ヒューズだけならどちらも流れる電気が均等になっているので、向きを気にせず取り付けても問題がないのですが…
ヒューズ電源はあくまでも使えるアンペア数が半分なので、電源側に取りつけないとそのままの電気が流れてしまいます。
電気が流れると許容量を超えてヒューズが切れるといった結果になります。
正しい向きでつけた場合
逆に電源側に取りつければ、流れる電流はそのままなので切れる心配はなくなります。
ですので、差し込む場合には向きに注意しましょう。
電源側の向きがわからない方は検電テスターがおすすめです。
電気を感知できるので、簡単に向きがわかります。
検電テスターの使い方がわからない方は、次の記事を参考にしてみましょう。
【正しく使えばショートしない】検電テスターの安全な使い方と注意点 ≫
ヒューズ電源と組み合わせたおすすめの活用法
種類についてはなんとなくわかったんだけど、電装品と組み合わせた使い方なんかでおすすめの方法ってないかな?
使い方次第になるけど、いくつかあるからその中で今回は2つほど紹介するね。
ETCやドライブレコーダーの電源確保に
1つ目はETCやドライブレコーダーの電源確保に活用する事です。
ETCやドライブレコーダーと言えば、
・ACC電源
などいくつかの電源をつないで作動させるもの。
慣れてくれば電源確保もそこまで難しくありませんが、初心者から始めた場合に電源がわからないとまず電源を取る事すらできません。
そんな時に役立つのがヒューズ電源です。
同じ数値とサイズのあったヒューズ電源と差し替えるだけで簡単に電源確保ができます!
プラスマイナス分岐ターミナルとの組み合わせ
もう一つはプラスマイナス分岐ターミナルとの組み合わせです。
プラスマイナス分岐ターミナルは、1つの電源から電源を複数分岐(最大4つ)できるパーツ。
ヒューズ電源は差し替えるだけで電源が取れるパーツ。
ヒューズ電源+プラスマイナス分岐ターミナルを組み合わせれば、ヒューズ電源で取った電源を4つまで使える事になります。
たとえばACC電源を取った場合。
大元はACC電源1つですが、そこから電気が分散されて最大で4箇所ACC電源を取る事ができます。
もちろん他の電源でも同じように取れば分散して取れるようになります。
使い方の例として知りたい方は次の記事を参考にしてみましょう。
【実例】プラス・マイナス分岐ターミナル2831を使ったLEDの光らせ方 ≫
このように使い方次第でカスタムの幅が広がるので、自分に合った方法で組み合わせて使いこなしてみましょう。
記事のまとめ
以上、ヒューズから電源確保ができる方法について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
ミニ平型ヒューズ電源
低背ヒューズ電源
注意点2.アンペア(A)数に注意
注意点3.ヒューズの向きに注意
記事を読んでいただくとわかる通り、ヒューズ電源は純正のヒューズと差し替える事で簡単に電源を取る事ができる電装部品になります。
・部品を取り付けるたびにオーディオを取り外して電源を…
という悩みを持つ方にはありがたい部品と言えます!
取り付け自体も1分かからずにできるので、是非電装品の取り付けと一緒に活用してみてください!
なお、当サイトでは実際の取り付け方法も解説しているので合わせて参考にしてみてください。
【簡単1分】エーモンヒューズ電源を使ってボックスから電源を取る方法 ≫